- ベストアンサー
クレソンがうまく育たない
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
室内栽培ですよね?おそらく水が綺麗に保てないためと思われます。クレソンの場合、プロの農家の様な設備が整えられない限り人工的な栽培環境では環境をうまく整えられなく雑菌を抑える菌の存在もないので茎が腐ってしまうのでしょう。水の流れも無く酸素も欠乏しますから嫌気性の腐敗菌が好む環境になりますし・・・。容器の大きさが足りなく日中容器内の水温が高くなりやすいのもあるかもしれません。メネデールなどの発根を促す物は使っていないのですか?栽培前に水挿ししてメネデールで根を出しておく方が栽培がスムーズです。クレソンの茎の切り口は切れ味の良い刃物(油を拭きとった新品のカッターの刃など)で切ってありましたか?一見人の目ではスパッと切れていても切れ味の良い薄刃のナイフで切らないと切り口の細胞が潰れて菌が茎に入り易いです。 本来クレソンは清涼な常に流れている(動いている)できれば温度が低めの水を好みます。小川の流れの様な見た目に透明な水が常に動いている、酸素を多く含み菌に会う機会が少ない環境を好むと言う事。ハイドロカルチャーでの栽培は所詮「溜り水での栽培」なので菌が繁殖しやすく無菌や水温が高くなりすぎない事を保てないのなら、栽培するには無理があります。クレソンは「観葉植物とは全く性質の違う植物」ですから、元々栽培が可能な植物と同じく扱えるとは考えない方が良いのです。おそらくこれからも同じ容器にハイドロコーン使用ではずっと同じことの繰り返しでしょう・・・。 ハイドロコーンを使用前、十分に洗った後にちゃんと煮沸消毒していますか?使う水も一度沸かしてから冷ますなどしましたか?また、時々足す水を入れていた入れものは清潔でしたか?ミリオンを入れるくらいでは殺菌の目的は果たせません。ハイドロコーン自体が土では無いので元々植物への有用菌はいませんし、植物の根を支える以外の役割は果たせないうえ雑菌が入れば良い住処になってしまい、人の目には見えなくても膨大な数に殖えます。もし無菌の容器と水を保てるのなら(もちろん容器は定期的に洗浄・殺菌、水も頻繁に取り換える)、かえってハイドロコーン無しの水栽培の方が根が出易くて根が出た以降は腐りにくいと思います。茎をコップに入れて綺麗な水を毎日取り換えるだけでも茎から根や芽が出て来ます。ただ必要な養分が無いので長くは持ちません。ハイドロ栽培用の液肥を規定より薄めで与えると暫くは育ってくれるでしょう。 私の経験からは、ハイドロ栽培の容器やハイドロコーンよりも熱帯魚飼育や水草アクアリウム栽培に使われる飼育ケースや水槽、専用敷き土の方がクレソンには向きます。これだと有用菌が優位に成り水環境が整うので殺菌もいりません。 ハイドロコーンは土を固めて火で焼いてあります。なので土としての役割は失っていて粒状の陶器みたいなもので焼きあがった直後は無菌。ただ、袋詰めや保管中にいろんな菌が付着しています。 アクアリウム用の土は焼いておらず採取した時のまま、土には細かい隙間が沢山ありいろんな菌が住んでいます。その中で水質を整える菌が特に多く、水質を整える菌には雑菌を抑える作用もあります。クレソンも水を好むのでどちらかと言うと水草の仲間になります。水草アクアリウムや小さな魚を飼育している様な土や水のある環境だと生態系の一部となりとても良く育ち増えます。 この事を私が実感したキッカケは、観賞用メダカの室内無ろ過・無エア飼育からでした。水槽底にアクアリウム用の敷き砂を敷き、同居させる淡水エビを購入した時に足場として入れて貰った水草の切れ端やマツモなど、光合成で酸素を放出する植物を入れてメダカを飼っていました。メダカには空気供給や水をろ過する時の装置の水の流れが強すぎ泳ぎ着かれて弱り易いので天然の生育環境を水槽内に再現しての飼育です。水環境が整えば(整えるための熱帯魚用の微生物補給液もあります。)その水槽内で生態系が保て、あとは減った分の水を時々足すだけ。これを準備するのに物品を殺菌する手間もありません。 それというのも、雑菌を退治してくれる微生物が豊富に含まれるため。バランスが保てれば雑菌は居ても増えすぎる事はありません。 その水槽の上の方に殺菌したハイドロコーンを入れたザル状の容器を固定しその中でクレソンを育てていましたが育ちが物凄く良くて思うよりも殖えてしまい、根が伸びすぎて下の水中の方まで伸び根にメダカが引っかかってしまうまでになり、仕方なく撤去しました。市販のよりも節は詰まって葉も大きく育ったのでおそらくメダカのフンが養分に成っていたのでしょうね。水の流れの方は、水草が酸素を出したりメダカが泳ぐことでわずかながらでも常に動いています。普通プロの水耕栽培では常に流水が循環していますが、菌の方の問題が無ければ流水ほど水の動きで無くても大丈夫な様です。 もちろん手軽には用意できないでしょうし、アクアリウムの経験がないと水質を整えるのは慣れるまでは難しいと思います。でもこの方法は人がクレソンの自生している環境に限りなく近づけた方法。我が家で育てた物は近所の用水路で採ってくるクレソンよりもかなり立派に育ちました。 もし用意できるなら、この栽培方法を試してみて下さい。大きいプラスチック飼育ケースで10lの水が入るサイズなら水温も急に上がりにくく水質保持にも充分と思います。アクアリウム用の敷き土(色はオレンジ色っぽいものです。手に入るなら湖沼底土の方が有用微生物が豊富)、クレソン以外は栽培も飼育もしないなら小さいサイズでも良いので金魚など買う時の酸素を供給する機械(酸素供給と水流を作るため)。それと熱帯魚用の水質を改善させる溶液の瓶サイズが小さい物(一番初めに使ったら、その後は維持に少量使う程度)。クレソンを植え付けて水中の水面近くで栽培するための角ザルの様なもの(硬質プラスチックかステンレス製)、未使用で水でよく洗った後に充分煮沸消毒で殺菌したハイドロコーン、ハイドロ栽培専用液肥くらいは必要と思います(普通の土栽培に使う液肥は、土内にある成分と結合できないと植物の根が吸収できないので、水栽培には使えません)。 飼育容器にアクアリウム用敷き土を5センチ以上の厚さで入れて、2~3日屋外で晒した日向水をそっと土が舞わない様に入れてから(もし菌が心配なら大鍋で沸騰させた後に鍋に蓋をしたまま充分冷ました水を使う)底の土を綺麗に平らにならし水の濁りが治まるまで放置。水が澄んだら酸素供給用の機械を設置します。角ザル状の物に殺菌済みのハイドロコーンを入れクレソンを植え付けたら、ハイドロコーンが浸かる程度の浅さで容器内の上部に角ザルを固定します。 この栽培状態で時々ハイドロ栽培用液肥を規定より薄めで与えて置けば、どのくらいまで持つかは解りませんがそこそこ育つと思います。容器の壁面に藻が付いたら角ザルを外し土を出して取り置いて容器を綺麗に洗って下さい。 もっと育ちを良くしたかったりずっと設置したまま洗わずに済む方が良いのなら、中間の空いた空間に住む生き物を飼うと良いです。小さくて大きくは育たない淡水魚(金魚や熱帯魚は水草やクレソンを食べるので不可)を10匹ほど飼い、マツモなど枯れにくい丈夫な性質の水草を植えて、容器の壁に付く藻を食べてくれる淡水巻貝(レッドラムズホーンあたりが向く)を2~3匹入れて置くと増えてくれて藻を綺麗に食べてくれます。 水中に他の水草や生物がすむことにより水環境が整い安定したまま保て、腐敗菌は息をひそめます。また、魚や貝のフンが良質な肥料となりクレソンや水草がよく育ちます。水草や貝が増えすぎれば適宜採り出してください。もしメダカを飼う場合は空気供給の機械は無しで、できれば水草を少し大めに入れれば酸素は日中の光合成で充分賄えます。しばらくして水質が完全に安定すれば淡水エビも飼えます。ただ、エビや魚が容器から飛び出すと困るので隙間は細かい目の網目状の物で覆ったり(空気や熱の出入りがあるので完全には塞がない)の工夫が必要。クレソンの根はできるだけ角ザル内に留め、飛び出てきて伸びる様なら定期的に千切って取り除いて下さい。
その他の回答 (2)
- goncici
- ベストアンサー率26% (283/1054)
クレソンは近所の綺麗な谷川にいくらでも生えています。 友人は洗面器に株を漬けておいて、毎日水を注いでいました。 水替えが重要なんでしょうね。
お礼
クレソンは河原に群生しているとよく聞きます。クレソンにとってこの上ない環境ですね!近くに川がありますが、流石にそこに植え付けて栽培する訳にはいかないので、自宅で試行錯誤して育てたいと思います(^^)
- terepoisi
- ベストアンサー率44% (4090/9254)
前の回答者さんが詳しく述べておられるように 水腐れでしょう。たまり水だと水に浸っている部分がすぐに傷んできます。 傷み始めるとそのせいで水がすぐに汚れてしまい悪循環になります。 しばらくの間毎日水替えするか、完全な水耕栽培に替えてみてはどうでしょう? クレソンには流水栽培か通気性の良いプランター栽培が向いています。 失敗のほどんどは水やりと高温が原因です。 冬季はむしろ栽培適期に近いので八百屋さんで買ってきたものでも 水挿しですぐに発根します。 あきらめずトライしてみてください。 私はさんざん失敗したので今はポンプ循環の池で栽培しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 朝、夜と水を替えていますが、室内であることと、容器が小さい事もあって日中すぐに水温が上がってしまうんだと思います(:_;)ポンプ循環良いですね、私も機会があったらたら挑戦してみたいと思います。
お礼
大変詳しくご説明していただきありがとうございました。やはり水質や菌の問題なのですね..思えば普通の工作用ハサミで間引きしていました。結構使いこんでいたハサミだったのでそこから菌が入り込んだのでしょうね。ネットなどでクレソンはハイドロカルチャーに向いてるし簡単!と言われてますが、それ相当の環境が必要ということが分かりました。ありがとうございますm(__)m