- ベストアンサー
昔は、発達障害についてあまり知られていなかったので
昔の発達障害者は、周りから理解されてもらえなくて、今の発達障害者より苦しい思いをしてきたのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
そういうことはあったと思います。 今、発達障害の範疇に入れられるような人でも、昔は、「育て方の問題」・「精神的な問題」として語られることが多かったようです。 30年あまり前にやっと「MBD(Minimal Brain Disfunction = 微細脳機能障害)」という言葉が使われるようになり、精神的なものではなく、何らかの脳機能自体の障害で、そうした行動・人格の異常が現れるのだと言われ始め、その後、ADHDやアスペルガー症候群や各種の自閉症などに分類されるようになってきました。 児童生徒に関しては、「LD(Learning Disoder = 学習障害)」としてある特定の分野での学習の困難さや能力の欠損などが指摘されるようになったのは、やっと20年ほど前のことです。 そういう状況でしたから、親や教師の理解も十分でなく、発達障害による行動をしつけや性格の問題として叱ったり、視覚でしか理解できない人に長々とお説教する…などの間違った指導法が続けられてきたことも事実です。 だから、親も子も今以上に厳しい目にさらされ苦しかったと思います。 親はわが子の言動に苦しめられながら同時に「自分の育て方が悪かったのではないか」と自分を責めて苦悩することも普通でしたし、本人にとっては非難の理由がわからぬまま理不尽とも言えるような疎外のされ方をしてきたと思います。 今は多少は理解が進んできたとは思いますが、まだまだ十分ではありません。 例えば、「自閉症」という言葉を字ヅラの印象から「極度に内気なこと」・「閉じこもり・引きこもり」と思い込んでいるような人も、よく見かけます。 話題の高畑裕太さんにしても、発達障害というのが事実ならば、そのことに対する理解の無いまま「人格」や「育て方」について批判をすると、的外れなものになってしまう可能性もあるような気がします。
その他の回答 (3)
こんにちは。 >昔の発達障害者は、周りから理解されてもらえなくて、今の発達障害者より苦しい思いをしてきたのでしょうか? 医学が進んでいなかった戦後~半世紀前ころのお話しのご紹介となります。 まず、メンタルの知識は医学でも低く、当時のメンタル病と言えば、今で言う「統合失調症、鬱病、神経症」位でした。 当時は子どもの頃に簡単な知能検査で知能指数(IQ)を測定し、正常より低いものを「知的障害」として就学を免除し、「特別支援学級」が設置された学校から教育を受けることができる有様でした。 また、「発達障害」という考え方そのものが無く、IQが正常であれば「健常者」として扱われていました。このため、例えば、ADHDの場合は、「不注意や怠慢」等と、本人の性行に問題があるとして叱られるばかりでした。 自閉症スペクトラム(アスベルガー障害を含む)の場合は、「対人関係がまともにできない変人、異常性格者」として扱われ、仕事から追われたりする状態でした。 学習障害(LD)や微細脳障害(MBD)の場合は、「勉強を怠けている人=怠け者」扱いされていました。 このように、発達障害の考え方が確立するまでは、IQに問題がみられない場合は、「不注意、怠け者、異常性格、等」と、本人の性格行動問題として扱われていました。知能検査も旧式のものでした。 結論として、当事者の方々にも生きづらい社会であったと言えると思います。 なお、用語は今の言葉に置き換えてお話しさせていただきました。 ご参考となりましたら幸いに存じます。
発達障害はいまでも認定医しか 診ることができません。 むずかしいと思いますよ。 発達障害に限ったことではなく、 昔は精神的な疾患を病気と認めず 隔離されたでしょう。今では考えられないほど 強い薬を使ってたと思います。 >今の発達障害者より苦しい思いをしてきたのでしょうか? いまはいまでネットに情報が あるのはどうかと思います。 勝手に診断されて傷ついた人の相談を 見るといいことか悪いことが分かりません。 アスペとか安易に発する人のほうが 欠落してることに気づいてない。
- heyboy
- ベストアンサー率21% (1852/8730)
ある程度の理解はあると考えます 今もそうですが「欝」だって 健常者から見れば 「たださぼっているだけだろう?」と 思われるように 大昔は発達障碍者は健常者に 無理やり合わされたのでは? 苦しいかどうかはわかりませんが どんな障碍者でも 自分が支えてあげていると思えば 幸福にはつながるのではないのでしょうか? 必ずしも障害を理解されたからとか 緩和されたからと言って その人自身の別の悩みも尽きないものです。