>新元素を産み出す程
のエネルギーはさほど強大である必要はなく、実際に新元素がたくさん生み出されています。2004年には理化学研究所のチームが周期律表の113番目の元素を作り出すことに成功し、昨年11月にはこの日本で生み出された新元素の正式名称がニホニウムに決まったことは記憶に新しいですよね。
ですから、新元素を生み出すほどのエネルギーは、ずいぶん前から人類は手に入れています。
>太陽系全てを吹き飛ばし宇宙の塵にするくらいのビックバンに等しいエネルギー
太陽系を吹き飛ばすのに必要なエネルギーとビッグバンのエネルギーとでは、アリとクジラの差の1000000000000・・・・・倍くらいの差があります。また、ビッグバンでは、巨大なエネルギーが何処から生じてそのエネルギーによって爆発したのではなく、エネルギーが生み出され続けた(生み出され続けている?)と考えられています。全然等しくありません。
太陽系を吹き飛ばせるだけのエネルギーを人類が手に入れることはないでしょう。
なぜなら、そのようなエネルギーの需要がないので、それを開発しようとしないからです。
例えば、将来人類が他の恒星へ旅行する手段を手に入れ、天の川銀河系全域に住むようになり、そして他の銀河系に住む異星人との間で銀河系間戦争が生じたとします。この時に破壊兵器として必要とされるのは、恒星系を吹き飛ばして塵にする兵器ではありません。塵にしてしまったら、人類がそこに住めなくなってしまいます。必要とされるのは、人類がその恒星系へ移住できるように、恒星系を温存しつつ、敵の基地のみを破壊するような破壊兵器です。ですから、恒星系を吹き飛ばすようなエネルギーを開発しようとはしないでしょう。
開発しないエネルギーが得られるはずはありません。