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夏着尺の意味を教えてください
三越の反物の広告で、夏着尺という言葉がありました。 夏着物用の反物であるのは分かりますが、ほかに違いはありますか? 読み方も、教えてください。 よろしくお願いします。
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生地の柄や素材(糸)ではなくて、寸法が違うのだと思います。 昔から、「着尺」とか、「羽尺」というのがあります。 着尺は「きじゃく」と読み、確認したところでは、長さは1反(約11.4メートル)、幅9寸5分(約36センチメートル)だそうです(広辞苑)。 長さが1反の生地なので、「反物」ですね。大人の着物が1着作れます。 羽尺は「はじゃく」と読み、ふつうは長さ2丈4尺(約9.1メートル)のものだそうです(広辞苑)。巾は反物と同じ? 羽尺の生地で着物は作れません。羽織用です。 「夏着尺」は広辞苑には載っていませんでしたが、おそらく読み方は「なつぎ・じゃく」であろうと思います。あるいは「なつぎ・しゃく」と、濁らないか。 載っていないので寸法もわかりませんが、着尺の寸法と羽尺の寸法の中間くらいではないかと思います。 夏の浴衣などであれば、足下は、くるぶしの上あたりまで隠れれば十分でしょうし、腕も肘の先あたりまで隠れていればいいので、通常の着尺より短い反物であると思われます(1反ないので、正確には「反物」ではない?)。 現代は反物と言ってもパッとは寸法が分かりません。いわんや夏着尺においておや、ですので、おそらく広告に寸法が書かれていると思います。探してみてください。
お礼
早速の返信をありがとうございます。 細かく調べてくださり、恐れ入ります。 投稿前に自分でも調べてみたのですが、夏着尺という言葉はありませんでした。三越独特の商品なのかもしれない、という気がしています。 寸法までは、広告の記載がなかったのですが… ありがとうございました!