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ストロボの設定
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>この条件での撮影は可能でしょうか 私ならどういうアプローチで進めるかということを書きます。 まず被写体は入れずに、背景部の露出を決定します。 露出の設定はMモードがむしろやりやすいはずです。 白とびは撮影後の後処理でも復元は不可能で、誤魔化して目立たなくするような処理になるのですが、添付の画像くらいに白とびの面積が大きいと、誤魔化しようがありません。 ですから、白とびさせないことを優先で背景の露出を決めていきます。 本番での被写体ブレ対策はストロボの閃光で止めることを考えますので、手ブレしないところをキープできるようにシャッタースピードで背景の露出を調整します。(添付画像の状態からだとシャタースピードを遅くする) 三脚使用なら手ブレの心配がなくなりますから、調整に余裕が出ます。 次はストロボです。 被写体ブレにストロボで対抗する場合、光量は小さくするのが基本ですが、今回は被写体がネコちゃんですから、蝶のはばたきを止めて写すようなシビアさは求められません。 TTLオートでも止まるのではないでしょうか。 もし止まらなければ調光補正で光量を落す、それでもだめならマニュアル発光です。 また、ストロボを照射したことによって、背景の明るさに影響が出ることもありますので、その際はさらに微調整をかけて下さい。 問題はバウンスです。 ストロボは被写体ブレに対抗するような理由により光量を小さくしたとしても、やり過ぎて被写体に光が届かないのでは意味がなくなってしまいます。 バウンスは柔らかく光を回せるのですが、光量ロスが大きいということに注意しなければいけません。 現に添付の画像はせっかくストロボを照射しているのに、ネコちゃんの顔の部分の光が不足しています。 どこにバウンスさせるかを再考する必要があるのではないでしょうか。 私ならバウンスではなく、ストロボに取り付けるタイプのディフューザーと発光量の調整でリトライしたいです。 ポイントは… ◎ストロボ光と背景(定常光)は別々に分けて考える ◎ストロボ使用の場合、被写体ブレ対策でシャッタースピードを上げる必要はない ◎ストロボ光を柔らかく回すことも大事だが、ストロボ光が被写体にきちんと届くことが何よりも重要 添付画像を拝見する限りでは、上記の点を抑えて撮影すればうまくいきそうに思えます。 「明るい窓が少しハードルを高くしているので別の背景にできないか」とか「テーブルクロスが反射する素材のようなので、撮影中だけでも反射しないものにできないか」といったところも再考したいのですが、質問者さんの意図もあるでしょうし、これ以上は突っこみません。 分かりにくいところがありましたら、補足を入れて下さい。 ちなみに「ハイスピードシンクロ」というのは、周囲が明るくてシャッタースピードをストロボ同調の範囲まで落とせないときに使うのが基本です。 もちろん、それ以外で使ってはいけないということではありませんが、今回のケースは特に「ハイスピードシンクロ」は必要ありません。
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#3です。 >これまでカメラ任せでストロボでの撮影時に露出の操作をしたことがありません そうでしたか。 質問文に「撮影した時の情報 マニュアル設定」ということを書かれていたので、そのあたりはクリアーされているのだと思っていました。 質問者さんの仰られる通りで、カメラ任せでAEに頼るとちょっとした変化で露出はいったりきたりします。 今回の場合、画面内で明暗差があるので尚更です。 「だったら背景で露出を固定したほうが楽なんじゃね、被写体は明暗差の関係で暗くなるかもだけどストロボ光を当てるわけだし」というのが発想の根源です。 Mモード… マニュアル露出については取扱説明書でも確認していただきたいのですが、AEに頼らず自分で露出を判断・決定するモードです。 一見難しそうですが、デジタルカメラは撮影結果がすぐに確認できますから、試し撮りをしながら調整することができますので、さほどの困難はありません。 具体的なやり方としては、最初だけPモードとかでAEにやらせてそのパラメータ…「 f4・1/125秒・ISO100」とかですが、その数値をそのままMモードに設定し、そこから丁度いい露出になるように数値を自由に変えていくのが簡単かと思います。 MモードではAEが作動しませんから、発見した丁度いい設定がそのまま固定されます。 そしてその後ゆっくりストロボの発光量・当て方を考えて下さい。 背景に関しては、露出をMモードでガッチリ固定したのでもう深く気にする必要はありません。 再調整するにしても微調整レベルで事足りますから、あとはストロボのほうに集中というわけです。 ネコちゃんに登場してもらうのは本番だけで構いません。 設定段階では、ネコちゃんが入るであろう場所にぬいぐるみとか代わりのものを設置して考えればOKです。 これが前回答で書いた「ストロボ光と背景(定常光)は別々に分けて考える」ということなのですけど、実践の中でこのことに「そういうことか!」と得心がいくと、クリップオンストロボを用いての撮影は楽になります。 ストロボその他、「ライティング」というのは写真撮影において大きな武器になりますが、決して簡単ではありません。 最初は「ワンカットに丸一日かかってもいい」くらいの気持ちで試行錯誤されて下さい。 いずれ慣れてくれば、要領も把握できて、作業時間はどんどん短縮されます。 また、下記のような書籍も参考にすると理解が早まると思います。 http://www.amazon.co.jp/dp/4056101132
お礼
丁寧でわかりやすいアドバイス再度いただきましてありがとうございました。 参考書籍も読んでみます。
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>ハイスピードシンクロということはETTLではなくてストロボ側の設定でMで設定すれば可能なのでしょうか これはストロボ側の機能なのでバウンス時にシャッター速度が固定になる仕様だと思います。 バウンスを使用しないでストロボにトレパやティッシュを貼ったり ディフューザーを使って ストロボ光を減光して撮影してはと思います。 試行錯誤して、やってみるしかないと思います。
お礼
ありがとうございました。色々試行錯誤してみます。
- p-p
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>SS 1/250を変更せずに開放で撮影したいです。(被写体ブレしてしまうため >背景の光量をもう少し落して絞りは F値2.5~4の間で撮影したいのですが 白とびするということは、その部分に対しては露出が明るすぎるということです。 露出を暗くするしかありません。(シャッター速度を早くする、絞りを絞る、感度を下げる) 露出を暗くすると手前の猫(犬?)や室内が真っ暗になるので それをストロボで補います。ストロボがハイスピードシンクロ可能であれば 1/1000 F8でストロボ発光してみても白とびするなら感度を下げてみてください。
お礼
ご回答いただきありがとうございました。 バウンス撮影の場合、私の持っているカメラですとSS 1/200が限度なのですがハイスピードシンクロということはETTLではなくてストロボ側の設定でMで設定すれば可能なのでしょうか?ETTLでも可能?(まだストロボMでの設定をしたことがないのです)感度は今ISO100なのでこれ以上下げることはできませんでした。
お礼
丁寧に説明していただきありがとうございました。 かみしめながら読ませていただいてます。 週末にまたチャレンジしてみようと思います。 それで補足で再度コメント入れさせていただきました。 これまでカメラ任せでストロボでの撮影時に露出の操作をしたことがありません。 初心者的な質問になってしまうと思うのですが補足の方で再質問させていただきました。お時間のある時に回答いただけるとありがたいです。 宜しくお願いいたします。
補足
>まず被写体は入れずに、背景部の露出を決定します これまでストロボのオート設定でシャッター切っていたのでこういう方法で撮影したことがありません。 露出を決定したあとはAEで固定してシャッターをきればいいのでしょうか?決定するというのは固定する?という意味でいいのでしょうか? なにもせずにすぐ猫に合わせると暗明差があるので露出がいったりきたりしてしまいますよね?