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輸送機について
CH47JAは装甲車や戦車を輸送できるのでしょうか?
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- Heavypunch
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重量オーバーです。
高機動車やパジェロでさえ幌を畳まないと、機内には格納できない。 そういったことができないLAVは、まず機内には入らない。 ch47jのつり下げ能力は10tほどだから、1台は吊って空輸は可能 96WAPCは14tだから不可 戦車は26t以上はあるから不可
- kagakusuki
- ベストアンサー率51% (2610/5101)
質問者様が仰っておられる「装甲車」とはどの様なものを想定しておられるのでしょうか? 多少の装甲は備わっているものの、防御力よりも機動性を重視している軽装甲機動車であれば、総重量が4.5t程度ですから、CH-47JAでも胴体下に吊り下げる形で余裕で輸送できると思います。 一方、一般的な装甲車のイメージと言いますと、装甲兵員輸送車の類になるのではないかと思いますが、こちらは軽装甲機動車よりも大型且つ重装甲ですので、陸上自衛隊が現在保有している装甲兵員輸送車の中で最も軽量である73式装甲車であっても、その総重量は13.3tにもなります。 CH-47JAの搭載量に関しては存じませんが、CH-47JAはCH-47Jの燃料タンクの容量を増したもので、特にエンジンの強化などは行われていませんから、その搭載量はCH-47Jよりも若干劣っているのではないかと思います。 そして、CH-47JはCH-47Dを日本の自衛隊向けに仕様を変更したものであり、エンジン出力はCH-47DのT55-L-714(4,085軸馬力)×2基に対して、CH-47JではT55-K-712(4,336軸馬力)×2基へと強化されているものの、最新型であるCH-47FのT55-GA-714A(4,733軸馬力)×2程ではありません。 CH-47Dの場合、胴体下の3箇所にあるカーゴフックに吊り下げる事ができる重量は最大でも11.8tであり、CH-47Fでも10.9tです。 つまり装甲兵員輸送車の中で最も軽量である73式装甲車であってもフル装備だと13.3tにもなりますので吊り下げる事が出来ません。 もし仮に、無限軌道のベルト等の取り外せるものを出来るだけ取り外し、燃料タンクも空にして、11.8t以下に軽量化する事が出来たとしましても、おそらく搭載限度ぎりぎりで余裕がありませんから、気温の上昇や強風等の悪条件下では飛べなくなる恐れが少なくなく、例え離陸できたとしても燃費が極端に悪化してかなり短い距離しか飛べなくなるする筈ですから、実質的には運べないも同然なのではないかと思います。 尚、戦車については、最も軽量の74式戦車であっても38tもあります。 戦車を分解して、砲塔部とそれ以外の車体部分とに分離した際の各々の重量がどの程度になるのかは存じませんが、仮の話として丁度半分ずつにする事が出来たとしましても14tにもなりますから、CH-47DやCH-47Fでは到底運ぶ事が出来ない事になります。 従って、もしCH-47JAの吊り下げ搭載量がCH-47DやCH-47Fと同程度(←その可能性は高い)だとしますと、運べるのは73式装甲車位のもので、本格的な装甲車や戦車の類を運ぶ事は出来ないと思われます。