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サザンカの根切りは大丈夫?
- 35年たったサザンカを根切りして3分の1に切り詰めることを3年前に行いました。
- 今年植え替えをして根を切っても大丈夫でしょうか。
- 花は咲かなかったものの、葉は順調に育っています。
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まず背丈を1/3に落としたら、根もある程度は切る必要があります。 上部が枝や幹が少なくなったのに根が通常のままだとサザンカは疲れて しまいます。サザンカは元気に生育しようとしてドンドン根を張ろうと します。プラ鉢と言う限られた空間の中でしか根を張る事が出来ません ので、植替え時には必ず根も一緒に切る必要があります。根を切る事で 新しい根が出ます。基本としては鉢植えの場合は2~3年に植替えをす る必要があります。地上部だけを切っただけでは樹勢は衰えてしまうと 言う事です。だから開花しなかった訳です。 根は何処でも良いのではなく、細根を出来るだけ残すよにします。細根 があるから枯れる事無く生育する訳ですから、太い根に細根が出ていな いような太い根は付け根から切るようにします。 強剪定をされたのが3年前のようですから、今年中に植替えはされた方 が良いでしょう。時期としては今月中に済まして下さい。 3年前に上部を1/3に落としましたよね。その時に根も半分程度は切 り詰めるべきでした。 植替えの際は現在の鉢では大き過ぎます。現在は直径が60cmですから 今回は半分の30cmにしましょう。つまり地上部の大きさを考えないと 生育は悪くなると言う事です。鉢が大きければ元気に生育すると言う事 はありません。要はバランスを考えましょうと言う事です。 用土ですが、サザンカは弱酸性の土壌を好みます。乾燥を極端に嫌いま すから、用土に関しては十分な配慮が必要です。 赤玉土、鹿沼土等は弱酸性です。ピートモスは強酸性ですから、これは 混ぜない方がいいでしょう。赤玉土や鹿沼土を使う際は、振るいにかけ て微塵を取り除きます。赤玉土や鹿沼土6に対してバーク堆肥を2だけ 混ぜます。これでは土の比重が軽いため根が浮いてしまいます。このよ うな場合は市販の園芸用川砂を2だけ混ぜます。これにより土の比重が 重くなるので、根は浮きにくくなります。 肥料は元肥として施します。鉢底に防虫シートを敷いてゴロ石を5cm 程度入れます。その上に混ぜた土を10cm入れて化成肥料を施します。 その上に土を5cm程度被せます。これを被せ土と言います。これは根 に直に肥料が触れなくするための方法です。こうしないと肥料により根 が枯れてしまいます。 注意点ですが、鉢からサザンカを抜く前に別の鉢(直径30cm)に直ぐ に植付けられる準備をしてから鉢から抜きましょう。先程に書いたよう に乾燥には弱い性質があるので、根を乾かさないために予め下準備をし てから本植付けをしましょう。 作業は出来るだけ朝方に、直射日光がモロに当たる時は軒下等の日陰で 植替えをします。
お礼
ご丁寧な回答、ほんとうに有難うございました。パソコンの中に置いておくだけでは勿体ないのでプリントアウトをして今後にも参考にいたします。