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管電圧指数について【放射線】
放射線技師を目指している学生です。 「X線撮影条件の設定」という実験をしたのですが、その中でn値(管電圧指数)を求めました。n=ΔlnF/ΔlnV=(lnF1-lnF2)/(lnV1-lnV2) V:管電圧、F:蛍光量です。 このn値について教えていただきたいです。 1)そもそもn値とは何を示しているのでしょうか。 調べたところ2~6程度の値をとるようなのですが、それを何に用いるのかわかりません。 2)実験結果から管電圧が高いほどn値は小さいようなのですが、上記の式からそれはわかるのでしょうか。 自分で考えてみたのですが、管電圧が高いと蛍光量も増加してしまうのでn値が小さくなるかわかりませんでした。 3)管電圧が高いとn値が低下することは理論的に説明できるのでしょうか。 4)一定の管電圧でファントム厚が大きいほどn値は増加するようなのですが、2)と同様に写真効果の式からわかるのでしょうか。 写真効果の式は長くて載せていません。すみません。 5)ファントム厚が大きいほどn値が増加することは理論的に説明できるのでしょうか。 文献を探してみたのですが全くわからず、教授に聞いても自分で考察するよう言われてしまいました。 また今回こちらで初めて質問させてただくので粗相がありましたら申し訳ありません。
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お礼
こんにちは! 本日X線画像について詳しい教授に話を伺うことができました。 結局n値はコントラストではありませんでした。 「被写体厚が大きいほどコントラストは増加する」と思い切り書きましたが、完全に大嘘でした。バックグラウンドと被写体の濃度差がフィルムコントラストだと今まで間違った知識を持っていて恥ずかしい限りです・・・。 被写体コントラストとフィルムコントラストの定義を今更正しく理解しました。被写体厚の増加は間違いなく被写体コントラストを低下させます。大変失礼いたしました。 n値自体に意味はないということでしたが、どうしてn値を求めるのかという理由はありました。 今回の写真効果の式の概念はかなり昔のものでディジタル化した今では画像濃度を調節できるので蛍光量の増減は大した問題ではないですが、フィルムを用いていた時代では蛍光量を一定の値にしないときれいな画像を得られなかったことから、実験から写真効果の式を導くとともに因子を変化させたときのn値の変動を理解することで蛍光量を一定に保てられるようにしていたとのことでした。ディジタルの現代ではn値の変動を考えることはないようです。大変納得しました。 自分の知識と向き合うことができて大変良い機会となりました。回答していただいて本当にありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます! 回答にあった「n値はフィルムコントラストの評価」というのを見てとても驚きました!!! 実は昨日ある本に『線質は管電圧が低く、被写体が厚いほどn値は高くなるため、X線写真のコントラストは高くなる』と書いてあるのを見つけました。 これだ!と思ったのですが、直接的に「n値はコントラストの強さを表す」というようなことは書いてなかったので本日教授に聞きに行きました。 結局答えはNOで「n値は何かの指標というわけではなく、式の関係性や因子によって変化するということを理解してもらうために実験でn値を求めただけ」と言われ、ショックを受けていたところでした。 しかしblastmaさんの回答を見てやる気を取り戻しました! 「ファントム厚が大きいほどn値が増加する」というのが説明できないとのことでしたが、「エネルギーの増加は管電圧を上げたのと同じ効果になります」ということでn値が減少すると思われたのでしょうか。 被写体透過後の線質硬化のことだと思うのですが、これは低エネルギーのX線が被写体に吸収されることで、透過後のX線のエネルギーの平均値(もしくは「線量(強度)が一番高いエネルギーの値」かもしれません。どちらかだった気がするんですが)が増加して、見かけの線減弱係数は小さくなり管電圧をあげるのと似たようになるということだと思います。 なので被写体厚が大きいほど低エネルギーのX線は吸収されてコントラストは大きくなります。透過後の線質硬化したX線で別の被写体を透過した後(人体の中の骨だとか)はコントラストが小さくなるということだと考えています。 今回の実験ではバックグラウンドと被写体とのコントラストになると思うので、n値がコントラストの指標になっているとしたら、「被写体厚が大きいほどn値は増加する」というのはつじつまが合うと思うんです! やっぱりn値はコントラストと関係しているんじゃないかと思えてきました!近いうちに他の教授に質問してみます。セカンドオピニオンとして(笑) n値=gradientかどうかはちょっと勉強不足で私にはわからないです・・・。すみません。 gradientは確かシグモイド曲線の傾きで、x軸がlogE(E:蛍光量)でy軸が濃度だと思うのですが、そこからはちょっとよくわからないです。 もっと勉強頑張ります・・・。