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薬に詳しい方お願いします (産婦人科系)
貧血が酷いので「フェロミア5mg」(同時にイサロン錠)を飲んでいます。 今日黄体ホルモンを検査して貰った所、 「プラノバール」(同時にナウゼリン錠10mg)を処方されました。 “医者からもらった薬がわかる”と言うHPで調べた所、 その中のいくつかが『妊娠の可能性が有る場合は出さない』と書かれていました。 先生からは「もしも、この薬を飲んで妊娠しても問題有りません」 と言われたのですが、不安になって来ました。 又、ナウゼリン錠とイサロン錠は、効能を読むと 同じように思えるのですが、両方飲んでも大丈夫なのでしょうか?
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回答が遅くなりましてスミマセン。 まずはじめに申し上げたいのですが、薬を処方されたのが婦人科のお医者さんでしたら、基本的には先生の言葉を信頼されるべきだと思います。 (前回のアドバイスに、この点での配慮が足らなかったことをお詫びいたします。) 婦人科がご専門であれば、妊婦への薬の使用についての知識や経験を十分に持っていらっしゃるはずです。 むしろ専門のお医者さんだからこそ、薬の添付文書以上の知識があり、素人から見ると大胆にも思える処方をされることがあるのかもしれません。 ということで、本来なら私のような素人の出る幕はないのですが、前回アドバイスさせていただいた経緯もありますので、多少コメントさせていただきます。。 (素人の自身なしのコメントですので、あくまでも先生とお話される際の予備知識程度にお考えください。) ご質問のプラノバールですが、これはホルモンバランスの崩れから生じる生理不順や不正出血の際に使われる薬で、おっしゃるように不妊治療にもよく用いられ、適応では月経周期異常には3週間投与となっていますが、実際には1週間~10日投与も汎用されているようです。 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se24/se2482005.html 胎児への影響ですが、今現在受精していなければまず問題はありません。 よく妊娠初期の影響が一番怖いと言われますが、これは妊娠4週以降のことで、受精後2週間までは単に細胞分裂が行われている期間で、万一影響があった場合でも超初期に(気づかないうちに?)自然流産してしまいますので、プラノバールのような残留性のない薬ならば、心配する必要はありません。 またこの薬の危険性ですが、(妊娠4週以降の初期であっても)臨床現場では、常用量で胎児に問題が生じることはないとされているようです。 虎の門病院産婦人科のHP(http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_00top.html)の 産婦人科で使われる薬 → ホルモン剤 の 卵胞ホルモン・黄体ホルモン合剤(ドオルトンというのは、プラノバールと同一成分の別の会社の薬の商品名です。)の項には、 「妊娠中に誤ってこの薬剤を内服した場合に、胎児の異常が増える心配はありません。」との記載もありました。 また、妊娠している場合には卵胞ホルモンや黄体ホルモンは自らも分泌され続けており、常用量のホルモン薬は誤差範囲、との考え方もあるようです。 添付文書の投与禁忌の記載は、過去に女性ホルモン薬が胎児の心臓系異常の確率を上げるとの報告があったことによると思われますが、現在はこれに否定的な見解が主流となっています。 (ではなぜ改定されていないのか?以下、私(以前に製薬関係の仕事に関わっていたことがあります)の想像でしかありませんが・・・・・、 製薬会社が添付文書を改定するは、膨大な量の文献調査や場合によっては追加試験など、かなりのコストをかける必要があります。 すでに普通に使われていて、いまさら手間をかけても売上に影響しないようなことは、あえて行っていないのではないでしょうか?) 次にナウゼリンですが、 プラノバールには、(当然個人差もあると思いますが)吐き気や嘔吐といった副作用があります。 お医者さんはこれまでの経験から、このような副作用の軽減にナウゼリンが最も効果的とお考えなのかもしれません。(ホルモン薬は、期間中は休まずに服用を続けることが大事ですので、副作用対策も必要になります。) ただ、吐き気止めには(効果の程度はわかりませんが、)より安全性の確立された薬剤もあります。 場合によっては、別の薬を処方していただくことを相談されるのも良いかもしれません。 >「出来たら天然成分に近い薬でお願いします」 というのは、漢方薬を想定されてのことでしょうか? 一般論で申し上げると、病気(や不妊)の原因がはっきりしている場合には、通常、一般(西洋?)薬の方が早く確実な効果が期待できることが多いと思います。 (もちろん、漢方薬の有効性を否定するつもりはありませんが、) まずは現在の治療を試してから、(あるいは場合によっては併用して)の方が効率的かもしれません。 余談ですが、 ホルモン薬は、もともと生体から分泌されるホルモンを模して作られたものです。 製法の点では合成薬かも知れませんが、効果の点では最も天然成分に近い(なにしろ人間自らが分泌するものですから)ものと言えるかもしれません。 最後になりますが、妊娠中の薬の使用は、その必要性との兼ね合いで考えるべきものだと思います。 胎児への薬の影響についてはよく言われるところですが、実際には、(妊婦への使用に注意書きがあるような薬でも)通常の使用で明確に問題になるようなことは(一部の抗癌剤などを除けば)ほとんどないようです。 もちろん使わないですめばそれに越したことはありませんし、同様の効果でより安全性が確認されているものがあれば、そちらを選ぶべきなのは当然ですが、必要があって使われる場合には、お医者さんを信頼する(どうしても不安なら、セカンドオピニオンの検討も?)ことも大切ではないでしょうか?
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- yoisho
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私は専門家ではありません(医師でも薬剤師でもないただの一般人です)ので責任を持ったお答えはできませんが、素人知識の範囲でアドバイスをさせていただきます。 おそらくフェロミアとイサロンは、妊娠していても特に問題はないだろうと思われます。 (添付文書にも、特に妊婦への投与に関する注意事項はありません。) また、(-UkeyUkey-さんもおっしゃっているように、)ナウゼリンとイサロンはどちらも胃薬ですが、 ナウゼリンは胃の運動を促進して、吐き気やむかつきを抑える作用、イサロンは胃の粘膜に作用して、荒れた胃を修復する作用があり、処方された目的が多少異なるのではないかと思います。 さて、プラノバールですが、これは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合薬で、避妊の目的で用いられるピルと同様の成分の薬で、避妊用の低用量ピルに比べ卵胞ホルモンが多く含有されており、中用量ピルと呼ばれます。 どのような服用スケジュールで処方されたのかわかりませんが、1週間以上きちんと継続して服用していれば、まず妊娠することはないと考えられます。 このような話は、お医者さんからはなかったのでしょうか? これを踏まえた上で、 プラノバールやナウゼリンは、おっしゃるように(添付文書で)妊婦には投与禁忌とされていますので、妊娠の可能性がある場合は原則としてできるだけ服用しない(可能なら他の安全性が確立している薬を使う)ことが望ましいと考えられます。 (以下蛇足ですが、) ただ実際には、これらの薬の胎児への危険性はそれほど大きいものではありません。 例えばナウゼリンの場合、投与禁忌とされている根拠は動物実験で胎仔に問題が生じたこと(および人でのデータが十分ではないことも?)によりますが、これは常用量の300倍以上の投与で生じた結果(それ以下では胎仔に問題は生じていない)であり、実際に医療の場で常用量の服用で胎児に影響があったとの報告は無いようです。 またプラノバールですが、前述したようにこれは避妊用ピルと同種の薬です。 避妊用ピルは世界中で汎用されていますが、一時うっかり飲み忘れたために妊娠してしまいながら、それに気づかずにまた服用を再開してしまうようなことは、それほど珍しいことではありません。 (例えば、アメリカだけでも毎年7万人の胎児がピルに暴露されている、といわれています。) にもかかわらず、ピルの胎児への影響が特別問題になっているようなことはありません。 もちろん、妊娠中に妊婦に投与禁忌の薬を服用することは決して望ましいことではありませんので、妊娠がわかっていれば即服用を止めるべきだとは思います。 ただ、万一気づかずに服用してしまったとしても、それほど深刻な問題は無い、というのが実際のところでしょうか? いずれにしても、納得できるまでお医者さんに確認することが大切だと思います。 もし赤ちゃんを授かった場合、たとえ薬に問題がなかったとしても、不安(ストレス)を抱えたままで妊娠を継続することは、本人だけでなく胎児にとっても望ましいことではないと思います。
補足
おはようございます。yoishoさん 詳しい御説明&アドバイスを有難う御座いました。 >どのような服用スケジュールで処方されたのかわかりませんが、 実は、子供を望んでいて頑張っているのですが 元々生理不順だった事・4月に流産した事で クロミッドを飲んでいるのにも関わらず、 今回 卵胞も小さく高温期が無く、ダラダラと低温を辿ってしまった為 心配になって病院に行った際にその薬を処方されました。 子供を望んでいる事を知っているのに その薬を出され「大丈夫」と言うのはどうなんだろう?と思いまして。 >1週間以上きちんと継続して服用していれば、まず妊娠することはないと考えられます。 はい、1週間分頂きましたが、万が一 その前の行為で 出来ていたり、薬を飲み始めてからの行為で授かっていたら不安なので。 >このような話は、お医者さんからはなかったのでしょうか? 特に詳しい説明は頂けず 「黄体ホルモンの薬です。もしも体温がそのまま上がって行って 妊娠しても問題有りません」と言われたのですが、 薬を調べて見たら「妊婦(可能性が有る場合も)には出さない」 と書いて有ったので、気になりました。 後、御存知だったらお教え頂きたいのですが 『プラノバール』を不妊治療で使う事が有ると聞いた事が有る気がするのですが どのような飲み方をするのでしょうか? 本当は担当医に聞くのが1番いいとは思うのですが いつも帰って来てから「あ!!」と思う事が多くなってしまいます。 今度行った時には、今回の薬は詳しく説明聞いてみて、 「出来たら天然成分に近い薬でお願いします」と言ってみます。 長文 大変失礼しました
#1です。 ≪補足≫ 【フェロミア】 http://www2.eisai.co.jp/di/prescription/pi/fa1/00148065/FEA_T-G_PI.htm 『鉄欠乏性貧血治療剤フェロミア処方に関するQ&A』 『貧血なんてこわくない 鉄分たっぷりの食品と料理』 http://www2.eisai.co.jp/essential/fea/ 【イサロン】→胃の粘膜を保護 胃の荒れを予防(他の薬で胃が荒れない様に出されている薬。 【ナウゼリン】→胃腸の働きをよくする 相互作用とかはある程度は調べる事ができますが、やはり病院で聞かれた方がいいと思います。 [相互作用 薬の資料室] http://61.193.72.113/~net/ あと薬の事はここも調べやすいので… [おくすり110番] http://www.jah.ne.jp/~kako/index.html >先生からは「もしも、この薬を飲んで妊娠しても問題有りません」 と言われたのですが、不安になって来ました。 “プラノバール”については私でも不安になると思います。
お礼
詳しい御説明を有難う御座います。 【イサロン】【ナウゼリン】に関しては、一度病院に確認してみます。 ありがとうございました
【プラノバール】 http://www.wyeth.jp/products/list.html#ha 添付文書(PDF)をダウンロードして読んでみました。[禁忌]の欄に確かにありますね。 医者ではないので大丈夫かどうかはお答えできませんが、病院を変える事、もしくは一度他の病院で診てもらう事をおすすめします。
お礼
アドバイス有難うございました。参考にさせて頂きます。
お礼
こんばんはyoishoさん 丁寧に詳しく色々と教えて頂き、心より感謝致します。 色んなアドバイスをして貰って本当に、本当に嬉しいです。 言葉では言い表せない位です。 『ありがとうございました』