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生まれる時代が早いほど損をする気分になります。
未来に生まれれば未来に生まれるほど 技術が進化して 便利な世の中になるはずなので 生まれる時代が早いほど損をする気分になります。 だって昭和より平成の方が 作業の効率が上がってますよね? 生まれてきた時代を嘆いてもしょうがないですが 未来人の方が得だなーっと思ってしまいませんか?
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そう感じるのは、自分の人生が その時代時代に対して、うまく対応して生きてこれなかっただけだと思いますよ。 私よりも少し上の世代になりますが バブル景気の頃を(社会人として)体験した人達は 「昔は良かった」と語ることがよくあります。 カメラなんかは、銀塩カメラが運用が困難になってしまったので もっと早く生まれていたほうが、それらを楽しめたかもしれません。 今はもうカメラの性能を上回る技術を身に着けて撮影するなんて話は ほとんど無理な話で、努力の成果があがる撮影技術よりも チャンスと感性が、作品の評価に占める割合が高いってことにもなります。 もっとひどいのは、高いカメラほど良い写真が撮れるってことです。 写真に対する努力は、相対的に効果が年々失われて行っているわけです。 今は、いろんなものが、ゲームコンソールの中に収まって ゲーマーばかり増えてしまったことは 今の若い世代にとっても、ぜんぜん良いことじゃ無いと思います。 ゲームコンソールやインターネットの上に集約されることで 価値観と対応する能力が画一化していくということは、結果的に すぐれたゲーマーは野球ゲームでもサッカーゲームでもうまくこなして 「野球なら負けるけど、サッカーなら負けない」みたいな 個々の努力の成果が、優劣を分けることが減ってしまいます。 「何をやってもあいつに勝てないじゃないか!?」 →ただし全部ゲームで勝負 これじゃ、勝つ方も負ける方も、いい経験を積めない気がします。 極論すれば、戦時中であれば、何の活躍もしないうちに戦死する程度の凡夫が コントローラー握りしめて、多人数の対戦ゲームで優勝したりしている時代でもあるので 新しいテクノロジーで人の能力が拡張されていくことは 才能が高い人や、努力して力をつけた人にとって 理不尽な気分を与えることが多いとは思います。 逆に、新しいものを作り出して行こうという人は まだ無いものが減っていくので 遅く生まれたことを残念に思っていたりもしますよ。 インターネットが普及する前に生まれた人だけが インターネットを生み出す機会を与えられました。 いろんな分野にそういうことはあります。 作家も、新しい表現を生み出していくことは 時代を下るほど難しくなっているはずですし もっと恐ろしいのは、商売敵は 過去の大作家すべてだという現実です。 読者が30分を割いて、自分の作品を読んでくれるか それとも、その30分を、もう著作権保護期間も終わった 無料で読める"坊ちゃん"とか読むのに使うか、そこからの勝負です。 というか、平安時代の作家すら商売敵なんです。 それに、本が好きな人ほど、本の置き場所に困っていて 新しい本を買い足すのに、審査基準が年々厳しくなりがちです。 結果的に作家は、デビューしやすくても、儲けにくく 専業でやっていくことが難しくなっている面があります。 何の努力もしないで、ただ他人の作品を読んだり視聴するだけなら インターネットの普及や電子書籍などで、すごく楽になりましたけどね。 このへんは、別に早く生まれたほうが損したという感はありません。 老眼で文字を読みづらくなっても 大画面で電子書籍を見ればいいという時代なので 老いてこそ、テクノロジーに助けられる時代でもあるんですよね。 30年前のおっさんよりも 今のおっさんのほうがハッピーなのかはわかりませんけどね。 新しい技術を理解し、それなりに活用していくために 時代時代に対応していく必要はあると思います。 周回遅れが過ぎれば、立て直すこともできなくなるかもしれません。
お礼
ありがとうございました。