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イラストレーターの垂直方向移動の数値が逆に行く理由は?
- Illustratorの「変形/移動」で垂直方向への移動の数値を入力すると、なぜか真逆の方向に移動してしまいます。
- Adobe公式サイトによると、オブジェクトを上下に移動するには「垂直方向」テキストボックスに、負の値(下へ移動)または正の値(上へ移動)のいずれかを入力します。
- しかし、設定した値と逆方向に移動している(角度がマイナスになっている)のは、仕様なのかエラーなのか疑問です。
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>Illustratorの「変形/移動」で垂直方向への移動の数値を入力すると >何故か真逆の方向に移動してしまいます。 CS5から「Y軸の向きが逆」になりました。 CS5以前は「原点は、文書の左下すみ」になっていました。 Y軸 (0,100) ↑ | | ・-----→(100,0)X軸 (0,0)原点 上記のような座標系(普通の数学のXY座標系)では、 https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/using/moving-aligning-distributing-objects.html に書いてある通り 負の値(下へ移動)または正の値(上へ移動) になります。 「下に行けばY座標の値が小さくなる」のですから「負の値で下へ移動」です。 ところが、CS5以降は「原点は、文書の左上すみ」になりました。 (0,0)原点 ・-----→(100,0)X軸 | | ↓ (0,100) Y軸 上記のような座標系(コンピュータの座標系)では、 正の値(下へ移動)または負の値(上へ移動) になります。 「下に行けばY座標の値が大きくなる」のですから「正の値で下へ移動」です。 Windowsの世界、コンピュータの世界では、大昔から以下のページに書いてあるような「原点は左上、X軸は正の値で右に移動、Y軸は正の値で下へ移動」が当たり前でした(コンピュータの座標系) http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/dotnettips/377screentoclient/screentoclient.html これは「英文の文章が、左上すみから書き始めて、右に書き進め、改行すると下に移動する」というのが元になっています(数学のXY座標とは違います) 実は「CS5以前のIllustratorは、数学の座標系」だったのです。それが、CS5から「Y軸が逆になって、原点が左上に変更され、コンピューターの座標系」になったのです。 これを「改良」と考えるか「改悪」と考えるかは、意見がわかれる所です。
お礼
非常に分かりやすい解説、ありがとうございました! ちょうど質問内容にバージョンがCS5ということを 書き忘れていたことに気付いたところだったので CS5以前と以降の違いについてご説明があったことは 本当に助かりました。 お手数をお掛けしました。