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焼き物もどき
セメントを利用し、焼成という作業を経ず擬似陶磁器、彫塑造形ができると面白いのだが、ともくろんでいるところです。 しかし、いわゆる粘土のような伸びやかさがないので、ほんのすこしの立ち上がり部分をかたちづくるにもだいぶ手間がかかります。 何か名案、工夫がないでしょうか。とりあえずセメントを思いついただけで、ほかに何か良好な材料があればそれも幸いです。 こんなわるさに手を貸そうという人が現れることに期待しています。
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うーむ。街角に時々セメントで作った車止めらしい造形物を見かけますが、盛り上げて作った物はだいたい鍾乳洞の石筍のような感じになってます。成分も近いですし。 陶磁器のようにはならないのですが、それはそれで性状にあった造形ができそうに思います。 背を高くするには芯を作ってそれに盛り付けていくか、型を作って流し込む(建物はこの方法)かでしょうね。 かなり重いので型は丈夫に作る必要があります。 美術では似たものとして石膏がよく使われてきていますが、粘土で作った彫塑から雌型をまず取り、そのなかに流し込んで複製を作ることがよくおこなわれています。雌型は原型のまわりに石膏を含ませた包帯を貼り付けて固めるなどの方法があります。切り方を計画しておかないとなりません。 セメントを注型した像はわりとみかけます。 他にはトリメという道具で回しながら盛り付けて行って回転体を作る方法があります。粘土のように塊からひねり上げるのではなく横倒しにした回転芯の周りに付けていきます。 http://blog.livedoor.jp/tgai/archives/51855606.html 型が無ければバウムクーヘンのようです。 http://blog.kamishihoron.com/sp/very-much/kiji/10474.html https://www.ashiya-stern.jp/baumkuchen 彫塑で焼き物の質感というと手軽なところでは石粉粘土とかオーブン粘土とかありますが、模型とか人形の印象はありますね。 セメントにはセメントの造形上の制約があるのでそれを生かせばセメントならではの作品になるのではないでしょうか。土みたいな、という形からは離れた方がいいのかもしれませんし、セメントでこんなものがという意外性が出ればそれもいいのかもしれませんし。 セメントで作品を作っている彫刻家もいますが、どうやって作品を持ち上げたり移動させるかとかも考えないと完成しても発表できなくなります。
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- Postizos
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1の回答者です。 書かれていらっしゃる粘土的な方法はおそらく困難だと思いますが、偶然の要素を入れる方法を試行錯誤で見つけていくということではないでしょうか。 コンクリート打放しの建物の壁に型枠の板の木目が転写されているのに横から日が当たっているのや、型枠に書いた作業指示の線や印といった意図的ではない手の痕が転写されているのを見た時、一種の美しさを感じてよく鑑賞しています。 建築家のコルビュジェはそういったコンクリートの質感に着目して「beton brut ベトン・ブリュット」=生のコンクリート、そのままのコンクリート、と名付けて造形要素として使っています。 これは単純なむき出しの機能主義や表面の丁寧な調整を考慮しない乱暴な仕上がりと解釈されているむきがありますがそれは間違いでしょう。 https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%83%88+%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%A5%E3%82%B8%E3%82%A7&client=safari&hl=ja-jp&prmd=ismvn&source=lnms&sa=X&ved=0ahUKEwjPnca3itnTAhVJxrwKHRkKAZAQ_AUIBygA&biw=667&bih=331&dpr=2
お礼
ありがとうございます。 もちろんいろいろの物を作りたいのですが、とりあえず頭に浮かんでいるのは、例えば円筒状の花瓶のようなものを作り、それを板のような平板なもので上から押しつぶすように力を加える、するとゆるい横ひだができるであろう、そんな表情をおもしろいだろうなと考えているわけです。 注型ももちろん考えないではなかったのですが、、と考えると粘土は扱いやすさからは、かなりの上位を占めるのではないかと、あらためて思えてきます。 それにつけても、いろいろの角度、視点から様々に考えて書き込んでいただき、これも改めて、ありがたく存じます。