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植物状態の患者さんの意識について
植物状態の患者さんは本当に意識がないのですか? 話しかけると反応したり、涙を流したりといったことがあるようですが、だとすれば意識はあって、様々なことが理解できているのに体が動かないという状態なのではないですか? もしそうだとしたら生き地獄ですよね。 植物状態から回復された方なんかは当時のことを覚えていたりするですか??
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「植物状態」とは、一般的には大脳が広範囲に損傷し、機能出来ない状態にあるが、生命維持に必要な脳幹、中枢神経系、呼吸系な消化器の臓器は機能している状態で、自発的な呼吸・循環・消化がある状態を指します。 上記定義に意識があるかどうか、という項目がないことから分かるように、患者さんに意識レベルはマチマチです。脳波計や各種反射系反応でまったく反応がない人もいれば、脳の極一部の領域が活動していることがあったり、またそれを脳波計で測定することでYes/Noくらいのコミュニケーションが取れることがある事例もあるようです。 元F1ドライバーのシューマッハは2013年にスキー中の事故で植物状態になり、その半年後に意識を回復して現在は自宅でリハビリ中と伝えられてますね。 一方で「脳死状態」は、大脳だけでなく脳幹と呼ばれる部分も完全に機能停止しており、自力では呼吸ができない状態です。こちらは脳の活動がないことが判定条件になっており、脳が活動していない以上は意識がない、とされます。ですが本当に意識がないのかは現在の科学では誰も分かりません。また多くは脳死状態になるといくら人工呼吸器を使っても一週間以内に心臓が止まってしまうとされていますが、中には20年以上も心臓が動き続けた事例もあるそうです。この方の心臓が止まった時に解剖が行われたのですが、脳は完全に死滅してたとのこと。
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- tzd78886
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「植物状態」というのは、見た目で周囲がそう判断しているだけで、本当にそうなのかは現在の科学ではわかりません。回復した人が証言したこともあります。
お礼
yes.noのコミュニケーションがとれるって、閉じ込め症候群の誤診じゃないんですかね... 植物状態って本当に謎だらけで怖いですね。 自分はリビングウィルで、植物状態になった場合は問答無用で、殺してもらえるように頼むことにします。