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人物デッサンの上達方法
趣味でタレントなどの顔写真を鉛筆でデッサンしてますが、最近壁に突き当たったというか、自分が目指す完成度の絵になりません。どれも似たような仕上がりになってしまい、今いちリアル感に欠けるというか、デッサン力がこれ以上伸びそうもないというか、行き詰まった感覚でいます。 誰も同じだと思いますが、絵が今より一段上手になるには具体的には何をすればいいのでしょうか。単純に枚数を書き続けるしかないでしょうか。私の場合顔(笑顔)を中心に書いてますが、もっと白黒写真のようなリアルな絵が書きたいです。小手先の技術を鍛えるしかないのでしょうが、その方法が分かりません。 最近描いた絵を1枚(川口春奈)添付しますので、是非ご意見をお聞かせください。
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- moritaroh
- ベストアンサー率56% (658/1172)
ああ、原因はわりと簡単なことです。ただ、その原因を克服するのは結構大変ですが。 目や口、髪の毛など、「描きやすい」部分にばかりこだわっているのでは、どこまで行ってもリアルさに欠けてしまいます。 簡潔に言えば『肌の毛穴ひとつひとつまで描き込め!』ってことです。 たとえば、女子高生や20代前半の若い女性のメイク(化粧)にたとえますが、つけまつげや口紅など、顔のパーツは派手に化粧するものの、肌はうっすらファンデーションを塗った程度で、なんだか不自然に思うことってありませんか? そりゃ、10代や20代前半の女性の肌は化粧などせずともキレイに見えるでしょうけれど、しかし、目や口などを豪華に盛ったところで、肌の質感もそれに合わせて丁寧に化粧をしないと不自然に見えてしまうのです。 人物画もそれと同じようなもので、人物を構成している大部分は、目や口ではなく『皮膚』です。 あなたの作品は、決して悪くありません。特に目や髪の毛はとても上手で、非常にこだわっているのが感じられます。 しかし、皮膚は、おそらく鉛筆でうっすら色をつけてこすって伸ばして...という感じで、わりと簡単に描いてしまっているように見えます。 皮膚も、そのわずかなシワやキメなどを、硬めの鉛筆を尖らせて丁寧に描き込んでいく必要があります。 で、肌が描けない理由は、模写に使用している写真が、ネットの画像など、肌の質感までそれほど高精細に写し取られているものではなかったり、または、ふんわりとボカシが入って肌の質感がわかりにくいように加工されている画像だからではないでしょうか。 また、若い女性は、化粧がいらないくらいに、そもそも肌がキレイなので、シワやキメなども細かすぎてわかりづらいのですが、年老いた人や男性を描いてみると、肌の質感がわかりやすいと思います。 私は、別に写真を模写することを否定はしません。 ただ、その場合には、資料やモデルとして用いる写真をできる限り精度の高いものにしなければ、卓越した想像力がない限り現物の写真を超えるリアルさは出てきません。 参考までに、アメリカの作家:チャック・クロース(Chuck Close)の作品画像を添付します。 見れば分かると思いますが、目や口という部分のみならず、肌の質感やヒゲなどまで克明に描かれています。 彼はこのような緻密かつリアルな人物画で一躍有名な画家となりましたが、実は写真家でもあるのです。 精度の高い写真技術を持って自身で撮った写真を元に、写真に見まごうような絵を描く...という作家でしたが、このようなレベルに到達できなくとも、目や口などの描写に頼らず、肌の質感も丁寧に描こうとしていくことで、あなたなりのリアルさを表した絵が描けるようになると思います。
- ways
- ベストアンサー率31% (79/253)
「目」だと思います。口元からは感情を感じるのですが、目から気持ちや感情、嬉しさが伝わってきません。人物画は、目が一番大切です。「目は口ほどに物を言う」からです。目でその人のイメージが決まってきます。目がいきいきしてると、絵を見た人が、描かれた人を好きになります。作品に惚れるんです。 あと一歩です。生気があふれだすような、生きてる喜びがあふれるような人物画を。 お友達とも、よく話してください。芸術をする人は、日常で学び、エネルギーを蓄えます。それを絵に生かす。絵から学んだことを日常に生かす。楽しいですよね、そういった毎日は。
お礼
アドバイスいただき、ありがとうございます。私もポイントは目だと思い、一番丹念に書いているつもりなのですが、なかなか見る人に伝わるような目になりません。紹介した絵も右目が取ってつけたような目になってしまい、今ひとつ奥行が感じられません。日常の感性を絵で表現することができればいいのですが、芸術は奥が深いです。私のような普通の会社員が趣味で描いているうちはその境地に到達できないのかもしれません。芸大などに通っている学生が羨ましいです。ありがとうございました。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
- ベストアンサー率31% (3132/9928)
デッサンと言うよりスーパーリアリズムという技法になりますね。。。 写真からの模写はデッサンとは言いません。 逆さや16分割法とかは既にやられていますよね? あとは塗りこみかと思います。 鉛筆はどの濃さで描かれていますか? 6Bでも薄く感じるなら10Bを試してみてもいいかと。 また邪道かもしれませんが、黒のコンテパステルを使ってみるとか。 (スーパーリアリズムはエアブラシを使いますが、パステルを駆使すれば似たような表現を描くことが出来ます) 1度本当のデッサン、木炭で実物の人間をモデルに光源の位置と強さに気をつけて描き込んでみてはいかがでしょう? モデルさんは大変ですけどね。。。 リアルでの陰影を体験してみないとそういった感覚は掴めないのでは? ちなみに本当のデッサンは近視の人が上手いです。。。 配置と陰影が重要ですので。
お礼
アドバイスありがとうございます。基本的な技法は既に実験しているのですが、パステルは使ったことがありません。鉛筆は瞳や髪の毛は10Bを使ってます。10Hから10Bまでを使い分けてますが、それがまだ未熟のような気がします。気がつくと同じ鉛筆で延々といろんな所を描いていることがあるので。おっしゃるとおり一度本物のモデルさんをデッサンしてみたいです。ただ会社員の自分としてはなかなかそういう機会が持てなくて諦めています。ありがとうございました。
お礼
詳しいアドバイスをいただき、ありがとうございます。 確かに髪や目も重要ですが、肌の表現も大事だと思います。ただ肌の陰影は表現できても、肌の質感まではなかなか現状では表現できません。写真を見て描いているので、写真からはそこまで見えないというのもあります。特に女性はお化粧をしているので、男性のような荒々しい肌やヒゲのような特徴がなく、皆つるんとしたキレイな肌なので余計難しいです。 私も機会があれば実際のモデルを見ながら描いてみたいです。自画像なんかは肌の練習には一番てっとり早いかもと思います。 ありがとうございました。