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卵巣チョコレートのう腫(妊娠希望)、今後の治療
- 妊娠希望のために不妊相談を受けたら、チョコレートのう腫(右側の卵巣4cm)と診断されました。
- 先生からは手術、ピル、ディナゲストの選択肢を提示されましたが、まずは3ヶ月間ピルを服用することを勧められました。
- 質問としては、ピルでチョコレートのう腫を小さくすることはできるのか、手術のメリットとデメリットは何か、不妊に影響があるのは右側の卵巣のみなのか、他に効果的な治療法はあるのかです。
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こんにちは。 30代前半の母親です。 大学時代に、両側卵巣腫瘍の摘出手術を受けました。 高校時代から生理不順・下腹部の激痛による失神などがありましたが、まだ10代で婦人科に抵抗があり、受診を先延ばしにしていました。 そのため、初診の時点で左右合わせて20cmを超える巨大腫瘍になっていました。 手術では、片側を全摘、もう片方を1.5cmの大きさで残してもらえました。 その後結婚して、1年半の不妊期間はありましたが子供に恵まれました。 もう10年前のことなので、日進月歩の医療界、私の経験談がお役に立てるかわかりませんが… 4cmって、手術を受けるか判断に迷う大きさだと思います。 3cmなら様子を見る、5cmなら即手術という判断をされるお医者さんは多いと思います。 4cm以上になってくると、茎捻転(卵巣の根元が捻れて激痛を引き起こし、すぐに摘出手術を受けなければ卵巣が壊死してしまう状態)を起こす危険があるので、今の状態で妊娠に踏み切るのは少し怖いかなという気がします。 妊娠して受診したら嚢腫が見つかったとか、妊娠初期にホルモンにより卵巣が腫れることもあり、茎捻転を起こして緊急手術になる場合もあるそうですが…妊娠中の手術はできる限り避けたいですよね。 (1)ピルについて チョコレート嚢腫=子宮内膜症という考え方で、ピルを処方されることもあるのかなと感じました。 ただ効果は…もちろん個人差がありますが、即効性はあまりない気がします。 私は腫瘍が見つかり、まず排卵を止める注射を毎月打ちましたが、20cm以上の腫瘍に大して効果はなく結局手術になりました。 4cmくらいであれば少し効果は出るかもしれませんが…。 卵巣ってもともとは親指のツメくらいの大きさなのですが、ピルだけでそこまで回復するのかな?という疑問はあります。 何cmくらいだと安心して妊娠にトライできるかは、私のイメージだと「2cm台」という感じでしょうか。 まず3ヶ月試してみて、そこで効果があまりないようであれば長期続けるより次の方法に移る、という選択肢がいいのかなという印象です。 (2)手術について 4cm程度の嚢腫(=良性)であれば、腹腔鏡手術が受けられると思います。 シロウトの私の感想ですが、薬や注射を多用してズルズルいくより、手術で最初からサクッと切っちゃえばよかったー楽だったーと感じました。 腹腔鏡で腫瘍の内容物を吸い出すだけの場合、保険も下りないことがあるほど簡単な手術のようなので…。 私は巨大腫瘍だったのでこの方法は使えませんでしたが、まだ小さい腫瘍ですから、手術はわりとスムーズにいくかなと思います。 手術のデメリットは…婦人科部分では、私は特に感じませんでした。 メンタル面(単純に手術を受ける恐怖やショック、「まわりは出産のために入院しているのに私は卵巣にメスを入れるんだ」というコンプレックス等)は色々ありましたが。 10年前でネットにも情報や体験談が少なく、当時まだ20歳だったので精神的に不安定になり、一年ほど精神安定剤を服用しました。 (3)排卵について 手術の時に、右側の卵巣を全摘出するのであれば(卵巣が左側1個になるのであれば)、妊娠の確率は少し下がります。 卵巣を少しでも残せるのであれば、卵巣の機能回復は早いそうです。現に私も妊娠しましたし。 それに何より、左側の卵巣は健康なんですよね。 まわりで片方だけの卵巣で自然妊娠した人がバンバンいるので、「=不妊」とはならない気がします。 (4)その他の療法については、私は試していないのでわかりません。 >妊娠がどんどん先延ばしになることや、妊娠できないかもしれないこと等、 >現実を突きつけられることが怖かったのです 婦人病でショックを受けない女性はいません。妊娠前であれば当たり前です。 私も医師に「この手術方法でいいですね?」と念を押されても頷けず、診察室の中で何分間も黙りこくってしまったことがあります。 卵巣に腫瘍って一般的にはわりと多い病気なのですが、それまで健康にきて「女性だから子供が生めるのは当たり前」と思っていると、驚きと衝撃が大きいんですよね。 でも拝読していて、「まだ20代で妊娠前に見つかってよかったな」と私は感じました。 しっかり体を治して、万全な体調で妊娠に臨めるので安心かなと思います。 治療法の成功、心からお祈りしています。 お大事になさってくださいね。
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- muni666
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同じく、4cmのチョコレート嚢胞を持っている者です。 私の場合は、発見から3年以上経ちましたが、その間、ずっと放置です。 不妊治療は、体外受精を行っています。 質問主さんに、もう一つの選択肢として、思い切って体外受精をすることも検討してみてはどうかと思い、投稿しました。 (1)ピルでチョコは小さくなるのか? →排卵を止めれば、その間は、ある程度小さくなることはあると思います。 ただ、再び排卵を起こすようになれば、再発する可能性も大いにあると思われます。 排卵を止める、最もよい手段は、妊娠することです。 何よりも、早く妊娠するのが、最優先すべきことだと思います。 (2)手術について →手術しても、チョコのある卵巣を温存する場合、再発する可能性は高いです。 主さんは若いので大丈夫だと思いますが、30歳を超えてからの手術では、 手術後に卵巣機能の低下が起こり、卵子の育つ数が減少するなどのリスクがあります。 (3)片側卵巣からの排卵について →チョコレート嚢胞がある程度大きくなってしまうと、物理的に、そちら側の卵巣からの排卵は困難になります。 私も、自然の状況では、チョコのある卵巣からの排卵は起こらず、常に逆側の卵巣からの排卵です。 でも、片側からの排卵であっても、無事に受精して、着床すれば、何の問題なく妊娠します。 私の場合は、年齢のため卵子の質が悪くて妊娠しませんが。 しかし、チョコレート嚢胞があるということは、腹腔内に子宮内膜症が広がっている可能性もあり、子宮内膜症で卵巣や卵管が癒着している可能性も少なくありません。 そうなると、いくら妊娠可能な卵子が排卵されていても、妊娠できない可能性が高くなります。 癒着も、手術で一時的にはがすことはできますが、これまた残念ながら、再び癒着してしまうことも多いのです。 癒着がある可能性という点からも、私は体外受精をすすめます。 体外受精であれば、癒着による不妊は、克服できます。 (4)について →私は、体外受精を何度か繰り返していますが、チョコは小さくもならないけど、 大きくなってしまうこともなく、また、チョコがある卵巣からも卵子がいくつか 取れるので、最近ではほとんど気にしていません。 重要なのは、2か月に1回ぐらいは経過観察を続けることで、4cmぐらいの大きさで キープできていれば様子見を続け、5cmを超えて大きくなってくるようなら、 手術を考えた方がいいと思います。 体外受精は、お金もかかりますし、色々な抵抗感を感じるかも知れませんが、 主さんは若いので、1~2回のチャレンジで成功する可能性も高く、 何より、早く妊娠できる可能性が高いので、試す価値は高いと思います。 ご参考までに。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 そして、とても参考になる意見をありがとうございます! 体外受精ですね。 今までは頭になかったのですが、 その方法についても先生と話してきたいと思いました!! 金額は確かに高いですが、背に腹は変えられないというか…。 子宮内膜症が広がっている可能性、癒着している可能性も確かに高そうです。 早い方がリスクが少なく、妊娠の可能性が高いというお話からも、 早めに今後の方向性を相談したいと思いました。 貴重なお話をありがとうございます! 不安は尽きないのですが、前向きに挑戦していきたいと思います。 本当にありがとうございました!!
お礼
私の長い文章を読んで頂き、またひとつひとつ丁寧にご回答下さり、ありがとうございます。 なかなか人には相談できず悩んでいたので、 文章を読みながら涙が出てくる程、何というか…ほっとしました。 sona1986さんは、当時20歳で、また情報の少ない中での卵巣腫瘍の摘出手術、大変つらかっただろうとお察しします。 しかし、その治療を乗り越え、妊娠されているとのお話、本当に心強く感じます。 大変貴重なお話をありがとうございました! 私の気持ちも随分、整理ができました。 薬で長期にかかるのは嫌なので、なるべく早くに次の方法に移りたいこと、腹腔鏡手術のこと等も、きちんと先生と相談してこようと思います。 また、片方の卵巣でも自然妊娠した方たちがいることも、大変励みになりました! 先を考えると不安で仕方がなく、悲観的な気持ちになっていたのですが、 「まだ20代で妊娠前に見つかってよかった」と言っていただき、気持ちも切り替わりました。 本当に、今見つかって良かったんですね。そうですね…。 いつか赤ちゃんを授かることを祈り、夢見ながら、しっかりと治療に専念したいと思います! 本当にありがとうございました!がんばります!