• 締切済み

夏目漱石 の 『明暗』に関しての質問です。

夏目漱石 の 『明暗』に関しての質問です。 文中で、 「お前は行きたければ御出でな」に対し「だから貴方も入らっしゃいな、ね。御厭?」という会話があります。 この時の〈御出でな〉は、いっておいでよ という意味で、〈御厭?〉は、厭なのですか? という聞き返しの意味で とらえていいんでしょうか??

みんなの回答

noname#217196
noname#217196
回答No.3

字義を表面上とるとそうなるだろうけどなあ。津田は自分がかなり重病だと知っていて、芝居見物は無理だと考えている。細君は病気が重くないと見ているのか、重そうだとは思っていながら最後の休日の思い出、あるいは主人の最後の気晴らしになると思っているのか、あるいは一緒に芝居見物に出掛ける親戚を自分一人で相手するのは真っ平だと考えているのか、津田が行かないなら自分も行かないと言いたいだけなのか、親戚が芝居見物を楽しみにして来るのだろうから連れていかないのは気の毒だと言いたいのかは、ここでははっきりしない。結構含みを持たせた台詞を言わせているとも、ここにきてようやく漱石が女の書き方、男の書き方、小説らしい小説の書き方がうまくなったともとれる。それまでの頭のなかだけでこしらえたような作品に比べたら、男女ともリアリティーがぐっと増している作品。 どういうつもりでこう書いたのかは、読者なら最後まで読んでからのお楽しみだよ。

charincoo
質問者

お礼

とてもためになりました。すこし長い作品なので 読み終わるのに時間がかかると思うのですが、最後を楽しみに 読んでいこうとおもいます。 ご回答 ありがとうございました ( _ _ )

noname#260418
noname#260418
回答No.2

お厭は「嫌」だと思います。 行く「去」 漢詩でありますね。 全然のあとに肯定文を夏目漱石が 書いてた聞いたことがあります。

charincoo
質問者

お礼

役に立ちました。 ご回答ありがとうございました( _ _ )

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2714/13698)
回答No.1

その通りだと思います。

charincoo
質問者

お礼

ご回答 ありがとうございました( _ _ )