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チップス先生さようならを読んで
「チップス先生さようなら」を読んでチップス先生についてどう思いますか? 「チップス先生さようなら」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%89
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ithiさん、こんにちは。 何せ40年ほど前に読みましたので、記憶は薄れていますが、ヒルトンの他作の主人公同様 『わかりやすい』 性格的に険のあったキャラが、愛らしい女性を得て変化する。映画ではピーター・オトゥールが好演してましたね。 ところで、ヒルトンは今読まれているのでしょうか。数年前に復刊なった「失われた地平線」がAMAZONの英米文学3800位台は健闘ですが、「チップス」は6800位台、「私たちは孤独ではない」「ランダム・ハーヴェスト」「学校の殺人」は絶版・・・。夢中になって読んだ時代は遥か、古き善き時代の作品と化してしまったのかも。
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- WhatisLOVE
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ドラマ版しか観ていませんが、いい先生だったと感じました。比較的に生徒にも好かれていたような。 純文学的作品なので、ある普通の教師という感じです。 金八先生みたいという感じではないです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 実はこの小説と知り合ったのは30年前です。英語の授業か何かだったと思います。その後10年くらいたって、この本が偶然見つけたので購入しました。また、その後正月映画なんかで見ているうちに故時代のことが理解できました。大英帝国が繁栄を迎えながら、もう一つの帝国つまりドイツ帝国が成立した19世紀の後半に差し掛かったころから、20世紀中ごろまで、一人の老教師の目から変わりつつあるイギリスの変遷を第一次大戦をまたぎながら、淡々とつづっているように見えます。彼にとって驚きだったのは結婚していたことです。でも、彼の友人のドイツ語教師(敵方)や卒業生たちが戦死したりすると、彼はその発表を朝礼で行うようになります。 実はこれで独英関係を考えるようになりました。双方とも重工業関係がとても盛んになり、特にドイツではイギリスよりも安く、鉄鋼やアルミニュウムができるようになりました。これが、第一次世界大戦の遠因の一つではないかとも考えています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 実はこの小説と知り合ったのは30年前です。英語の授業か何かだったと思います。その後10年くらいたって、この本が偶然見つけたので購入しました。また、その後正月映画なんかで見ているうちに故時代のことが理解できました。大英帝国が繁栄を迎えながら、もう一つの帝国つまりドイツ帝国が成立した19世紀の後半に差し掛かったころから、20世紀中ごろまで、一人の老教師の目から変わりつつあるイギリスの変遷を第一次大戦をまたぎながら、淡々とつづっているように見えます。彼にとって驚きだったのは結婚していたことです。でも、彼の友人のドイツ語教師(敵方)や卒業生たちが戦死したりすると、彼はその発表を朝礼で行うようになります。 私はこんな先生が今現代にいたら、どうなるのだろうと考えながら、彼にとっては時代がよかったんだなあと思いました。映画で見ると、彼女と知り合って、そうかこんなにウイットに富んだ先生だったんだなあと思いましたけど、小説ではあんなに強調されるところなんてないように思いました。ヒルトンは残念ながら、今作しか読んでいません。しかし、私から見ても、この作品位古き良きイギリスを理解できる作品はないかもしれません。