大変難しい問題です。つい昨日まで普通に元気だった方が亡くなられたわけですから納得出来ないのをお気持ちを察します。入院中と自宅などでは全く扱いが違います。まず自宅の場合から
警察より検視官(ただの警察官ではなく警察大学で法医学を終了した者)が検視(検死ではない)を行います。外傷の有無、毒物など不審な点(口腔内の検査や粘膜異常の有無など。)を調べます。同時に病歴を家族に確認し、直近の受診状況を確認、主治医に連絡可能なら主治医(不可能なら近医)にきてもらい再度検死を行います。検死官数人と医師によりチェック項目を確認していきます。
嘔吐が毒薬の場合、嘔吐物の臭いである程度わかり、口腔内のただれや死亡時間よりの瞳孔の状態、体温の下がり方など不審点がないか確認します。同時に吐瀉物による窒息か判定します。
異常がない場合、心臓か脳か、大動脈かなどを調べます。総合的に判断して、医師が検死官の見解や自身の診察で病名を推定します。不審な点が無い限り正式な解剖は家族の希望でも行われません。
病院入院中の場合でも嘔吐が続いた場合に死に至るべき状態かどうかを判断。納得が出来ない場合や家族が希望されるなら、大学病院なら病理医による解剖、普通の病院なら所定の監察医
に依頼されます。
確かに未知の毒など考えたらきりがありませんが、現実はテレビとは違い多くは解剖しなくてもある程度までは分かるとされています。
人が亡くなったわけですから当然いい加減にはしないはずです。年間入浴中に亡くなられる方は1万4000人といわれています。その全てに検視がはいります。いくら主治医でも勝手に死亡診断書は書けません。必ず警察による検視が行われています。
どういう状況か分かりませんが日本は他の国よりはしっかりしていると思います。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。 医師の説明を受ける前にとても参考になり ありがとうございました。 検視についても説明を受けました。テレビの様にはならないのですね。 説明を受けながら 闇に葬られている事も沢山あるんだろうな と感じました。