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板金加工について

パンチプレス(タレットパンチ)について調べていますが、何分作業の経験したことがないためよくわからないので、ぜひ教えてください。 一般的に、プレス加工の技能的な難しさというのはどんなところでしょうか。 また、プレス加工の工程についてよく説明しているサイトがあれば教えてください。

みんなの回答

  • kohichiro
  • ベストアンサー率21% (306/1447)
回答No.2

>1.エッジ(バリですか?)について、どんな最新設備だとしても物理構造的にわずかでも生じるものだと 思います。  それでも最新設備で最小限にすればそのまま製品として納品できるものなのでしょうか? 基本的には金型管理の問題で、型をしっかり理想的な寸法で作りあげ、型の磨耗を極力防げる高級な型材料であれば、比較的長い間はメンテナンスフリーでバリを0に近く出来るとおもいますが、コストとの兼ね合いで、ある程度バリが出ても二次加工でカバーするほうが有利な場合も多いと思います。 > 2.二次的な加工(バリ取り仕上げですか?)というのは、結構技能が必要だったり、時間がかかるものなのでしょうか。 一般的にはそうでもないと思います(素人には危険な作業ではありますが)。 製品の形状にもよりますが、小物部品で、数量が多かったら、別に大掛かりな設備が必要になってくることもあります。バレル研磨とか、ショットピーニング、バラスト処理などですね。 > 3.特殊な打ち抜き方法というのは、職人の技能的なものでしょうか、設備による(設備の機能による)ものなのでしょうか。 製品の形状にもよりますが、私の知っているものとしてはファインブランキングという手法がありますが、これは主として金型の特殊な形状と大きな抜き力で無理抜きしてエッジを殺すというイメージです。詳しく説明するだけの知識を持たないのですが、自動車のキー生産などに応用されていると聞いています。技術的にも、設備的にもあまり一般的ではない工法だと思います。 ご参考になれば。

florejirou
質問者

お礼

再度のご回答ありがとうございます。 わかりやすく、大変参考になりました。 また何かあったら、ぜひよろしくお願いします。

  • kohichiro
  • ベストアンサー率21% (306/1447)
回答No.1

プレス加工は大きく分けて 打ち抜き(せん断)、曲げ、そして絞りの3とおりに分けられます。 それぞれの技術的な難しさの共通点は、材料と工具刃物(パンチ、ダイ)との関係、特に材料(ほぼ板材ですが)の厚みによる工具の形状をどう考えるかということです。具体的に言えば、打ち抜き(せん断)の際に材料の厚み(種類、硬さ)に応じてパンチとダイとの隙間を最適の値にしないと、切断できない部分が残ったり、大きすぎる負荷がかかって時に装置を壊したりすることすらあります。せん断部分には多くの場合切れ残りの鋭いエッジが現れて、それで怪我をしたりしますので、それを最小限にするか、二次的に加工を施すか、特殊な打ち抜き方法(ファインブランキングなど)でエッジをなくしてそのまま製品にすることもありますが、かなり難しい技術です。 打ち抜きではなく、絞りの方は、板材(固形物、コイン形状が多い)から缶、ビンなど3次元的な形状を作り出すもので、これもさまざまな技法、何段階にも分けて複雑な最終形状を作り出す加工です。曲げも絞りの単純な工法のひとつで、箱を作ったり、端面をお互いに折曲げ、かみ合わせ、つぶしてつなぎ合わせる工法もあります。 タレットパンチは主に打ち抜きの量産に用いられ、せん断と曲げはこれに対してプレスブレーキという装置が対応します。 ごく簡単に説明しました。

florejirou
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! 「具体的に言えば…」という部分が特に参考になりました。 ほんの少しで、しかも断片的な知識しかもってないので、工程がわかってきました。

florejirou
質問者

補足

補足で3点質問させていただけないでしょうか。 1.エッジ(バリですか?)について、どんな最新設備だとしても物理構造的にわずかでも生じるものだと思います。 それでも最新設備で最小限にすればそのまま製品として納品できるものなのでしょうか? 2.二次的な加工(バリ取り仕上げですか?)というのは、結構技能が必要だったり、時間がかかるものなのでしょうか。 3.特殊な打ち抜き方法というのは、職人の技能的なものでしょうか、設備による(設備の機能による)ものなのでしょうか。

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