>実際日本の果物が高いのは手間が多くかかっているからでしょうか?
これも一つの理由です。
手間の違いも半端ではありません。
果樹の育て方そのものが違います。
日本のように高さを低くして揃えるということはやりません。
まして棚を作って栽培することもありません。
ぶどうなどは生垣状態です。
自然の樹形が基本です。
一つ一つ袋がけをするなどということはしません。
日本のリンゴ農家が一つ一つ手で回してまんべんなく日が当たって均一に赤くなるようにしているのを御存知ですか。
収穫も手で一つ一つということはありません。
ものによっては、重機で幹を掴んで木ごとゆするなどということもやります。
(参考)
アメリカでも 日本人!(Japanese in America) : りんご狩りデビュー!
blog.livedoor.jp/japanmako/archives/51971140.html
栽培・収穫|カリフォルニア プルーン協会
www.prune.jp/about/about3.html
(抜粋)
今日、プルーンの収穫は完全に機械化されています。自動ゆさ振り機がプルーンの木の幹をつかみ、 キャンバス布で作られた大きな受け皿を木の幹のまわりに広げ、振動させてプルーンの実を落とすのです。 落ちた実はベルトコンベアーにより大きな木箱(Bin)に詰められ、乾燥工場へ運ばれます。この収穫作業はアッと云う間に終わります。
日本のような選別をしません。
食べられるか否かの選別だけで、大きさ、色など外観での等級分けなどしません。
ましてセンサーで糖度の等級分けなぞありません。
梱包が違います。
日本のように一つ一つクッションで包んで箱に並べるということはやりません。
これ等も全て生産者側の問題ではなく、消費者側の問題です。
選んで買いませんか?
まとめてエイヤッと袋に入れて買いますか?
消費者が選べば売れ残りが出ます。
仕入れて売れ残らないようにするには、仕入れで選びます。
生産者側も外観で仕分けます。
コストは同じでも外観だけで売上が変わります。
高く売れる外観が良いものを生産するように手間をかけます。
これに味覚の等級分けがが加わります。
更に等級が細かくなります。
これだけ手間をかければリンゴ一個百円でも安いでしょう。
アメリカ産リンゴが自由化されて大量に輸入されたことがありますが、消費者は見向きもしませんでした。
山積みにして売られましたが、大きさバラバラ、味もバラバラでした。
最近はアメリカの農家も日本の品種を栽培して手間をかけるようにはなりましたがイマイチです。
お礼
日本の果物は、安いくらいですね、ご回答ありがとうございます。