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ミントやレモンバームの水差しのコツ
- ミントやレモンバームの水差しのコツを教えてください。
- ミントやレモンバームの水差しについて調べた結果、失敗事例が見つけられなかったので、成功のコツを教えてください。
- ミントやレモンバームの水差しについて色々なサイトで調べましたが、具体的な情報が見つからず困っています。どうしたら水差しから鉢植えまで成功できるのか教えてください。
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ミントやレモンバームの水挿し(水差しではありません。水挿しです)は、元々元気な株から採取した挿し穂と言う前提があって簡単に出来るとされています。もう弱っている株から採取した枝を水に生けるだけでは枝自体の生命力が弱っているので特に失敗しやすくなります。 もし弱った株から採取した枝なら、まずはちゃんと水揚げし元気な状態に戻してから挿し穂を作ります。 採取した枝は冷水のシャワーなどで洗ってください。もし元気が無く洗うと葉に良くなさそうなら茎の部分だけでもちょろちょろと流した水に当て埃や菌などを洗い流してください。 清潔な容器(洗剤で綺麗に洗ったガラスのコップなど。枝が長めなら中を清潔にした花瓶に生ける。可能ならアルコール消毒し乾かしておく事)に、水道水(できれば塩素など入っていない濾過した水かミネラルウォーター)を入れ、枝の切り口は良く切れるナイフ(カッターナイフの新しい葉から表面の油を拭いたものなど)でスパッと切ってすぐに水に挿します。こうしてまずは枝のまま半日くらい置いておいて、新鮮な水を吸わせ水揚げします。もしメネデールがあるなら既定の濃度で薄めた水を使ってください。 半日くらい経ったら、今度は挿し穂を作ります。新たに清潔な容器と清潔な水を用意しておき、節を4~5の所で良く切れるナイフで枝を切り分け、下から1番目と2番目の節の葉を取り除いてすぐに、綺麗に洗った(可能ならアルコール消毒)容器に入れた清潔な水(メネデールがあるなら既定の濃さに薄めた水)に挿します。 あまり日当たりの良い場所には置かないで、室内の少し薄暗い所に置きます。日当たりが良かったり乾燥する場所に置くと挿し穂の葉からの水分の蒸散が激しくなってしまい挿し穂の体力が消耗してしまいます。水は2日おき位に新しい物と取り換える事。水を変えずにいると水の中で雑菌が繁殖してしまい、その水を吸った挿し穂が弱ってきます。 根が出てくれば早めに3~4号くらいのビニールポットか小さ目の平鉢に、水はけが程よく無肥料で殺菌済みの土(できれば、「種子蒔き・挿し木専用土」)を使いすぐ植えてあげて下さい。水挿しで出てきて伸びる根の質は土には適応しにくいので、発根したらできるだけ伸びないうちに土に植えてあげた方が土に適応できる根が伸びてくれます。植えてすぐにたっぷりの水(これも出来ればメネデール入りのもの)を与え、数日様子を見て萎れない様なら1週間くらい後に、規定よりも薄く薄めた液肥など与えて育てていきます。根が順調に伸びてきて植えた容器の底穴から根が見える様になったら、保水性の良い土を使ってプラスチック製の鉢に必ず一株づつ植えてあげて下さい。複数一緒に植えてしまうと植え替え時期よりも早く根詰まりしてしまいます。 使用する土は堆肥さえしっかり入っていれば元肥や追肥は必要なく、時折液肥を与える程度で大丈夫です(肥料を与えすぎると香りに影響する)。ミントやレモンバームは少し湿り気味を好むので植える容器や土に通気性が良い物を使ってしまうと慢性的に水分が足りなくて育ちが良くない事があります。 あと、レモンバームの葉には長時間水分が触れていると黒く変色してしまう性質があります。水で洗った後は柔らかい素材の布やキッチンペーパーで水分を出来るだけ取ってあげると良いです。 元気の良いミントなら、芽先5センチもあれば水に挿しておくと発根します。もし元々の株が枯れたなどで失われた場合は、また株を買う代わりにスーパーの野菜売り場で売られているペパーミントやスペアミントのカットハーブを利用し水挿しすると容易に根が出てきますよ。カットハーブは清潔な状態でパック詰めされているので下の節の葉を取って、ナイフで切り口を切りなおして新しい切り口にして水に挿してみて下さい。育つまで日にちはかかりますが同時に複数株得られ収穫も多くできますよ。
お礼
丁寧な回答本当にありがとうございました!! (水差し→水挿しの間違い、大変失礼いたしました。) 特に採取後の水揚げについては大変参考になりました。 いただいた点に気を付けてまたチャレンジしてみようと思います。 どうもありがとうございました。