上告理由書の書き方

質問

１　上告理由書の「憲法違反」ですが、この憲法違反というのは、
判決を下した裁判官の憲法違反を指しているのでしょうか？
それとも相手方の行為が憲法違反だということを指しているのでしょうか？

２　上告受理申立理由書の「判例違反」についても、判決が判例違反だという場合を書くので
　　しょうか？

３　民事訴訟法違反をいずれかの理由書に書くことは可能ですか？

　　　　　よろしくお願いいたします。

回答No.1

trytobe

ともに、最高裁判所でなければできない「憲法解釈」「新しい最高裁判例」が必要となる案件か、という趣旨。

高等裁判所では判断できない「憲法解釈」を問うか、高等裁判所が従うべき「最高裁判例」に従っていないことに不服を述べるか、というのが、１と２の違い。

１は、高等裁判所の裁判官が憲法違反をしているわけではない。被告の行為は憲法に反するのではないか、という憲法解釈の域に踏み込んでもらうために最高裁判所での審理が必要だ、と述べるためのもの。

２は、高等裁判所の裁判官が、最高裁判所の過去の判例に反する判断を示していることに不服を申し立てて、最高裁判所に過去の判例に従うのか、新しい判例を生むのか、最高裁判所での審理が必要だ、と述べるためのもの。

３は、判例に反しない限りは、高等裁判所までに判断されるものであって、最高裁判所に上告しても判断が変わるものではない、として最高裁への上告理由に入れてもらえない。

補足

どうもありがとうございます。
大変うれしいです。
上告状兼上告受理申立書を提出したのですが、理由書の憲法解釈の方はなんとか書けそうなのですが、判例違反の方はまだ探しているところです。
万一、片方だけの提出になっても大丈夫でしょうか？
それと、新たな新証拠(重大な事実)がでてきた場合、最高裁は受理してくれますでしょうか？
ご教示いただければ助かります。
よろしくお願いいたします。