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関東地方の渇水、神奈川県だけ対象外なのは何故?
- 関東地方では渇水が続いていますが、神奈川県だけは事情が違い、渇水とは無縁の状態です。
- 神奈川県が独自水源を保持しているため、渇水の影響を受けずに済んでいます。
- 神奈川県は水源保全のための犠牲を払い、公共事業である独自水源確保を進めてきました。
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神奈川県、というか横浜港があったことが原因です。 客船は出航時に真水を大量に必要とします。貨物船でも一定量必要です。 なので、港湾にはしっかりした水道設備が必要なのですが、横浜の場合 元々単なる寒村で水源が無く、近くに大きな川も無いために、水が足り なくなったんですね。 なので、明治期から都市に供給する以外にも、「船舶に水を供給する」 ために、専用の水道を引いたんです。神奈川県の独自水源はこれがルーツ になります。 一方東京は、江戸期から「都市に水を供給する」ための水道があっただけ でなく、多摩川・隅田川(荒川 )という大河があったために、水の供給が 十分だったんで、「独自水源を確保する」必要が無かったんです。 同じような話は神戸にもあって、神戸港の水は六甲の湧水だけで賄えなく なり、早い時期に「布引」「烏原」「千刈」というダムを作って、独自の 水源を確保していますよ。
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神奈川には未開の森や山がいっぱいあるから。
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- eroero4649
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http://www.city.yokohama.lg.jp/suidou/kyoku/suidoujigyo/rekishi.html こちらのページにもあるように、横浜の歴史とは水源確保の歴史でもあったのです。日本発の近代水道施設が横浜から始まったというのが実に象徴的ですね。神奈川の主な水系は相模川水系と、丹沢水系です。このうち丹沢水系は主に戦後に整備されたもので、戦前は相模川水系がメインでした。東京に水を分けてやるような余裕はなかったのですよ。 相模川は神奈川のほぼど真ん中を通っているような川ですから、他に引っ張りようがないのです。相模川の支流が東京都に流れていれば話は別ですが、相模川水系の支流は全て神奈川県内で完結しています。東京西部には多摩川水系がありますからね。神奈川も、川崎辺りでは一部多摩川水系を使っています。 東京が利根川水系を飲料水などに利用しているのは「荒川を遡れば利根川だから俺らにも権利がある」的な論理展開なのです。というか、元々利根川は荒川なんですけどね。江戸時代ほぼ200年かけて利根川の流れを変える工事をやって今の銚子に流れる方向になったのです。ですから本来の利根川って今の荒川なのです。利根川の水量が増えると江戸で洪水になるので、流れを変えたのです。江戸時代最大の土木工事ですよ。 現在の利根川水系、特に矢木沢ダムの貯水率が低い原因は昨冬の雪不足です。既に春の時点で平年より貯水率が少なかったのです。実は3月頃から「ひょっとすると今年は水不足になるかもしれない」と懸念されていたのですよ。一方の神奈川ですが、現在も最大の貯水湖である宮ケ瀬ダムが81%、丹沢湖が94%なので水不足の心配はないのです。
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- t_ohta
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江戸時代から横浜界隈の水源に相模原から引いた水が使われていたそうです。 先見の明があったんでしょうね。
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- bardfish
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利根川水系には人口密集地や工業団地など、水を多く使用するものが集中しているのも原因でしょう。 水源から供給される水の量はほぼ一定なのに、水を消費する要素だけが増え続けたために積雪や降雨がちょっと少なくなっただけで水不足に陥りやすい。 「無計画な都市計画」が元凶だと思いますよ。 「水は無限じゃない」ということを忘れた行政も良くないですね。 今の行政に「先見の明」なんてあるとは思えません。 利権ありきの公共事業に群がるウ○コバエたちに食い散らかされているのが現状ではないですか? ダム建設にしても、事業計画が立ち上がる直前に政治家が第三者を使って建設予定地とか建設工事用の道路に使われる土地を安く買い叩いて、計画が表沙汰になって土地の価格が跳ね上がると売りさばいて一財産・・・ 砂防ダム建設ではよくある手口です。予算規模がもっと大きいダム建設だと利権に群がる政治業者が甘い汁を吸っているような状況ではいくら増税しても焼け石に水ですね。
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まず神奈川県には水源地あるという事と東京は水源地は多摩川系だけで他県依存。 神奈川は県は将来の水源確保の為に相模湖・津久井湖・丹沢湖の人造湖を作りまた、将来の人口増加のによる水不足を解消する為に宮ヶ瀬湖を作りました。 丹沢湖 貯水率 94% 水源地が一番多い。 相模湖 貯水率 73% 発電と工業用水で貯水量が少ない。 津久井湖 貯水率 78% 横浜・川崎・横須賀の共同施設で昼間の電気不足のために発電 しています。 宮ヶ瀬湖貯水率 81% 相模川系東京都に配水。 東京は自前の湖が多摩川系の奥多摩湖(小河内ダム)だけで昭和30年代まで多摩川系で 40年水不足解消のために利根川系・荒川系にダムが群馬県・栃木県に頼るしかない。 30年代の東京は毎日断水していました出てもちょろちょろ、自前の水源地がないので他県 に頼るしかないので水不足が解消されない。
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- citytombi
- ベストアンサー率19% (1721/8628)
関係者は、宮ヶ瀬ダムが出来なかったら、他の都県と同じく渇水の危機に見舞われていたと言っていますね。 ところで、相模川の水は東京都にも分水されています。 川崎市内に東京都の浄水場があって、川崎市の長沢浄水場から隣の東京都長沢浄水場へ分水されています。 これは国を仲介とした川崎市と東京都の協定によって、昭和34年に分水が始まっています。
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遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
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