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まず、❷と❹を見てください。 おもりの配置が似ています。 違う点は、 ❷の場合、Dが左にあって、Bが右、 ❹の場合、Bが左にあって、Dが右にあるということです。 問題文によると、A~Eのおもりは、それぞれ重さが違うことになっているので(この条件を「前提a」と名付けます)、かりに❷の天秤が正常で、釣り合っていたとしても、BとDを逆においた❹では、釣り合わなくなるはずですよね。それなのに釣り合ってしまっています。 逆に❹の天秤が正常で、釣り合っていたとしても、同様に❷では釣り合わなくなるはずです。 ということは、❷と❹のどちらかが壊れた天秤だということが分かります。 (余談ですが、画像上部の「問題解説」のところを読むと、❷と❸のどちらかが壊れているそうなので、この時点で壊れているのは❷であることが確定します。しかし、「問題解説」に頼らなくても、以下のように解くことができます) では、正常な天秤であることが確定した、❶と❸から分かることを挙げていきましょう。 ❶、❸より、それぞれ B=A+C…(1) A+B=C+D…(2) となります。 (1)より、 A=B-C…(3) これを(2)に代入して、 (B-C)+B=C+D ⇔2B-C=C+D ⇔D=2B-2C…(4) これらの情報をもとに❷の天秤を見てみましょう。 かりに❷が正常であるとすると、 C+D=B+E…(5) が成り立つことになります。 (5)に(4)を代入して、 C+(2B-2C)=B+E ⇔2B-C=B+E ⇔E=B-C…(6) (3)、(6)より、A=Eとなりますが、同じ重さのおもりはないはずです(前提a)。 したがって、先ほどの「かりに❷が正常であるとする」という仮定がおかしかったことになります。 ゆえに、壊れた天秤は❷だということがわかりました。 あとは、正常であることが確定した❹の情報を使いながら、それぞれのおもりの重さを出します。 ❹より、 B+C=D+E この式に(4)を代入して、 B+C=(2B-2C)+E ⇔3C=B+E この式が成り立つようなC、B、Eの値を考えます。 (i)C=1のとき 左辺=3 前提aより、B+Eの最小値は 2+3=5 となってしまい、どう頑張っても3にはなりません。 したがって、C=1は成立しないということが分かります。 (ii)C=2のとき 左辺=6 前提aより、右辺の和が6になるためには、{1,5}、{2,4}のどちらかの組み合わせしかありません。 また、C=2なので、前提aより「2」が重複する{2,4}の組み合わせは不適です。 さらに、(3)より、B>Cです。 そのため、ありうるとすれば、(B,E)=(5,1)の場合だけです。 しかし、この場合、(4)よりD=6となってしまうので、やっぱりだめです。 よって、C=2も成立しないことが分かりました。 (iii)C=3のとき 左辺=9 右辺が9になる組み合わせは{4,5}のみです。 (B,E)=(4,5)の場合、(B,C,E)=(4,3,5)の値を(3)、(4)にそれぞれ代入すると、A=1、D=2になります。 とくに矛盾するところはないようです。 今度は(B,E)=(5,4)の場合、同じように(B,C,E)=(5,3,4)の値を(3)、(4)にそれぞれ代入すると、A=2、D=4になります。 DとEの値が「4」で重複してしまうため、こちらは前提aに反しています。 よって、(A,B,C,D,E)=(1,4,3,2,5)であれば成立することが分かりました。 (iv)C=4のとき 左辺=12 前提aより、B+Eの最大値は 3+5=8 にしかならず、どう頑張っても12にはなりません。 よって、C=4は成立しません。 (v)C=5のとき 左辺=15 こちらも同様にB+Eの最大値は 3+4=7 にしかなりません。 よって、C=5も成立しません。 以上から、 壊れた天秤は❷。 おもりの重さは、それぞれ、 A:1グラム B:4グラム C:3グラム D:2グラム E:5グラム と分かります。
お礼
お礼遅くなりました。助かりました。ありがとうございました。