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印鑑の石の鑑定
以前、ラピスラズリの石でできた(とされる)印鑑を購入しました。私にとってはとても高価なものでしたが、あまり詳細は言えませんがどうも胡散臭いのです。石の重みなどいかにも本物らしいのですが少し気になっています。関西(特に京都・滋賀で・・)で、印鑑に使われている石が本物かどうか見ていただけるところをご存知ないでしょうか?自分で探してもなかなか見つかりません。情報ある方おられましたらよろしくお願いします。
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ラピスラズリには、いわゆるニセモノが何種類かあるようです。 [その1]紛らわしい石、素人が間違えやすい石 ・ソーダライト(方ソーダ石) ・デュモルチェライト ・アズライト(藍銅鉱) ・ラズライト(天藍石) ・染色したハウライト これらは見慣れた人が見れば、すぐ違うとわかります。 鉱物標本やパワーストーンを売っている店の店員で、経験をつんだ者に見せればよいでしょう。 大きな特徴として、黄鉄鉱の金色の粒がほとんど入っていない点があげられます。 [その2]エンハンスメントや人工の物 ・色の薄い、あるいはムラのあるラピスラズリに、染料で着色してあるもの(ダイド・ラピスラズリ:dyed -) ・ラピスラズリの粉や、その成分となる鉱物の粉を、圧縮して固めてあるもの ・ラピスラズリの粉や、その成分となる鉱物の粉を、樹脂で固めてあるもの 圧縮して固めてあるものは、ほとんど成分が本物と同じであるため、分析機器などで見破るのは非常に難しいようです。 特徴として、硬度が本物よりやや低いようです。 染料で染めてあるものや、樹脂で固めてあるものは「蛍光X線分析」などの機器分析で、見破ることができそうです。 また、ブラックライトで石全体が光るものはニセモノです。樹脂や染料の中には光る成分が入っている場合があります。 ただし、染めた物はニセモノというと言い過ぎかもしれません。 また、圧縮して固めたものも合成ダイヤがダイヤであるように、人工ルビーがルビーであるように宝飾品として(本物には及ばないながらも)それなりの価値はある気がします。 [その3]似て非なる物 ・粒子状の合成スピネルに酸化コバルトで着色したものが、ラピスラズリに非常に良く似ているようです。 1954年に開発され、市場に出回ったそうですが、私は見たことがありません。 上述のように様々な類似品があるため、鑑定は専門機関であっても意外と難しそうです。 もし、その印鑑のラピスラズリに、ひび割れのような白い筋(方解石の鉱脈です)が観察できたら、それは本物の可能性が高いです。 鉱物の粉を固めた場合、そのような筋を入れるのは難しく、また染めた場合、筋まで染まってしまうと考えられるからです。 ラピスラズリは衝撃や熱に弱く、割れたり変色したりします。 また、酸やアルカリにも弱く、塩酸につけると硫化水素(硫酸)を出しながら融けて、ゼラチン状になる性質があります。 大切に取り扱ってください。 http://www.hori.co.jp/hori/top.htm こちらは東京の業者さんなのですが、鑑定の相談に乗っていただけそうです。 http://village.infoweb.ne.jp/~fwhk8122/ こちらでも鑑定ができそうですが、ラピスラズリを少し削ってサンプルにする必要がありそうです。 http://www.gem.or.jp/index.html こちらは宝石の鑑定が主体ですが、大阪ですし、郵送も受け付けているそうなので、問い合わせてみる価値はあるかもしれません。 少しでも参考になればよいのですが。
その他の回答 (1)
益富地学会館はいかがでしょう?京都です。 あるいは博物館の石関係の学芸員? 事前に問い合わせた方が良いかもしれませんが。
- 参考URL:
- http://www.masutomi.or.jp/
お礼
情報どうもありがとうございました。こういうところが京都にあったと知りませんでした。ホームページをチェックしてメールで問い合わせをしているところです。
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。ホームページ見ました。ラピスは衝撃や熱に弱いのですね。初めて知りました。ひとことで「ニセモノ」といえども色々な種類があるのですねえ!私の持っているその印鑑は白い筋というか線もありますが点々のような白い模様も混ざっていて金粉のようなものもあります。とりあえず自分の目では判断できませんので下の方の紹介先にも問い合わせてみましたが大阪のそのところにも問い合わせてみます。ありがとうございました。