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数学が苦手なのに、黄チャートだけって危ないですか?
- 数学が苦手なのに、黄チャートだけを使うべきか悩んでいます。
- 黄チャートのみで国立理系のセンター試験に対応できるのか疑問です。
- 数学が苦手でも、黄チャートだけを使う前に入門的な参考書や問題集を使うべきですか?
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質問者が選んだベストアンサー
先ず、チャート式ですが、難度の高いものから順に、「赤」「青」「黄色」「白」とあります。 国立の理系志望との事ですが、医学部系では、ご質問の状況では完全に難しいです。(殆ど無理です)又、東大/京大や旧帝大でも難しいでしょう。 さて、数学が苦手という事ですが、このようの人の多くに中学校の数学に穴がある人がいます。中には小学校の算数でもあやしい処がある人が居ます。このようの状態では先ずまともに高校数学を理解できません。そのようの穴のある人は先ずその穴埋めから取り掛かる必要があります。(後述) 中学校迄の穴埋めが済んだら、或いは不要ならば、次に「教科書」レベルの理解です。これ又学校の教科書が解っていないとか理解がまばらとかいう人が多いです。解説的な参考書で穴を埋めて下さい。(後述) これでやっと受験レベルの勉強ができます。食いついて行けば「青」が、少し程度を落とすならば「黄色」で解法を学びます。例題の解答や解説部分を紙などで隠して自分で解いてみます。「5-10分」位考えても解き方が全然判らないとか途中迄しか判らない場合は、鉛筆で「×」印をつけて解法を学びます。自分で解けた場合も解説や解答と照らし合わせて下さい。解き方が全然違っていたら「×」印で解法を学びます。解き方は正しかったのだが計算を間違えてなどの場合は「△」印です。最後迄照らし合わせて過不足のない答案が書けた場合は「〇」印です。答案として問題がある場合も「△」です。 「〇」以外の場合は、先ず。もう一度解説などを紙などで隠して答案を作成します。解き方や答案の書き方は学んだ筈ですから正解ができるはずです。(解答を暗記して再現するのではありません。学んだから解けるのです)続いて類題を解いてみて別冊解答と照らし合わせて下さい。 翌日は、先ず前日「〇」と成らなかった例題をもう一度解いてみます。解き方や答案の書き方が身に着いているならば正解ができる筈です。正解ならば前日の「×」や「△」の脇に「〇」を付けます。判らなかった場合は「×」、間違えた場合は「△」です。「×」や「△」はもう一度解き方や答案の学び直しです。学び直したものは又翌日確認してみます。 このようにして一冊終えたら、もう一度最初から「×」や「△」のついている例題を解いて見ます。「正解」できれば「〇」で良いですが、「×」の場合はカードなどに書き取って重点的に学ぶ必要があります。計算ミスが多いとか遅い場合は別に対策が必要です。 なお、いい加減な性格で符合の見落としや、見間違えが原因で間違えることが多いというのであれば、そのようの処ではキチンと確認する習慣をたたきこみましょう。 数学I+Aも「青」が良いのですが、一章やったけれどもと云う事であれば「黄色」にランクを落とします。数学II+Bは、改めて「青」をやってみてそれで行けるのであれば「青」で矢張りとなれば「黄色」になりますが、そうなると志望校を検討しなおす必要も出るかも知れません。 理系であれば数学IIIもある訳ですが、これも「青」で行ければ「青」、矢張りとなったら「黄色」です。 なお、計算が遅い、計算ミスが多いという場合は、これとは別に「計算」のトレーニングが必要となります。 高校数学のレベルならば、「カルキュール数学I・A」「II・B」「III」(駿台文庫)http://sundaibunko.bookmall.co.jp/search/info.php?code=0000002471754 や「合格る計算 数学I・A・II・B」(文英堂)http://sundaibunko.bookmall.co.jp/search/info.php?code=0000002471754 などで計算演習と要領のよい計算を学んでください。 さて、先送りした、受験レベルに学力がない場合です。 (中学レベルは不要、クリアした場合) 教科書レベルの理解があやしい場合には、「初めから始める数学I」「数学A」(マナセ)や「高校 これでわかる数学I+A」(文英堂)などの参考書で対象となる項目(例:確率)を学びます、続いて学んだ章(例:確率)の内容をチャート式で解き方を学びます。 マナセ:http://www.mathema.jp/books/hajime.html#1 文英堂:http://www.bun-eido.co.jp/products/?menu=3&submenu=46 (中学レベルや小学校レベルに問題がある場合) これは、相当悲惨な状況ですが、これを放置しておくと数学がまともに出来るようにはなりません。「小河式プリント 中学数学基礎篇」(文藝春秋社)http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163728100 まず、これをやります。最初のチェックで穴のあいている箇所がわかります。 その後はこのシリーズか、「中学 数学自由自在」(受験研究社)http://www.zoshindo.co.jp/junior/301/4424635198.html で大急ぎで中学数学の穴埋めをして下さい。 ご参考になれば幸いです。
お礼
大変丁寧な回答本当に有難うございました。とても感謝しています。私は医学部志望ではなく、理学部の物理系志望です。文中にある「中学の数学、中には小学校の数学が怪しい人がいる」という文ですが、とても思い当たる節があります...。お勧めして頂いた参考書を今日中にでも本屋で確認してこようと思います。大変参考になりました。有難うございました。