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性差
性差を認めるって具体的にどういう意味ですか? 個人差はどう絡んできますか また、「この職種に男性は少ないから男性は向かない」と言うのは差別的ですか?性差を認めた発言ですか?
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いろいろな場面で「性差」は問題になりますので、質問者さんがどんな場面での性差を問題にしていらっしゃるのか分かりませんが、 例えば、私としては病気の種類や病気になる頻度は女性の方が多く、種類は少なくても生死に直結するような病気は男性の方が多いように感じています。 これが本当だとすると、保険は、女性用の場合はいろんな病気に対して何度でも保険金が出るように組み、男性の場合は適応種類や利用回数に制限を付けてでも、重症用に高額な保険金が出るようにするのが良いと考えられます。 また、最近「性差」と言う言葉を見たのは、サービスエリアなどの「女性用のトイレの数を男性用の倍くらいにしろ」という意見の中でした。 女性は、小用でもパンストなどを下げて一々尻を出さなければならないのだし、生理の始末もあるなどなど、とにかく時間がかかるんだから、男と同じ数のトイレでは足りない。同じ数にするのは「不平等だ」、2倍にしろ、という主張でした。 このように、性に必然的に伴う違いが性差です。性差を認めるとは、そのような違いに応じて、合理的な対応をする、ということです。 個人差は絡みません。 例えば、生理の期間、女性だけに休みを与えることは「性差を認めた」ことになりますが、「生理痛が酷い女性は休みを増やす」というのは、性差ではありません。個人差です。 念のために付記すれば、個人差は認めてはならない、ということではありません。 > 「この職種に男性は少ないから男性は向かない」 「その仕事をしている男性の数が少ない」のは「男性に向かない」ことの理由にはなりません。 「男性に向かない」から「その仕事をしている男性の数が少ない」のかもしれません。 理由と結論をひっくり返せます。言っていることが論理的でない証拠です。 理由にもならないことを、さも合理的な理由であるかのように言って、男性がこの職業に就くことを止めさせようとしている発言と思われます。 要するにこの発言は、「"男"のオマエは、この職種についてはならない」という意味なダケなので、「性差別となる」と考えます。 発言者本人は、「性差を認めた」つもりでしょうが、間違いです。
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>性差を認めるって具体的にどういう意味ですか? 雌雄の性別で差異がある、という意味です。 たとえば大人になるとクジャクのオスは華やかな色の長い尾羽を持ちますが、メスは持ちません。大人になるとライオンのオスはたてがみを蓄えますが、メスにはありません。 (ただしごく限られた一部の地域のライオンはメスでもオスのようなたてがみをもち、オスのようにふるまうとのこと。) 動物は種によって生存戦略が違います。 さらに、同じ種でも性別によって進化の過程で多少異なる生存戦略・最適な繁殖戦略が異なると、雌雄で違う特徴を持つことがあります。 これが性差です。 クジャクのオスの華やかな尾羽やライオンのオスのたてがみはわかりやすい見た目での違いですが、雌雄では行動といった性格特性にも性差があります。 たとえば哺乳類のオスはメスに比べ、攻撃性が強く高い社会的地位を求める性向が高く社会性が低め、といった共通の特性があります。 こうした性差は単純に生存や生殖のみに関わる場面だけでなく、たとえば人間でいうと、 女性のほうがとある病気にかかりやすい、男性のほうがある病気にかかりやすい、というふうに現れることもあります。 このような場合は統計上で他の要因を取り除いて比較条件をそろえても性別によって有意な差が生まれているようだ、となったときに性差と認識されます。 たとえば世界的に生まれてからの寿命では女性のほうが長めですが、受精卵の段階から男性のほうが死にやすいことがわかっています。これも性差です。 個人差とは、全体と個々の違いです。 たとえば人間の場合、どの人種でも男性は女性に比べて10%前後身長が高いです。(これは体が大きいほうが闘争に有利なためと考えられています。) でも、個々人で比べると、とある男性AさんやBさん、Cさんよりも身長が高い女性Dさん、Eさん、Fさんもいます。 健康体だけれども、男性の平均身長よりも高い女性もいますし、女性の平均身長よりも低い男性もいるわけです。 ただ、平均という全体の傾向では男性のほうが背が高い人が多いです。 >、「この職種に男性は少ないから男性は向かない」と言うのは差別的ですか?性差を認めた発言ですか? 性差を認めた発言にはなりえません。また論理的に正しくありません。 「ある職種に男性が少ない」ことが、男性に顕著な特性にとって不向きであることを反映しているとは限りません。 男性が好む条件が整っていない(たとえば低賃金で社会的栄誉に乏しい)からその職業に男性が少ないとしても、男性が特に不向きだとは限りません。 また職種によって性別で向き不向きが分かれるとしても、男女両性いたほうが全体のパフォーマンスは上がる場合もあります。すべての職種でそうだとは言いませんが、人の適性とはそういうものです。人間は個人ではなく、群れで生きる生き物ですからそういう場合もあります。 人はその職種という限られた輪の中だけで生きているわけではなく、たいていの場合その先に人間社会が広がっています。 多様な視点が重要なのはそのためです。
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