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国債利回りについて。
今日現在の新発10年物国債の利回りがマイナス0.165%まで低下したとありましたが、 (1) 金利は一定だが、落札価格が上がると金利は下がるようですが、では、今の一定の金利は何%なのでしょうか? (2) マイナス金利の国債は満期まで持つと損すると思うのですが、では、なぜここまで人気があるのでしょうか? 日銀が高い価格で買い取るとの話も聞きますが、なぜ高い価格で買い取るのか? また、購入する方は日銀が必ず買い取ることを見越してマイナス金利の国債を買っているということでしょうか?
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(1) 金利は一定だが、落札価格が上がると金利は下がるようですが、では、今の一定の金利は何%なのでしょうか? 金利が一定ではなく、配当額が一定という話との勘違いではないでしょうか。 配当額が一定なので結果的に国債の売買価格に応じて金利は変動することになります。 (2) マイナス金利の国債は満期まで持つと損すると思うのですが、では、なぜここまで人気があるのでしょうか? 理由はいくつかあります。まず第一に日本が深刻なデフレ経済下にあり、深刻な投資先不足になっていることです。企業が投資を行わず内部留保を拡大させ続け、政府は緊縮財政を行ったり、国民の所得を減らす人件費を買い叩きやすくするための規制緩和を行い続けたり、デフレで困っているのにインフレ抑制(デフレ促進)の経済対策ばかりを推進したり、実体経済に目を向けずレントシーカーの言うがままの経済政策を20年ほど続けています。こちらの根本問題があり深刻な投資先不足から金融機関は国債を一つの投資先として積極的に買い続けてきました。 直近では、日銀による国債買い入れがあります。日銀がお金を刷って国債を買い続けているため市場での国債不足が生じて需給バランスから国債価格が高騰しています。またドルベースで見ると日本国債の実質金利はアメリカ国債より利率が高くなっています。そのため外国人投資家も参戦し更に国債価格が高騰しています。
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- seble
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前回答とだぶるのですが、国債、大抵の債権は発行時に利回りが決まっており、その通りに利息が定期的に払われたり、発行時に利息分だけ安く買えます。倒産しない限り確定した利息が利益になります。日本政府だって危ういですが。 ですが、発行後は市場で売買されるものは時価で取引されます。これは確定した利回りとは関係なく、債権の額面をいくらで買うか、という事になり、例えば、100万円額面が90万で買えれば、差額の10万は利息と見なせます。満期まで持っていれば100万円がもらえるわけですから、(もちろん倒産しなければ、、くどい?) ところが、何の因果か100万円を110万円で買おうという人が現れると、そりゃ売る方としては高い方がいいに決まってますから110万円という事になります。満期には額面でしか返ってきませんから10万損、つまりマイナス金利となります。 日銀がやる場合は、実態としてのマイナス金利誘導のためです。 単純にマイナス金利を宣言したって、もちろん、損をするわけですから誰も従いません。 ですから、強権を発行して、制度として決まっている預託金の金利を強引にマイナスにしちゃうとか、市場でそのような売買を行って金利誘導したりするわけです。 あくまで日本経済全体を考えての事ですが、果たしてどれほど有効か、いつまでできるのか、どうなんですかね?