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アニメのBGMを作曲する仕事をしたいのですが...
私はいずれ、アニメのBGM(サウンドトラック)を作る仕事をしたいです。 そこで聞きたいのが 1.どうやったらそういう仕事が出来るようになるのか(勿論努力はします) 2.一つのアニメ全てのBGMを任されると 平均でどのくらいのお金が入るのか 3.作曲をする時にPCを使うのか 使う場合はどういったソフト(?)で作曲をしているのか 4.他の仕事(例えばアルバイト等)も一緒にやれるのか 見辛くて申し訳ありません。出来れば詳しく教えて欲しいです。 よろしくお願いいたします。
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>1.どうやったらそういう仕事が出来るようになるのか(勿論努力はします) 売り込み以外にありません。 自分がやりたい、なんていう言い方じゃダメで、努力します、は一番いけない表現です。 努力しなければいけないなら、あんたまだ未完成品なんだね、と言われておしまいですから。 いままで作ってきた音楽をポートフォリオとして提出し、実力をアピールするだけです。 このとき、すでに別の場所で活躍できたような実績があればやや有利です。 作曲家求むなんていう求人広告があって、月給いくらです、なんていうことはありません。 人間関係をうまく作って行って、多少影響力のある人に推薦してもらうなんていう話はあります。 これは音楽の力というよりは営業力の問題になります。 >2.一つのアニメ全てのBGMを任されると平均でどのくらいのお金が入るのか まず一つのアニメすべての音楽を任されることはありません。 オープニングやエンディングは別途プロジェクトが組まれることが多いし、作曲から演奏まで一人の人間に頼むこともありません。 監督が特別に思いいれをしてたとえば平沢さんなんかに頼んだ作品もありましたけど、タイトル音楽はその人の既存のものを使ったりしてましたでしょう。 すでに作ってあるアルバムから編集して作ったりする場合もあります。 これは工程を作って時間管理をしながら制作するからです。 誰かがダメになった場合でも別メンバーのものでうまく粉飾できないと困りますから。 仮に依頼されたとして、まかされたんだから何を作曲してもOKということにはなりません。 何度も却下され、作り直しを要求されます。それが音楽も何もしらないんじゃないかというような人から言われます。 なんとかみたいな、というように既存の何かを引き合いに出されることもあります。 まともな音楽やならこういうものを聞き流せるような感性は持っていないのが普通です。 これに堪える必要があります。 歌の作曲だけを依頼される場合は、所詮作曲料だけですから10万から30万ぐらいの支払になります。 それよりも少ないこともあります。なにせスタッフの数が多いから。 これは源泉徴収されます。 売り込みで入ったりすると、名刺代わりに実力アピール、ということで1円も払ってくれない場合もあります。 でもこれから買ってくれるという期待のためにタダ働きもありえます。 もちろん、打ち合わせ時にお茶をくれたりランチを食べさせてくれたりはしますが。 だけど、どちらにせよ、1本作ったらそこでおしまいですから、次の仕事に売り込みをしないとそれきりです。 けいおんみたいな、次々に新しい歌を作り演奏もし直すという場合は何か月も付き合う必要があり、もともと計画がある場合でないことも多いし、別に収入源を持っていないと持ちません。 ということで作曲家がころころ変わったりしだすのです。 この人なら、という定番の評判を得られたら食べていけるようにはなりますが、それでも新しい感覚の人が出現したら一瞬で危なくなります。 アニメならこの人というような作曲家がだいぶ前にいましたけど、ドラゴンボールあたりで依頼はぱったり消えたと記憶しています。 事後の話。 アニメ自体があたって、音楽のCDが発売されて売れるようになったらその印税は入ります。これは言ってみればおまけです。 >3.作曲をする時にPCを使うのか 別に自分で作業するんだから何を使おうともかまいません。 どんなソフトを使おうとも自由です。 できたものが相手の満足を生めるなら、どんな楽器をつかおうが自由です。 ただし、作曲が絡むなら、きっちり五線紙に書くということだけはマスト条件です。 武満徹の円形傾斜譜のような前衛表現はその場で却下されます。当たりまえですけど。 仮に尺八を使うのだとしても、五線譜の表現は必要です。 フレーズわけもできないでだらだら音列を書いたりするような人がときどきいますが、こういうのは淘汰されます。 >4.他の仕事(例えばアルバイト等)も一緒にやれるのか 一発勝負でたべていけないから、他の仕事をしていないと飢え死にします。 音楽をしているなら、ピアノ教室をするとか、写譜をするとか、地道なことをしないといけません。 誰、だれ、と実名を挙げて上の話をすればわかりやすいでしょうが、さすがにそれは名誉上支障がありますので、この辺で。
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- eroero4649
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1. 作曲家として認められればということになりますね。実力が認められる人もいるでしょうし、コネで仕事を貰う人もいるでしょう。案外にこういうのはコネがモノをいったりすると思います。 音楽業界や芸能界に知り合いが何人かいますが、そこから想像すると、まず最初にミュージシャンとして何らかの形で世に出て作曲家となり、声優の歌なんかを作曲してアニメ業界とコネができて、その声優の子が出るアニメの曲をやってくれみたいな感じになるんじゃないかなーと思いますよ。菅野よう子さんなんかもそうですが、「アニメの曲しか作れない」じゃダメだと思いますよ。菅野さんは何でも屋で有名ですよね。それは「仕事が選べなかった」というのもあったと思います。 2. 業界事情には疎いですが、スタジオジブリ作品と深夜アニメでは桁が2つ3つ違っても不思議はないと思います。こういうのは平均では語れるものじゃないと思いますよ。全国ロードショーアニメが100万円で深夜アニメが1万円だとして、平均して50万円だといったらそれは正しくはないじゃないですか。 3. これは人それぞれじゃないですかね。今どき曲を作る人でPCを使わない人は皆無だと思いますよ。依頼された曲を音源ファイルで納品することだってよくありますからね。 4. 私の知っている人でもインディーズバンドやりながら地下アイドルに楽曲を提供して、それじゃ金にならないので生活費はバイトで稼いでるって人はいますよ。 音楽やってる人から直接聞いた話なんですが、アニメとアイドルのファンの音楽嗜好ってちょっと特殊で一般人相手にウケる曲じゃウケないんだそうですよ。その代り「いかにもそれっぽくするとやたらウケる」そうです。だからそういうことが分かっている職人さんにならなければならず、つまりそういう人というのは「アニメの曲しか作れない」という人ではないのですよ。そのことを教えてくれた人も基本はロックの人だけれど、クラシックからメタルまで幅広いジャンルの音楽の知識が豊富です。
- FEX2053
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昔はゲーム会社に入ってゲームミュージックから身を立てること が多かったようですが、今はYouTuberかボカロPが一定の評価 を得て照会が入ることが多いようですよ。 最近、飛ぶ鳥を落とす勢いの有名なH氏も、ニコ動出身ですし。