うちも自閉傾向のある娘のトイレトレーニングには、ずいぶん悩まされました。
専門家に聞いたり、療育で知り合った親御さんに聞いたりしてさまざまな方法を試してみました。
「ある日、突然とれたよ」という方が多く、その「ある日」を待ち続けましたが、なかなかやってきませんでした。
うちの子は2才半頃からトイレーニングを始めましたが、現在小2、今でもたま~に失敗します。(紙おむつは使っていません)
療育関係者の方が「紙おむつにオシッコをするとはどんなかんじなんだろうか?」と実際体験された話を聞いたのですが、
TVのCMどおり、オシッコをしてもサラサラで蒸れたりせず、気持ちが悪いとは感じなかったそうです。
ただ、トイレでするのがあたりまえと脳にインプットされているためか、オシッコをしたくてたまらないのに、「やろう」と思ってもなかなかでなかったそうです。
という事は、生まれた日から紙おむつにする事が当たり前とインプットされてしまって、トイレにする事に体が拒否しているのかも?
うちは入園をきっかけに思い切ってパンツにしました。
うちも1度成功すれば・・・と思ってましたが排泄に関してはそう簡単な問題ではありませんでした。
1度成功して2、3回トイレでできるようになってもそれが続かない、排尿の間隔が全く一定せず、量も極端に多かったり,少なかったり、これはもう、脳神経の伝達がうまくいってないとしか思えないくらいでした。
開き直って、完全パンツにして、汚しても服は洗えばいい、床は拭けばいい、布団は子ども専用に2組、シーツも多めにそろえ、大判のオネショシートも用意しました。
私自身がストレスを感じているなと思ったら、紙おむつを使うこともありました。
時間を見ては、トイレにいって一応座らせる、この時いくらなんでももう出るだろうと思われるときに座らせたまま、水(カルピスがおすすめ)を飲ませる。
風呂場にオマルを用意し、オマルに座らせ足に水を掛ける。
うちの場合この2つの方法が意外に体の条件反射みたいに抵抗無くオシッコがでましたよ。
「トイレで成功したらホメロ!」といいますが、一度も成功してない子を誉めようがありませんよね。発想の転換で、時々オムツの中を見せてもらって、オシッコをしてなかったら「あら、おりこうさんね!オムツにオシッコしてないね!」と誉め、「オシッコしたくなったら教えてね!」と一言。こどもをたくさん誉めてあげられ、気分的に楽になりますよ。おためしあれ。
うちの場合長い時間かかりましたが、今では自分でトイレに行ってやってます。失敗しても自分で「もれちゃった」といいにきて、着替えます。こどもはドンドン成長します。いつかはとれますよ。でも、働きかけは続けた方がいいと思います。親が諦めてしまって、中学生になった今でもオムツを使っている方もいらっしゃいます。