台湾は「利用できる存在」なのか?
日本にとって台湾とは「対等な関係で接する相手」ではなく,「利用できる存在」なのでしょうか?
ひとりの台湾系日本人という立場として,一部の日本人が主張している「台湾は親日」などという「主張」にたいして,「疑問」をいだいています。
このような「主張」がされる背景には,「東アジアには対日感情の悪い国や地域がある」という「指摘」があります。そして,そういった「指摘」を「前提」にして,「台湾ならば,トモダチになれるはずだ。」という「淡い期待のようなもの」をする人々が,日本社会にはいます。
「東アジアには対日感情の悪い国や地域がある」から,「台湾ならば,トモダチになれるはずだ」,という「淡い期待のようなもの」は,ひとりの台湾系日本人としては,「腑に落ちないもの」があります。ほんとうに,日本と台湾の友好関係について向きあうのであれば,「対等な関係の構築」が「筋」であると,わたしはおもいます。
しかしながら,「台湾ならば,トモダチになれるはずだ」,あるいは,「台湾こそ,日本にとっての東アジアの“最後の砦”だ」などという「前提」からうかがえることは,台湾にたいして「上から目線での関係」を要求していることです。ひとりの台湾系日本人として,台湾が「上から目線」でみられることは,許せないことです。
仮にでも,「東アジアには対日感情の悪い国や地域がある」ということが「事実」であれば,日本人が行うべき行動は,そういった国々,そういった地域との「関係修復」に全力で取りくむことであり,「関係修復」への「努力」をおこたり,さらには,「台湾にすがる」ことではないと,わたしはおもいます。
「上から目線の日台友好」,「日本有利の日台友好」,わたしは,このようなものをのぞみません。
お礼
観光客が行く国でいんちきが存在しない国は地球上には存在しないというご意見ですね。中国のキーホルダーの例ですが、「中国製」表記されてたらいんちき、「北朝鮮製」と表記されていたり、表記されてない場合もいんちきにはあたらないでしょう。表記されてなくて、店員に何処製か聞いて「中国製」だと説明すればいんちき、「北朝鮮製」「わからない」など言われたらいんちきではないですね。北朝鮮製だからいんちきというわけではなく、表記の問題ですね。