造園屋に勤務していますが、ハナミズキでしたら顧客の庭に植え
られていますので、これは何とか説明が出来ます。
アーモンドを庭に植えている顧客はありませんので、アーモンド
だけは回答は出来ません。
ハナミズキは自分で樹形を作る樹木ですから、極端な刈込は避け
るようにします。何もせずにハナミズキに任せる事を「放任」と
言いますが、放任すると伸び放題になり手入れで大変になります
ので、大掛かりな剪定は控え不要枝や背丈を抑える剪定をするよ
うにします。
まず任意の高さまで生育したら芯止めを行います。例えば2m位
で背丈を抑えたいなら、2mから上の頂点の幹を切ってしまいま
す。これで上には伸びないようになります。
次に幹から太い枝が出ていて、その太い枝から細い枝が無数に出
ていますよね。この枝を良く見て、下向きになっている枝は付け
根から切り、斜め上に伸びている枝だけを残すようにします。
幹から太い枝が出て、その枝から垂直に伸びている枝は不要な枝
ですから、これも太い枝の付け根から切ってしまいます。この枝
は「ふところ枝」と言い、ハナミズキにとっては不要な枝です。
また地際から出ている真っ直ぐな枝「ひこばえ」も地際から切り
ます。「ふところ枝」も「ひこばえ」もハナミズキの生育を悪く
させる枝で、これらを残すと養分が奪われてしまい開花に影響し
ます。ハナミズキの本体を助ける意味で切り去って下さい。
遠目から見て三角形になるようにするため、長過ぎる枝先は切ら
れて構いません。
20年も経過すると枝枯れが目立つようになります。枯れた太い
枝や細い枝からは新芽は出ませんので、これらは剪定時に切って
下さい。
剪定時期ですが12~3月の間であれば可能ですが、それ以外の
時期は剪定はしないで下さい。特に秋に剪定をされると花芽を切
る事になるので、開花の際に花数が少なくなります。
肥料は年に1回で行います。5月中旬から6月下旬までの間に、
油粕と化成肥料を同量混ぜ合わせ、1株に対して2~3握りだけ
幹の中心から50cm離れた位置にバラ撒いて、表面の土を軽く混
ぜ合わすようにします。肥料分が根に触れると根枯れを起こしま
すから、これを防ぐために幹の中心から50cm離す訳です。
この作業をしないと肥料切れになり、開花は隔年開花になります
ので、肥料は決められた時期には必ず施して下さい。
隔年開花とは1年おきに開花すると言う事です。
その他の作業としては、12~3月の間に土中湿度を高める作業
をします。幹から30~50cm離れた位置360度に深さ20~
30cmの溝を掘ります。掘り上げた土の量に対して2割くらいの
バーク堆肥を混ぜて溝に埋め戻します。この時に軽く土を踏んで
やります。
お礼
回答ありがとうございます。参考にさせていただき、tryしてみます。