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妊娠希望のチョコレート嚢胞の治療
31才女性です。 妊娠に向けて風疹の予防接種をし(抗体が付きづらいからあきらめるように言われましたが)妊活を始めました。 そのときから基礎体温をつけるように指導をされました。 「排卵はしてるみたいだけど、卵胞があまり育ってないし右に4センチのチョコがある。 少し難しいかもしれないけど排卵はしてるから妊娠はできるけど、どうします? 手術するとその部分が癒着して不妊になる可能性もあるし放置しても破裂したり不妊になる可能性もあるから3~5カ月ルナベルを飲むことになる」というようなことを言われ、ルナベルを飲むことにしました。 ネットで調べると手術してる人が多いし、妊娠することが治療になると言われて(私は言われませんでした)治療せずに妊娠してる人もいるし… 年齢のこともあるのでのんびり薬飲んでるのってアリなの?と思ってしまいます。 妊娠の予定がなければ薬で時間をかけて治せばいいとは思うのですが… この方針が合っているのか、他の病院に変えた方がいいのか悩んでいます。どうしたらいいですか? 不妊と決まったわけではないですが、不妊治療や検査等なにか平行して行った方がいいことはありますか?
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- rokutaro36
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(Q)ネットで調べると手術してる人が多い (A)どのような調べ方をしたのでしょうか? 残念ながら、現在の日本には、信頼に値する統計が 存在しません。 例えば、子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の患者数が 何人かということを調べようとすると、 260万人、100万人~200万人、13万人という バラバラな数字が出てきて、どれが本当なのか、 まったくわかりません。 平成9年に厚生労働省が調査をして、 推定患者数13万人という結果を出しています。 これは、治療中の患者数のことで、治療を受けているのは、 患者の1割と言わているので、上記のような100万人、 200万人という数字も出てくるわけです。 ましてや、患者のうち、何人が手術を受けたのかという 統計は、存在しないと思った方が良いでしょう。 つまり、手術している人が多いというは、質問者様の 単なる印象でしかないように思えます。 (Q)この方針が合っているのか、他の病院に変えた方がいいのか悩んでいます。どうしたらいいですか? (A)治療方針が正しいのかどうかという問題は、 子宮内膜症に限らず、色々な病気でもあります。 そこで、別の病院の診察を受けるということが起きますが、 (これをドクターショッピングといいます) A、B、Cと三つの病院で診察を受けたら、3病院とも 別のことを言われたとしたら、いったい、どれを信じていいのか、 混乱が増すだけです。 つまり、どうして医師がそのような診断をしたのか、 という医学的な根拠を理解できるだけの医学知識がないと、 結果だけを聞くと、訳が分からなくなるということが起きます。 それを避けるのが、セカンドオピニオンです。 これまた、問題ですが、 セカンドオピニオンとドクターショッピングを混同している人が 多く、しかも、ドクターショッピングをセカンドオピニオンだと 誤解している人が多いのが、さらに問題なのです。 セカンドオピニオンとは、現在の医師に、他の先生の意見も 聞きたいと申し出て、診療データを貰って、別の先生の意見を 聞くことです。 だから、セカンドオピニオン=第二の意見 なのです。 残念ながら、自由診療なので数万円の費用がかかりますが、 データを読み解くだけなので、即日、結果(セカンドオピニオン)が でます。 しかも、ファーストオピニオン(主治医)と見解が異なる場合、 どうして違うのか、ということを丁寧に説明してもらえます。 その結果を持って、主治医のところに行くと、 今度は、主治医から、どうして意見がことなるのかという 説明を再度、聞くことができます。 質問者様は、別の病院へ行くべきか迷っているようですが、 そうではなく、セカンドオピニオンを受けるかどうかを迷う べきであり、迷ったら、受けるというのがセカンドオピニオンの 基本です。 さらに言えば、セカンドオピニオンを嫌うような医師は、 そもそも、信頼に値しません。 それこそ、医師を変えた方が良い。 (Q)不妊と決まったわけではないですが、不妊治療や検査等なにか平行して行った方がいいことはありますか? (A)しいて言えば、悩むのをやめましょう。 悩んでも、良いことは一つもありません。 それどころか、ストレスが子宮内膜症の原因の一つだと 言われているぐらいです。 「した方が良いこと」は、自然の中を散歩することです。 今は、季節的に難しいかもしれませんが、これが一番の ストレス解消方法です。 世に言う、カラオケ、酒などのストレス解消方法は、 負のストレスを正のストレスに転換する方法であって、 医学的には、ストレス解消方法ではありません。 真のストレス解消は、自然の中に身をゆだねて、 することもなく、だたひたすらにゆったりと過ごす、 これ以外にありません。 そのような場所で数日間過ごしただけで人生観が変わった という話がありますが、それは、ストレスないことを 人生で始めて体験した結果でもあるのです。 話を本題に戻します。 子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の治療方法は、 早期発見、早期治療の状態ならば、薬が第一選択です。 一方、重症化した状態ならば、手術が第一選択です。 でも、多くの人は、その中間にいます。 質問者様もその中間だと思われますが、 早期発見に近いのか、重症に近いのか、文面だけでは わかりません。 さらに、この病気のやっかいな点は、正解がない という点なのです。 手術をして、確実に妊娠できるならば、普通の医師ならば 手術を勧めます。 ですが、現実には、そうならないのが、厄介なのです。 手術をして、妊娠できるのは、7~8割程度。 妊娠ができなかった人は、子宮内膜症の再発という リスクが待ち受けているだけでなく、この再発率が高く、 5年で5割という人もいるぐらいです。 しかも、子宮内膜症の重症度によっては、 片方の卵巣を摘出するということもあり得ます。 となると、何のための手術だったのか、ということにもなります。 簡単な問題ではないのです。