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MS-09Gドワッジの謎のタンクとは?
- テレビアニメ「機動戦士ガンダムΖΖ」に登場するジオン軍残党のモビルスーツ「MS-09G ドワッジ」は、腰部背面と下腿背面側にタンクと思われるものを装備しています。
- 「MS-09G ドワッジ」の腰部と脚部のタンクの中には何が入っていて、その入っているものは一体何のために使うものなのでしょうか?
- 機体内部のスペースだけで十分な話です。
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サンライズさんによると、公式設定とは映像作品に「フィルム化されたものがオフィシャル」という立場ですから、映像化されていないものについてはサンライズ公認とか監修であっても公式には非公式とされています。 ですからサンライズの公式設定にこだわればファーストガンダム放映時でのドム公式設定は「なんだかわからんが強力なホバー推進で陸上機動力がめちゃくちゃすごい新型モビルスーツ」で終わりです。 ただ、ガンダムセンチュリーの設定はガンダム世界のもう一つの柱であるバンダイのMSVシリーズの設定に流用、発展され、ガンダムプラモ世界での事実上の公式設定となっているものが数多くあります。 でドワッジのプラモデルの設定資料によると 「特に、ドムは本来宇宙用に開発されたモビルスーツの陸上機動力を、飛躍的に向上させた機体として高く評価されている。だが、ホバリングによる高速走行に必要とする推進剤の搭載料が不十分で、戦闘持続力が低かった。そこで外装式プロペラント・タンクを増設し、数々の改良を加えたMS-09Gドワッジが開発された。」 とあります。 これによりMSV世界でのドムシリーズの熱核ジェットエンジンは推進剤併用が必要であったということがわかります。 質問者様のおっしゃる通り純ジェットでは推進剤は不必要ですから、それにもかかわらず推進剤増槽が必要であるということは逆算して純ジェットではない、ジェット・ロケット複合エンジンという設定がプラモ用に流用されたことが伺われます。 ちなみに、リックドムはドムの熱核ジェットエンジンを宇宙用に熱核ロケットに換装して改良した、云々の現在では誰もがそうだと思っている記述も初出は「ガンダムセンチュリー」の記載であったように記憶しております。 そうすると確かに質問者様のおっしゃる様な疑問点も出てくるわけですが、 そこの矛盾を説明できる解釈がないかなあと あれこれ同好の愛好家同士であーでもないこーでもないと駄弁るのも私の様な古いアニメファンの楽しみでもあったわけです。 もしかすると何らかの技術的ブレイクスルーでモビルスーツの熱核反応炉は内燃機関の「アイドリング運転」に近い動作が可能であるのかもしれませんし、 メインジェネレータと熱核ジェットエンジンの違いは熱核反応炉からエネルギーを取り出すときに何らかの変換機能により直接電気エネルギーとして取り出すか、 あえて熱として出力させるかが人工的にコントロールできるようになっているのではないか など妄想をたくましくするのもある意味楽しみであったわけです。
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- misa-on28
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こんにちは。 ドワッジはドムシリーズの最終生産型ということで、ドムの「熱核ジェットエンジン」の性質を考慮に入れる必要がありますね。 その記述が逆に公式設定に取り込まれた例も多いことで有名な、かのガンダムセンチュリーの記載によれば ドムシリーズ用の熱核ジェットエンジンは 「正確には液体水素を推進材として使用するジェット・ロケット複合タイプであった。本来ならば大気のみを推進材に使用する純ジェットエンジンの方が有効であったが、熱核反応炉の炉心は十万度C近い高温であり、吸収した空気だけでは充分にエネルギーを吸収しきれず、エンジンが蒸発すると予想された。そこでまず、大量の液体水素推進材を熱核反応炉に送り込み、一万度C程度の高温プラズマ状態に変え、これを媒体として空気に運動エネルギーを与えてジェット噴射するという方法が採用されたわけである。」みのり書房 OUT9月号増刊GUNDAM CENTURYp38より 確かに空気だけの冷却力では熱核反応炉の出力を冷却することは不可能と思われますのでガンダムセンチュリーの記載は納得できるものと考えます。 液体水素自体は密度が低い液体ですのでタンクにもある程度の体積が必要となります。 そこで増設タンクが必要となったということでしょう。 というわけで増設タンクは液体水素が入っていて、推進材と熱核反応炉の冷却の両方の役割を果たしているということになると思います。
お礼
御回答頂き有難う御座います。 つまり、あのタンクの中に入っているのは核融合炉冷却用の液体水素という事なのですね。 ところでその >ドムシリーズ用の熱核ジェットエンジンは >正確には液体水素を推進材として使用するジェット・ロケット複合タイプであった。 >熱核反応炉の炉心は十万度C近い高温であり、吸収した空気だけでは充分にエネルギーを吸収しきれず、エンジンが蒸発すると予想された。 >大量の液体水素推進材を熱核反応炉に送り込み >これを媒体として空気に運動エネルギーを与えてジェット噴射するという方法が採用されたわけである。 というお話は正式に公式設定となっているものなのでしょうか、それとも公式設定としては採用されていないものなのでしょうか? 何故そんな事を気にするのかと申しますと、もし公式設定となっているものであれば受け入れるのも仕方がない事だという考え方もあり得るのですが、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」をはじめとする「ガンダム」シリーズの作中には、その説では説明がつかない事、辻褄が合わない事が幾つか見受けられるため、今一つ納得する事が出来ないからです。 例えば、 >熱核反応炉の炉心は十万度C近い高温 というお話ですが、熱核反応が起きるためには何億℃もの超高温が必要であり、「高々十万度℃程度しかない低温」では温度が低過ぎて反応が起きません。 作中の世界におけるモビルスーツなどには「ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉」という架空の核反応炉が搭載されているという設定となっていますが、これもプラズマの閉じ込めのために「Iフィールド」等の架空の力場を使用しているため、小型化が可能になったというだけであって、反応温度自体に関しては特に低いとしている設定はなかったと思います。 つまり、熱核反応炉の炉心温度は十万℃どころか何億℃にもなる訳ですが、これは単に炉の内部に閉じ込められているプラズマがそれだけの温度に達しているというだけであって、別に炉の構造材がその様な高温に曝されるという事を意味している訳ではありません。 炉内のプラズマは磁場やIフィールド等の力場によって炉の構造材に接触しない様に隔離されていますから、炉の構造材が超高温で溶けてしまう恐れもない訳です。もし、そうでなかったのならば、流石のガンダリウム合金も特撮テレビ番組「スーパーロボットレッドバロン」の「バロンニウム」の様な非現実的な耐熱性があるとも思えません(そこまでの耐熱性があればビーム兵器も通用しません)から、液体水素をもって冷却したところで焼け石に水で、炉壁は蒸発してしまいます。 辻褄の合わない点はこれだけではありません。 もしもモビルスーツの動力炉を冷却するためには、大量の液体水素が必要で、その量は冷却に使用した水素を排気するとジェットエンジン並みの流量になるという事であれば、モビルスーツは推進器を使っていない間であっても、それだけの量の液体水素を炉心に送り続けていなければ炉心が溶けてしまうという事になります。 しかしながら、「ドム」系列のモビルスーツは常に推進器を使用しているという訳ではなく、ホバー走行を行っていない間はそこまで大量の水素を排気している様子はありません。 それどころか、「MS-09H ドワッジ改」などは、ガスを排気出来ない砂の中に潜って待ち伏せ攻撃まで行っています。(同様の事は「YMS-07B グフ」や「MS-06D ディザート・ザク」なども行っています) 「ドム」系列の機体に限らなければ、推進装置を使わずに長時間行動可能なモビルスーツなど珍しくもありません。(勿論、その間は大量の排気も行っていない) 熱核反応炉のプラズマが高温になるのは「ドム」系列以外のモビルスーツでも同様であるというのに、何故、「ドム」系列に限っては液体水素が大量に必要になるのでしょうか?
- 2012tth
- ベストアンサー率19% (1893/9468)
バリュートとは? 衝撃吸収させるのではなく…一点に衝撃を掛けない様にする 衝撃分散システムです。 モビルスーツの機体の1番弱い部分がコクピットフレームで有り、 そこに圧力が集中する事を防ぐ事が必要です。 運動エネルギーは、一番弱い部分に集中する。 https://pub.nikkan.co.jp/uploads/book/pdf_file50ab034ea493f.pdf [PDF]力と破壊 大気圏内の重力下だと衝撃は均等に掛かるのではなく?衝撃に弱い部分 に集中します。 それを防ぐ事?運動エネルギー分散が必要と成ります。
補足
>バリュートとは? >衝撃吸収させるのではなく…一点に衝撃を掛けない様にする >衝撃分散システムです。 全く違います。 バリュートとはバルーン(風船)を使ったエアブレーキの一種であり、バルーンを膨張させる事によって空気抵抗を増大させる事で機体を減速させるものです。 バリュートを膨らませない状態であれば、そもそも空気抵抗が小さいため、機体が空気から受ける力は僅かなものに過ぎませんから、分散させる必要も生じません。 大気圏突入のためにバリュートを使用する場合には、空力加熱で機体やバリュートが破損しない様にするために、周囲の気流よりも低温のガスを吹き込んで、バリュートを内側から冷却するとともに、低温のガスでバリュートの表面を覆って高温の気流が直接触れる事がない様にする必要がありますが、その様な高温に曝されるのでもない限りは密閉構造のバルーン内に必要な容量分のガスを一度供給するだけで事足りますので、大量のガスを連続して供給する必要はありません。 モビルスーツのジャンプ程度では音速を超える訳がありませんから、空力加熱の問題も発生しません。 【参考URL】 バリュート - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88 バリュート (ガンダムシリーズ) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88_(%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA)
- 2012tth
- ベストアンサー率19% (1893/9468)
> 少量を機体内に内蔵しておけば済む話であり それだと?減速時にパイロットがシヌので…意味は無いと思います。
補足
意味不明です。 一年戦争当時に製造されたモビルスーツがジャンプ可能な高度から落下する際の速度程度であれば、バリュートや落下傘を使えば10秒と経たずに十分に減速する事が出来るというのに、地上近くでバリューとを何秒間か開くだけの事に何故、機内に搭載し切れないほどのガス発生剤が必要になるというのか御説明願います。 そもそもバリューとすら必要ではありません。 テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の作中において、アムロが乗った「ガンダム」や、ランバラル隊の「ザク」や「グフ」が背面の推進器を使用して高空までジャンプしておりましたが、勿論、バリュートもなければ、増槽なども装備してなどおりませんでした。 つまり、ジャンプ後の降下速度を落とす程度の事は機内の推進剤だけで十分だという事です。 ましてや推進剤を搭載する必要のない「MS09G ドワッジ」ならば尚更バリュートや増槽など不要です。
- 2012tth
- ベストアンサー率19% (1893/9468)
余談 多分、後付設定 (ガンダム特有) 第08MS 小隊でジオンのザクに この降下装置を背中や全面に付けて?簡易装甲にしている機体が 数機確認出来ます。 ガンダムUC でも同じくこれを付けて?簡易装甲したりジャンプ時に ロケットブースターで上昇して下降する際に一時的に展開して着地の 衝撃吸収に使用している機体が有りました。 ソースの貼り付け出来ず申し訳ありません。 ガンダムUC の "重力の井戸の下" を確認願います。
お礼
御回答頂き有難う御座います。 >ガンダムUC でも同じく と仰っておられるという事は、御回答に書かれている文章をそのまま素直に読みますと、 >これを付けて?簡易装甲したりジャンプ時にロケットブースターで上昇して下降する際に一時的に展開して着地の衝撃吸収に使用している機体 とは、その前に書いておられる >第08MS 小隊でジオンのザクにこの降下装置を背中や全面に付けて?簡易装甲にしている機体が数機確認出来ます。 という箇所と同様の機体(ザク)という意味で仰っておられる様に受け取れるのですが、そう考えておいて宜しいのでしょうか? もしそうだとしますと、本質問は「MS-09G ドワッジ」に関するものなのであって型式の詳細が不明の「ザク」に関するものなどではないのですから、何故ここでその様な話を投稿して来られるのか意味が解りません。 ですので、 >これを付けて?簡易装甲したりジャンプ時にロケットブースターで上昇して下降する際に一時的に展開して着地の衝撃吸収に使用している機体 とは、「ザク」の事を仰っておられるのか、それとも「MS-09G ドワッジ」の事を仰っておられるのか明確にして頂く様御願い致します。 それに、もし「MS-09G ドワッジ」の事を仰っておられるのだとしましても、回答No.2に対するお礼欄で述べております疑問を解決する答えにはなっておりません。 テレビアニメ「機動戦士Ζガンダム」や「機動戦士ガンダムΖΖ」では、展開後のバリュートシステムは嵩張る事と、降下が終了した段階で役目を終えて不要になる事から、地上に降りた段階でバリュートシステムを機体から切り離し、その場に投棄しておりましたが、バリュートシステムの一部であるバリュート用の増槽も役目を終えて不要になるという点では何ら変わりがありませんから、バリュートのバルーン共々、切り離して投棄しておりました。 一方、2012tth様が回答No.2に貼っておられる >ドワッジ・ガンプラ のリンク先を御覧頂ければ判ります様に、「MS-09G ドワッジ」は >降下装置を背中や全面に付けて?簡易装甲 を装備していない状態であるのにもかかわらず、本質問で問題にしているタンクを装備しております。 ですので、 >最初から地上にいるというのに、何故、使いもしないバリュート用の装備を態々付けた状態で出撃し、戦闘を行っていたのでしょうか?(機体重量が無駄に重くなって機動性が悪くなるだけでは?) という疑問は相変わらず残ったままです。 それに、 >ジャンプ時に >ロケットブースターで上昇して という事を行う事が出来るのであれば、 >下降する際 においても推進器を地上に向けて逆噴射する事によって減速する事が出来るという事になりますから、バリュートを装備して態々機体の機動性を悪くする必要はありません。 これが推進剤を必要とするロケットや、燃料を必要とする内燃式のジェットエンジンを使っているのであれば、推進剤や燃料を節約するためにバリュートを使う事にも意味がある場合もあります。 しかしながら、「MS-09G ドワッジ」のブースターは質問文でも述べております様に、ロケットではなく、推進剤がなくなる心配がない熱核ジェットなのですから、ジャンプ程度の大気圏を出る事がない範囲内での行動でバリュートを使うくらいであれば、下降時の減速も固定装備である熱核ジェットを使った方が、余程使い勝手が良くなります。 また、 >一時的に展開して着地の衝撃吸収に使用 という事であれば、展開している時間はほんの短時間の事に過ぎないのですから、もし仮にガス発生剤が必要であったとしても少量を機体内に内蔵しておけば済む話であり、あの様な大げさな増槽を3個も設ける必要はありません。
- 2012tth
- ベストアンサー率19% (1893/9468)
http://abba3.blog.fc2.com/blog-entry-95.html ドワッジ・ガンプラ > ドワッジのタンク 背面の白いタンクの事? もしもそうなら↓ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88_(%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA) バリュート (ガンダムシリーズ) 大気圏突入装置の事。
お礼
御回答頂き有難う御座います。 腰部背面のタンクの中身はバリュートのインフレーター(膨張用ガス)とフイルム冷却用に使うためのガスを発生させるためのガス発生剤という御回答ですね。 只、その様に考えたのでは新たな疑問が幾つも発生してしまいます。 例えば、「MS-09G ドワッジ」は一年戦争末期に実用化されたモビルスーツであり、その当時はまだモビルスーツ用のバリュートシステムは実用化されていませんでしたから、何故、バリュート用のタンクが付いているのかという問題があります。 加えて「MS-09G ドワッジ」は陸戦用であり、宇宙で運用するためのものではありませんから、大気圏突入の際にしか使う事がないバリュートを装備する必要もありませんし、そもそも「MS-09G ドワッジ」の機体に取り付けられている推進装置は(大気中でしか動作しない)熱核ジェットであり、ロケットではないのですから、もし仮に「MS-09G ドワッジ」を衛星軌道上から大気圏に突入させ様としても、減速用の逆噴射や姿勢制御がまともには出来ませんから、「MS-09G ドワッジ」にバリュートを装備させて大気圏に突入させる様な使い方が出来るとも思えません。 それに「MS-09G ドワッジ」が作中で配備されていたのはアフリカをはじめとする地球上です。 最初から地上にいるというのに、何故、使いもしないバリュート用の装備を態々付けた状態で出撃し、戦闘を行っていたのでしょうか?(機体重量が無駄に重くなって機動性が悪くなるだけでは?) ですので、バリュート用の装備だという情報が掲載されているソース元を御教え頂けませんでしょうか?
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
そのWiki内の 3 補足『「ジェットの代わりにロケットを取り付ければ宇宙でも使えるのでは?」という発想でリック・ドムに転用された。』 4.18.1 ドワッジ改『両肩の装甲後部に化学燃料方式の大型ブースター4基を装備することでベース機より2万4,200kg、20%の推力増加を果たし、さらに運動性を向上させた。』 からして、熱核ジェットとは別に化学燃料方式のブースターを脚部にも追加してるのでは?
お礼
御回答頂き有難う御座います。 しかしながら、御回答内容で書いておられます通り、 >3 補足『「ジェットの代わりにロケットを取り付ければ宇宙でも使えるのでは?」という発想でリック・ドムに転用された。』 という話は、陸戦用の「MS-09G ドワッジ」とは全く別系統の発展型で、宇宙用に用途変更するために開発された「MS-09R リック・ドム」に関するお話ですし、 >4.18.1 ドワッジ改『両肩の装甲後部に化学燃料方式の大型ブースター4基を装備することでベース機より2万4,200kg、20%の推力増加を果たし、さらに運動性を向上させた。』 という話も、「MS-09G ドワッジ」を改造した「MS-09K ドワッジ改」に関するお話であり、どちらも「MS-09G ドワッジ」に関する話などではないのですから、本件とは関係のないお話の様に思えます。 それに「MS-09G ドワッジ」を「MS-09K ドワッジ改」に改造した際に化学燃料方式のブースターを追加したという事は、「MS-09G ドワッジ」には化学燃料方式のブースターが付いていなかったという事になるのではないでしょうか?
お礼
御回答頂き有難う御座います。 >映像化されていないものについてはサンライズ公認とか監修であっても公式には非公式とされています。 という事は、前回御回答頂いた >ドムシリーズ用の熱核ジェットエンジンは >「正確には液体水素を推進材として使用するジェット・ロケット複合タイプであった。 (中略) >空気だけでは充分にエネルギーを吸収しきれず、エンジンが蒸発すると予想された。そこでまず、大量の液体水素推進材を熱核反応炉に送り込み、一万度C程度の高温プラズマ状態に変え、これを媒体として空気に運動エネルギーを与えてジェット噴射するという方法が採用されたわけである。」 というお話は、作中の描写との辻褄が明らかに合わない点がある事から考えますと、 >かのガンダムセンチュリーの記載 ではあっても、 >その記述が逆に公式設定に取り込まれた例 >事実上の公式設定となっているもの ではない部分であり、「機動戦士ガンダム」の製作サイドや玩具メーカー等のスポンサーサイドではない、言わば直接の関係者ではない者が勝手に作り上げた話の1つに過ぎないと考えておいた方が良さそうですね。 >ドワッジのプラモデルの設定資料によると 公式設定では、本質問で問題としているタンクの中身はプロペラント(推進剤)という事になっているのですね。 >純ジェットでは推進剤は不必要ですから、それにもかかわらず推進剤増槽が必要であるということは逆算して純ジェットではない、ジェット・ロケット複合エンジンという設定がプラモ用に流用されたことが伺われます。 そう考えるのは少し早計ではないかと思います。 例えジェットエンジンでも空気の他に推進剤を追加して一時的に推力を増強する場合があります。 ジェットエンジンにおいて燃料が燃焼して出来る二酸化炭素や水蒸気も推力を生み出している排気中に含まれているのですから、ジェット燃料も推進剤の一種と見なす事が出来ます。 アフターバーナーなどはタービンよりも下流側で燃料を追加で燃焼させる事で推力を増強させていますが、このアフターバーナーに通常のアフターバーナーを超える量の燃料を吹き込む事で推力の更なる増強を行う「コンバットプラス」という技術が考案された事があります。 これは、単純に加えた燃料が多い方が排気ガスの総質量が大きくなるという事に加えて、燃料過多の条件下で不完全燃焼を行う事で、一酸化炭素や、水素、低分子量の炭化水素、等の分子量の低い成分を多く含む排気を作り出し、同じ温度では低分子量の分子の方が熱運動速度が速い事を利用して排気速度を向上させるという2つの効果によって推力の増強を図っているのですから、明らかに「単なるエネルギー源」などではなく推進剤だと言う事が出来ます。 他にも、一部のジェット機(B747の一部やMig-25等)には「水メタノール噴射装置」という推力増強システムを備えているものがあります。 これはジェットエンジンの吸入空気にメタノール水溶液を噴霧する事で、コンプレッサーで空気が断熱圧縮される際に生じる温度上昇を液体の気化潜熱によって抑制する事で空気の圧縮を容易にし、より多くの空気を燃焼室に送り込む事でより多くの燃料を燃焼させる事が出来る様にするとともに、液体が蒸発した蒸気を空気という推進剤に加える事で推進剤の総質量を増す2つの効果によって推力の増強を図るものなのですから、この場合のメタノール水溶液は冷却剤兼推進剤という事になります。 この様に、推進剤を使っているからと言って、必ずしもロケットであるとは限らない訳です。 ついでに言いますと、そもそも熱核ジェットでは酸素を消費しませんから、排気の中には大量の酸素が含まれていますので、核エネルギーを利用した加熱装置で加熱済みの空気に、燃料を吹き込んで燃焼させるだけで推力を増強させる事が出来ますから、酸化剤を必要とするロケットを組み込むよりも、核動力の加熱装置とタービンとの間に、燃焼式のジェットエンジンのものと同様の燃焼器を組み込み、そこで一次燃焼を行わせる事で燃焼ガスをタービンの耐熱限界に近い高温としてからタービンへ送り込み、タービンを駆動させた事によって温度と圧力が低下したガスに、アフターバーナーで2次燃焼を行わせる様にした方が、ロケットと比べて少ない推進剤でより大きな推力が得られます。 それにそのプラモデルの設定資料の内容の一部にも、作中の描写との矛盾があります。 >ドムは(中略)推進剤の搭載料が不十分で、戦闘持続力が低かった。 とありますが、推進剤の搭載量が不十分なのであれば、当然の事ながらいざという時に備えて推進剤を節約する必要がありますので、ホバー走行は極力控える様にしなければならない筈です。 しかしながら、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の作中において、「黒い三連星」達が搭乗する「MS-09ドム」は、ホワイトベースがいる地帯を目指して移動中に、しばらくの間ホバー走行を続けた後、そのままホバー走行で山の斜面を登り、続いて「ガイア」が >「次の山へ飛ぶぞ」 と言うや、山同士の間をジャンプして次の山に降り立って少し進んだ所でホワイトベース側が森の中に設置した警戒用のセンサーに探知されておりました。(第24話) つまり、この時の「MS-09ドム」は敵に探知される恐れのある範囲よりもはるかに遠い所からホバー走行を連用していた訳です。 それどころか第27話では「ドップ」の陸上滑走路があるジオンの前線基地(おそらく「陸戦艇ダブデ」の傍)から移動を開始するところからホバー走行を始めておりました。 突撃を含む戦闘中か、或は敵を振り切る必要がある撤退中でもなければ、使用時間に限りがある機能を使ってまで高速を出す必要などないのですから、彼らのやっていた事は推進剤の無駄遣いに過ぎません。 加えて、作中では「場面転換の間に飛ばされた経過時間」は含めずに放送時間の半分かそれ以上の時間に亘ってホバー走行を行っていますから、 >戦闘持続力が低かった とはとても思えません。 プラモデルの設定資料に書かれている以上、それが正式な設定と見做して受け入れるしかありませんが、「何でもう少し納得の行く設定にしてくれなかったのか」とは思います。 例えば、「戦闘持続力の改善のため」や「航続距離延伸のため」などといった、作中の「MS-09 ドム」の描写と矛盾する設定は廃案にして、 「ホバリングは熱核ジェットのみでも長時間連続して行えるが、戦闘中における機動力・加速性能を向上させるために、燃料(または推進剤)を使用する推力増強装置がスラスターに組み込まれていて、外部タンク内の燃料が無くなるまでの一時的なものではあるものの、熱核ジェットのみの時と比べて○%増しの推力を得る事が可能となっている」 などという設定にしても良かったのではないかと思います。 >そうすると確かに質問者様のおっしゃる様な疑問点も出てくるわけですが、 >そこの矛盾を説明できる解釈がないかなあと >あれこれ同好の愛好家同士であーでもないこーでもないと駄弁るのも私の様な古いアニメファンの楽しみでもあったわけです。 うーん、矛盾があるのなら、別にそこまでして「ガンダムセンチュリー」の記載に拘る必要はないのではないでしょうか? 最初は電波を妨害するという性質しか無かった筈のミノフスキー粒子が(作中の矛盾点をこじつけるのに都合がよいという事から)様々な役割を担う様になったり、 最初はただの荷電粒子ビームだったものがいつの間にか「メガ粒子」という架空の粒子のビームになっていたり、 最初はビームサーベルだった「MS-07 グフ」のサーベルが(ジオン初のビームサーベル搭載機は「YMS-15 ギャン」であるとするために)形状記憶素材製のヒートサーベルになっていたり、 単に磁場でビームを曲げていただけの「MA-08 ビグザム」が(「磁場なのになぜミサイルには影響しないのだ?」と言われて)いつの間にか「Iフィールドジェネレーター」を搭載していたり、等々、些細な矛盾やどうでも良い様な都合から、次から次へと設定が変わり続けて来ている上に、その「ガンダムセンチュリー」自体も関係者ではない外部の人間が勝手に考え出した「俺設定」の集まりに過ぎないのですから、(個人的な妄想設定を考える際には)そんなものは無視してもっと辻褄が合う様な設定を考えても全く構わないのではないでしょうか? さて、これで >ドワッジのプラモデルの設定資料によると >外装式プロペラント・タンクを増設 という公式と言っても良い回答が得られた事で、本件は一応解決した事になります。 只、前述の通り未だ若干の矛盾点が残っておりますので、もう少しの間だけ質問を締め切らずにおいて、準公式と見做されている様な説でもっと矛盾が少ないものに関する情報が得られないかどうか、他の回答も待ってみたいと思います。