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熱中症の治療に氷を使ってはいけない?
熱中症の治療の時に、氷で体を冷やすとかえって体内に熱がこもって良くないので、体に水をかけて扇風機で冷やすと良いとテレビでやっていたのですが、根拠となる文献などありますか? その番組では、病院での取材中に搬送された患者さんが、扇風機で冷やされて無事退院されていました。 別のチャンネルでは、病院で看護師さんが氷が入ったビニール袋を大量に体に当てていて、残念ながら亡くなってしまいました。 救急搬送された先で、冷やしかたの違いによって生死が分かれるなんて恐ろしい事だと思います。 どちらが正しいのか、医学的に知りたいです。
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こういう「根拠を示せ」という方を見かけると、少々意地になってしまうところが私にはあります。 我が国では昨年、「熱中症診療ガイドライン」というのが発表されまして、これは世界でも初めての熱中症への対策を示したガイドラインだそうです。 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/heatstroke2015.pdf そしてこのガイドライン発表に伴って、このような記事を見つけました。 https://www.kango-roo.com/sn/a/view/1539 都立多摩総合医療センター救命救急センター長の清水敬樹氏によると、「冷却方法についてははっきりとしたエビデンス(医学的根拠)はまだ示されていない」ということです。つまり、医学的には結論が出ていない、というかまだ結論を出せるほどの資料や情報が集まっていないということだと思います。何しろ世界レベルで見てもガイドラインを出すほどに対策に熱心なのはまだ日本だけです。考えてみれば、先進国のほとんどは熱中症とはあまり縁のない国ですものね。アメリカもアジアのような蒸し暑さはありませんから。 中国やインドやタイといったような国々でも研究が進み知見が広がれば分かってくることも多くなるだろうと思います。
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- unknownname
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基本的に冷やし方が「氷と水」で違うだけで、氷だからダメとか 水だからダメだという事は無いと思います。熱中症では、体の温度を 下げる必要があるわけですが、冷やしすぎると低体温になりすぎたり 急激な体温低下で、からだのバテが早いからだとおもいますよ。 「暑いときに、シャワーを浴びて扇風機にあたる」 「暑いときに、氷水の風呂にはいる」 どちらがより、温度が下がるでしょうか? 当然後者ですが、やはり 心臓なんかに負担がかかりますよね。ただでさえ、バテているのに・・ という事です。 体温を無理なく下げるのに使われるのが「気化熱を利用」するものです。 体をぬらして、風をあてると、その気化熱で表面温度が下がるという訳で 今はやりませんが、昔は「アルコール清拭」なんていって、消毒用の アルコールで体を拭いたりした時代もあるんです。 一方、表面温度が下がっても、体の内部の温度が下がらないときは、 氷嚢などを使います。頭に当てるのでは無く、首筋・脇の下・股の付け根 などの「動脈の拍動が触れるところ」に局所的にあてます。冷えた血液を 体に送ることで、全体の体温を下げようとする訳です。これは子供の 発熱などでも行われています。 という訳で、全身を氷で冷やすのは「冷えるかもしれないけど負担が大きい」 ので、局所を氷で冷やしつつ、気化熱をつかった水での冷却を併用すると いうのが正解だと思います。
- ppp4649
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知らない情報だったので調べてみました。 環境省では、そう様な注意をしていません。 http://www.wbgt.env.go.jp/heatstroke_checksheet.php それが事実なら、こちらでも注意を促すと思います。 テレビは少し突出した意見をいう事が有ると思います。 少ない意見や、少ない症例を大々的に言うような。 一つの理論として納得はいきますが、意識障害を起こしてる重症の場合は急速に冷やさないと命に係わるから氷水の袋が一番だと思います。 場所は太い血管の通る、腋や首横に鼠蹊部でしょう。 重症で無い場合は、氷を使わずゆっくりで大丈夫って事だと思います。 因みに<氷∔水>を使う事で凍傷お起こさなくなります。
補足
記載されているURLを見た上で質問しました。 その上で公的な機関と、実際が違うようだから、論文など根拠があれば知りたいと思っています。 たしかにテレビでは二例しか見ませんでしたが、どちらも熱中症への注意喚起が目的であり、病院の対応をどうこうと言う内容ではありませんでしたので、大々的に…とは違うかなと感じます。 意識障害があっても急速に冷やすと血管が収縮して逆効果だという説は、間違いということでしょうか? 例えば医療機関ではそのように教育されているのでしょうか? その場合、根拠をお願いします。
- qwe2010
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人の身体は血液が熱を運びます、 この血液がなければ、体内の奥深くある熱は、なかなか冷えません。 脂肪などは、断熱材の役割をします。 夏には血管が太くなり、体内で作られた熱を、早く体外に放出させます、 身体の表面では、汗が出て、気化熱で身体を冷やす仕組みです。 冬には血管が細くなり、身体の体温を保つ役割をします。 身体を早く冷やすためには、血液が活発に動かなければならないのですが、 氷で身体を冷やすと、身体の表面の血管は細くなりますので、血液の動きが悪くなり身体を冷やす速度が遅くなるのです。 早く体温を下げる方法は、 冷たいと感じないぬるめのお湯を、頭から背中にシャワーでかけながら、徐々に水温まで下げると、とても早く、体の芯まで冷えます。
補足
仕組みはよく分かりました。 しかし、全日本病院協会のサイトでは、病院での治療方法に「氷枕や氷嚢などを用いて熱や炎症を取り除く 「冷却療法」が行われます。」とあります。 環境省のサイトでも、応急処置には氷のうと書いてありました。 息子が通う小学校では、保健室で保冷剤の貸し出しがありますが、逆効果なら根拠を示してお話ができたら、と思っています。 学術論文などで熱中症の正しい治療法が書かれたものはありませんか?
お礼
根拠となる文献はありますか?とした質問に、根拠がない(エビデンスがない)という根拠を示して頂き、ありがとうございました。 私の質問の仕方が悪かったようで、他の方はご自身の考えを書いて頂いただけのようで、残念です。