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もし共産党が政権与党になれば、朝日新聞の論調は?
愚問ですみません。 あり得ない話だとお叱りを受けそうですが、もし日本共産党が単独で政権与党になれば、その後の朝日新聞の論調はどうなるでしょうか? 常々、朝日の論調は反米・反自民に偏向していて、左傾化しているとの批判を聞きますが、仮に事実ならば、共産党政権になれば 「すばらしい、日本はこの世にうらやむ物は何もない、地上の楽園になった」 と絶賛する新聞社になるでしょうか? つまり、従来からの野党的立場から、与党支持に変わるでしょうか? 対米外交、防衛、教育問題などで両者の主張に類似性が感じられる面もありますので、あながち、そんな馬鹿な、と一笑に付す事ができないのでは? と感じるのですが ・・・
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お礼
ご回答、感謝します。 この新聞社は、ご質問にありますように、中国が原理共産主義に邁進した文革時代に、各新聞社が国外追放になる中で唯一、北京事務所開設を許可された事実があります。 その理由は、年配の方ならご記憶と思いますが、毛沢東との権力闘争に敗北した林彪が、ソビエトへ脱出する際に乗った航空機がモンゴルとの国境付近に墜落した事件がありました。 世界中のメディアは 「毛沢東の指令を受けた人民解放軍の戦闘機による撃墜」 と評論したのに、何と朝日だけは 「機器不良による単独墜落事故」 と、北京政府の意向に沿った主張をした事が、中国側のお褒めにあずかったのが大きな理由だとされています。 それに、昭和30年代にピークを迎えた在日朝鮮人の北朝鮮帰還事業でも、同社の入江徳郎記者が現地取材に北朝鮮へ派遣され、そのレポートが大々的に報道されました。 本国へ帰還した人たちが、どれだけ現地で優遇されているか具体例を挙げ、この帰還事業を絶賛する内容でした。 しかし、本国へ帰還した在日朝鮮人たちの悲惨な実態は、最近になって脱北者たちの証言で徐々に明らかになりましたね。 この新聞社がアピールした現地報告の虚偽性が証明された、との説もあります。 また、中には朝日の報道を信じて本国帰還を決意した人もいると思われますね。 記憶が定かではありませんが、読売新聞はこの帰還事業に批判まではいかなくても、少なくとも絶賛する事はなかったと思います。 なお、この入江氏はその後、天声人語の担当や、田英夫氏の後継として、朝日系のTVニュースのキャスターに抜擢されるなど、朝日の花形記者として活躍されました。 まだ、たくさんあると思いますが、この辺がこの新聞社が左傾化していると批判される所以かな、と感じております。 また、自国の政策を批判するのがメディアの役目、という本質論とは少し異なる性格をもった新聞社と見受けられます。 実際には不可能でしょうが、質問にあげましたように、日本共産党が政権与党になった場合に、朝日の論評が変化するかしないか、見てみたいものです。