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脳動脈瘤の処置選択について
- MRI検査で見つかった10ミリくらいの動脈瘤の処置方法として手術か放置かを判断しなければならない
- 82歳の男性が血圧は低めで自覚症状もなく、処置方法に迷っている
- 最近の手術例や経験者から情報を得たくて相談している
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質問者が選んだベストアンサー
10mmというのが微妙な大きさで、82才というのも微妙な年齢です。 7-12mmの脳動脈瘤が破裂する確率は3%/年程度です。 詳しくは日本脳ドック学会のガイドラインをご覧下さい。 http://jbds.jp/doc/guideline2014.pdf 82才は平均寿命を超えており、入院・手術となると、 うまくいっても、ADLの低下は必須と思われます。 うまくいかないと、本人も家族も大変です。 コイルにするかクリッピングにするかは場所と形によります。 コイルの方が成績がいいのは、形や場所がいいからで、 コイルが優れた手術方法と言うわけではありません。 私が診る症例は、開頭術後感染症が多いので、 悲惨な例が多く、あまり参考にならないと思います。 自分の親ならどうするか?というと、 認知症があるなら、手術はしないです。 認知症がないときは、医師がどちらを提案するかです。 コイルなら、たぶんする方向で親と相談します。 クリッピングなら、3ヶ月後のCTAをお願いします。 その間に破裂する可能性はありますが、 親とじっくり相談する時間も稼げます。
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- kyushuwalker
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私の回答が誤解を招いたようで、申し訳ございません。 専門のではなく、専門ではない、医者です。 ただ、循環器のレジデントのころ、脳血管造影はときどきしていました。 金沢大学脳外科の前教授が彼方此方の病院でカテーテル治療をしていて、 (脳外科の本流は腫瘍で、血管は亜流でなので大学以外の病院でした) スタッフが足りないときに手伝ってました。もう20年も前の話です。 結局、放射線を浴びる仕事がイヤで、その方面には進みませんでした。 今は違う病院で、術後に感染症などの合併症等がおきて、 主治医の手に負えないようなときに相談されます。 術後の合併症がおこらないと出番がないので、 私が診るのは悲惨な例が多いと申しました。 さて、コイルかクリッピングかは根本の形が重要です。 根本が狭ければ、コイルが使いやすいと思います。 根本が広がっていれば、コイル+ステントなど、一工夫いります ちなみに紡錘状と言った場合には下記URLの絵のような形になり、 これを手術するのはちょっと大変です。 http://blog.goo.ne.jp/stroke_buster/e/e44f11d871b078335a2d2a822f39445a 場所は、例えば前交通動脈などは細いのでアプローチが大変かな? と思ったのですが、まあ昔と違って、最近は関係ないかも知れません。
お礼
ご親切に再度のご教示ありがとうございます。 ご紹介いただきましたURLの画像拝見いたしましたが、形状としては紡錘状ですが、形状が明らかな瘤状と異なり7.5mmと表示された巾の1/4~1/5巾程の血管が下方に伸び(多分上流側?)画面上ほぼ垂直紡錘状の膨らみが約10mm、(上方がやや丸み有り)その上方に、より細い血管らしいのが伸びているのが認められましたが、瘤の延長線上なのか、瘤の向こう側のものかは、素人目には判別できないのが正直なところでした。 (予約時間を2時間過ぎての受診で13時半を回っていたので、あまりしつこく伺うのも如何かと、一寸遠慮もしました・・・)」 年明けに再度手術可否についての相談ができるとの事ですから、いま少し詳しいご説明をお願いするつもりでいます。
- mink6137
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>担当医にはパチン!と破けたら終わり!と告げられています・・・それはそうですよね! 脅されましたね! 実は私の縁者も「瘤は10mmぐらい、手術しないと次に来る時は救急車ですよ…」と脅されました。 もし、次の検査結果で手術を勧められたら、必ずセカンドオピニオンを受けてから判断して下さい。 うちの場合、セカンドオピニオン受けたら10mmぐらいと言われた瘤の大きさは 実は4mmぐらいしかなく、年一回ぐらいの経過観察でいいでしょう…ということでした。 82才のご高齢とのことですが、日本の脳ドッグ学会のガイドラインでは手術の対象 はおおむね70才以下になっていることも承知おき下さい。
お礼
まさにその時も脅されたのかも? と感じました。 貴重な情報ありがとうございました。 今まで、もしかしたら?などと想像すらしたことがなっかった挙句の 今回の検査結果ですから未だに半ば他人事のような感覚です。 これからどちらかを選択しなければならないでしょうが、慌てず家族を交えじっくり検討してみます。
- kimamaoyaji
- ベストアンサー率26% (2801/10379)
http://surgery-navi.com/Latest-treatment-head-noudoumyaku.html カテーテル手術と言う方法も考えられるのでは?年齢からして、クリッピング手術より安全かもしれません。
お礼
早速のご回答有り難うございました、 たいへん心強い先生方の紹介欄!!勉強になります、 動脈瘤が見つかってから、自分なりにインターネットで検索して 見ましたが、このような案内にはなかなかヒットしませんでした。 助かりました。お礼申し上げます。
お礼
いろいろ貴重なご教示をいただきとても勉強になりました。 次回、14日の受診日までの間家族と相談しながらどちらを選択するか 考えていきます。 ありがとうございました。
補足
まさかの専門の先生からとうかがえるご指摘を頂き感激しました。 CT画像から、サイズは8×10ミリほどで、素人目には紡錘系といいますか 涙滴様の形でした、 位置は前頭葉というのでしょうか額の生え際に近く真上からの写真では ほぼ左右脳間(幹?)中央で、筋状に見えるほぼ線上でした。 担当の先生のお話ではクリッピングするとしたら、脳は少し削る必要はあるでしょう・・・とのこと、 先生も、当人が元気そうでまだ働いているように見受けられるので、手術の方を勧めたい・・(もう少し老齢で動作が不自由そうだったり、認知症傾向が認められるなら勧めないけれど・・・) と、仰っていました。 余談ですが、ボケ防止にシルバー人材センターに籍を置き週2~3日、6hr/日の軽作業を続けています。 只、個人的には最近特に日常の中でアレッ?とか、うっかり!的な物忘れが 自覚されますので、そろそろ引退を・・・意識しています。 日常生活からは全く予期していなっかた事で、未だに実感が湧いてきませんが、手術に伴う何らかのリスクも考え合わせながら、家族とも相談している次第です。 Drからのご助言らしく受け取りました為長々愚痴めいた事を書いてしまいましたことをお詫びしますと共に大変勉強になるお話を有り難うございました。