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マイナス金利導入で
マイナス金利導入→銀行が審査をゆるくして多少リスクのある相手にも大金を貸し出すようになる→倒産、破産で借金回収不能→銀行破産→金融危機 ということになりませんか?
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「多少リスクのある相手にも大金を貸し出すようになる→倒産、破産で借金回収不能→銀行破産→金融危機」ということは過去にありました。 バブル期の話です。 土地の価格は必ず値上がりする、という今考えれば都市伝説のようなことを根拠として土地でさえあれば場所がどこであっても見境なく貸出しました。 多少のリスクどころの話ではありませんでした。 バタバタ銀行が倒産しました。 形式上は倒産とはせずに国による資金の注入(借金)で凌ぎました。 借り入れに当たり統廃合という形で救済合併が繰り広げられて現在の姿となっています。 日本中の銀行がこの国からの借金の返済に追われていたのが平成不況です。 当時は、国が私企業である銀行に資金を投入することは、銀行の国営化だと言って世界中からボロカス批判されました。 現在は日本方式として世界中の国がやっています。 国債の購入に振り向けていた資金を積極的に貸し出したからといって、過去のような金融危機にまでは発展しないでしょう。 銀行といいますのは、預金金利と貸出金利との差で生じる金額を収入として経営されています。 日銀のマイナス金利政策で貸出金利が低下してきています。 預金金利との差が縮小してきていますので、銀行の収入が減ってきています。 これによる倒産の危険性の方が高いでしょう。 日銀がマイナス金利を決めるさいの会議でも、この点を心配した委員が半数を占めて賛成反対が同数となり総裁が賛成にまわり5:4で実施となったのはこの為です。 中央銀行のマイナス金利政策というのは世界の各国で行われていますので、日本だけが特別な訳ではありません。 とは言え、日本としては全く未経験な処理ですので、今後何がおこるのかは専門家でも予測がつかずに、TVのコメンテーターなどの意見も割れています。 蛇足 景気が回復して税収が増えれば何の心配もいりませんが、日銀ができることは金利をいじることだけです。 政府の政策次第ということです。 日本の経済は完全に国際化していますので、日本政府単独でできることは極めて限られています。 日本政府がいかに頑張っても中国やアメリカの経済政策に直接口出しすることはできません。 経済大国として、東南アジアを始めとする世界各国の経済政策をリードする必要があります。 日本の外交力が問われています。
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- t_ohta
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銀行が審査をゆるくする事は無いでしょうから、心配無いんじゃないでしょうか。
お礼
ありがとうございます マイナス金利でも銀行は今まで通り貸し渋るということでしょうか。
お礼
詳しい解説ありがとうございました