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三洋電機・シャープ・ソニー・東芝の違う点、同じ点

タイトルに挙げた4社は「高い技術力」「独自性の高い製品コンセプト」というキャラクター性があったと思います。 経営状況が悪くなった点も共通していますが、そこは抜きにして、 どのような違いがあったのでしょうか? 特に三洋電機とその他メーカーの違いが知りたいです。

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回答No.1

主力製品で考えると 三洋電機:エネループを代表とする二次電池、HITを代表とする太陽光パネル シャープ:アクオスを代表とする液晶パネル これらは、海外製品に押されボラティリティ化してしまっております。要は体力勝負なのです。高品質・低価格という罠に陥っており、最終的に三洋電機はパナソニック、シャープは鴻海に買収されました。 ソニーの主力製品はゲーム機のため、競合がなくまだ生き残れております。 東芝はちょっと事情が複雑です。2011以降国内においての原発事業は複雑化しており、海外に活路を見出すしかなかったのですが、買収先の偶発債務によりコケてしまいました。 これはひとえに事業DD会社の選定ミスとしか言いようがありません。安く買収しようとしてゴミコンサルティングに頼んでしまったのが始まりだと思います。 こうしてみますと、いずれも白物家電をつくってますが、屋台骨を支える事業ではなくなってきております。 三洋電機の決定的な違いは、三洋電機創業者の井植氏がパナソニック創業者の松下氏の元部下であったことと、電池事業を拡大したいパナソニックの思惑が一致して買収もすんなりいきましたが、シャープの場合液晶パネル事業は国内では斜陽産業であったためにジャパンディスプレイも手を引き、最後に資金力が豊富な鴻海の手に渡りました。 余談ですが、現在液晶パネル需要の活況にある中国への販路としては鴻海に買収されたことは行幸であり、仮にジャパンディスプレイであったならばこれほどのV字回復はなかったと思われます。