高圧変圧器の二次側は低圧遮断機の一次側に接続され、低圧遮断機の二次側から低圧配電盤へ接続されます。
ショートさせた場合とは、どのような状況を想定しているのですか?
(1)ケーブルを手で持って、ケーブルの両端を低圧遮断機の一次側の二つの端子に強く接触させる。
(2)作業中に、誤って低圧遮断機の端子の上にペンチなどの工具を落とし、短絡させてしまった。
(1)の場合、音も光も出ることは確かですが、高圧受電設備の主変圧器の二次側をショートさせたことがないのでどれほど大きい音か、どれほど強い光かわかりません。ケーブルを接触させ続ければ短時間で高圧側の遮断機が作動すると思いますが、ケーブルが発熱して持っていられなくなると思います。そこで手を離せば、アークを発し、(2)と同様の状態に移ります。
(2)の場合、工具を落とした場合は強く押し付けた時と違い、接触抵抗が大きいのですぐに高圧側の遮断機が作動するほど大電流が流れません。接触部分からアークを発し、アークの熱で接触部の金属が溶け出し、周辺のケーブルが燃えます。落とした工具を払い落としても、電極間がアークでつながり、電流を遮断することができません。その状態が長く続けば火災になります。作業員が逃げ遅れると広範囲に火傷を負います。
音は、ビシとかバシとかパンとか、大きい音ですが、雷鳴のような大音響ではありません。
自分自身が火傷を負ったわけではありませんが、私が若いころ見聞きしたことに基づく回答です。
お礼
場面分けで説明して頂いた点でベストアンサーとさせて頂きました。ありがとうございました。