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八つ墓村 のたたり
落武者に危害を加えたから村人の多くが被害者になったと いわれています、恨みというのはその怨念が人をも 動かしてしまうものなのでしょうか。 宜しくお願いします。
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大真面目に回答しますよ。実は、日本人というのは「怨み」というのをものすごく恐れる民族なのです。 その代表ともいうべき存在が、西の菅原道真、東の平将門です。ご存知の通り、お二方とも強い怨みをもってお亡くなりになり、死後に祟りをなされました。その祟りを恐れた人々は、彼らを「神様」に格上げしてお祀りすることで鎮めてきたのです。「これから神様として丁重に扱いますから、どうかどうかお静かにしていてください」としているのです。 はっきりいいまして、日本のホラーは全てこの「怨みもの」だといっても過言ではないと思います。お菊さんもお岩さんもそうですね。八つ墓村もそうですし、貞子もそのパターンですよね。日本人は「強い怨みをもって死んだ人が、祟りをなす」と聞くとそれを大変に恐れかつ、「そうだよなあ、そういうものだよなあ」とその強い怨みをもって死んだ人の祟りに疑問を持たないのです。 それに比べると、例えばイギリスのロンドン塔では何人もの人々、中には権力闘争に敗れた無実の人が処刑されていて、しかもその処刑された人の幽霊が出るという話まであります。特にキャサリン妃は処刑間際にものすごい力で処刑人を振り払い最後の最後まで抵抗したという話が残り、今もキャサリン妃と思われる女性の幽霊や金切り声が聞こえるという話があります。 しかし、そのキャサリン妃が誰かを「呪い殺した」という話がとんとありません。どうもイギリスの幽霊はなぜだか、どうしてかどんなに強い怨みをもっても祟る能力を持ち合わせていないようです。幽霊さえ気にしないなら封印する必要はないのです。 しかし、日本で強い怨みをもって死んだ人は祟って生きる人を呪い殺す能力をもっているので、それを鎮める必要があります。その方法は割と単純で、「神社にしてお祀りする」です。菅原道真公や平将門公を筆頭に、お岩さんやお菊さんも全てこの方法で祟りを鎮めてきました。ですからネット時代になっても呪い殺し続け、いったい何人呪い殺せば気が済むのか分からない貞子さんも「貞子神社」でお祀りすれば鎮まるのは確実です。もちろん八つ墓村でもそうすりゃよかったのですが、そうしちゃったら話が始まらないですからね。
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- hkinntoki7
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恨みが人を罰してくれるなら刑事罰は要りません。だけど、たたりなどないから刑事罰があるのです。
お礼
死んだ人は悪魔にはなれないということなのかな 勝手に物が動くとか、悪魔祓いなんていうのも 聞く話ですね ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。