先に回答された方の中に、乱用や儲けなどがありますが、一部それもあります。
抗生物質をすぐ処方する医師には問題が二つあります。
一つは、明確な治療法を理解していないということです。
一般に医師は、病気の症状をレントゲンや聴診による自身の診察と患者への問診による症状の具体性に基づいて病気の診断を行います。
症状を聞いて、”おそらくはこの辺にこんな原因があるんだろう”と考え、風邪や感染症などの疑いを元に治療法を進めます。
また○週間後にいらしてください、と言うのはその診断結果と治療法が正しく効果的に作用しているかを確かめたり、症状の進行度などを確認するためです。
間違った医者の場合、”おそらく”が恐ろしく漠然としており、一気に治してしまおうと考え、抗生物質を処方します。もちろん、抗生物質の服用しても効果的に作用しないことだってあります。つまり、効果のない抗生物質を処方させるだけで、治療になっていないということがあるのです。
二つ目の方が重大な問題ですが、薬剤耐性菌を作り出してしまうということです。
人間が細菌類に免疫を作るとように、菌やウイルスも薬に対して免疫を作ります。
厄介なのは一度免疫ができると、その薬が全く役に立たなくなることです。効果的な新薬を作るのには十数年かかります。
これが風邪ならともかく、インフルエンザのような流行性のウイルスであった場合、医学界では致命的な痛手になります。
詳しくは参考URLをご覧ください。
いずれにしても、その医者に診断を任せるのは危険ということです。
お礼
>薬剤耐性菌 私もこれを聞いたことがあって、抗生物質はちょっと怖い印象があります ありがとうございます