はじめまして♪
【フランス産キハダマグロ】
そもそも広い範囲を泳いでいる魚なので、「フランスで生産された」と解釈するのは無意味でしょう。
漁獲範囲で表現する場合も在れば、水揚げされた漁港がたまたまフランスだったから。とか。あるいはフランスの流通業者を経由し、フランスから輸入したから。という可能性も在ります。
キハダは、基本的に全世界の熱帯から亜熱帯地域で捕獲出来ます。
通称インドマグロは、別の魚種で、キハダでは無く、日本では「本まぐろ」とか「みなみまぐろ」等とも呼ばれています。
この種は南半球側に多く生息するので、インド以南のアフリカ大陸とオーストラリア大陸と南極圏までの広範囲をインド洋と総称します。(つまり、この範囲であれば、かなり南極に近い漁場も「インド洋」となります。)
ちなみに、この範囲の鮪は既に資源が枯渇し、漁獲量が極端に激減し、そのため店頭等で見掛ける事も非常に少なく成っています。
あと、全くの余談ですが「キハダ」の語源として、「肌」の「色」ではなく、日本の古語として「ヒレ」の部分を「ハタ」と呼び、その部分が黄色っぽいから。という説も有るそうです。
まぁ、日本では総称としてのマグロもいろいろ分類していますし、身の部位にも「赤身」「中トロ」「大トロ」など呼び別けていますが、欧米全般では「ツナ」の一言で、、、(苦笑)
あ、そうそう。
『インドはガンジス川に遺骸を流すそうですが、漁場に影響ないのでしょうか? 』
インド洋はインドの川の下流域ダケじゃないし、そもそも「外海」「外洋」を回遊するマグロ類にとっては、ほとんど関係のない話です、正確な事はワカリマセンが、資源枯渇は捕り過ぎ、乱獲が長く続いたため。と言うのが今の一般解釈のようです。
(現在は、漁獲制限を制定し、資源保護を行なっています。しかし「商業的」なウマミが激減したので、この海洋で捕獲された鮪が日本に入ってくる量は驚く程激減しているそうです。その意味で「フランス産」と表記出来る物流で、どこかにウマミが在るのかもしれませんねぇ。食べてウマイか?は、流通鮮度等も重要ですから、多少コストを掛けて少し高額に成っても「食べておいしい」なら納得です。)
お礼
ご回答ありがとうございます。 マグロも種類が多く漫然といただいてる立場の者としては、生息域やマグロの品種や味の区別がつかない場合があります。 ”フランス産”に心を動かされ、いろいろお尋ねしました。 大変、参考になりました。