苦労をすると人の痛みが解かる?
よく『苦労をしたら人の痛みが解かる』といいます。
今日も職場の先輩にそう言われました。
最初に同居の義父の世話などの件で話をしていたら、先輩もかつて舅さんの苦労があって
先輩「でも、苦労をしたら、それだけ他人の痛みが解かるというから、悪い経験ではないんじゃない?」
私「・・・・・・(無言)」
というやりとりがあったのです。
私がどうして黙ってしまったかというと、苦労をして人の痛みが解かる場合と、逆に苦労をしたことで、他人の痛みを過小評価してしまう場合がある・・・(それは、先輩自身に当てはまる話)と思ったからです。
後者の意味は、他人の苦労話を聞いた後で
「そんな苦労は大したことない。私はもっと大変な苦労をしてきた。」
「私は同じ様な目に合ったけど、そんなことぐらいで愚痴ったりしなかった」
・・と、やたら自分の経験を基準にして他人を評価する人(先輩も同じく)がいます。
下手に苦労した人より、何も知らずにきた人の方が
「へぇ~!そんな大変なことを経験されたんですか」
と純粋に同情し、心配もしてくれたりします。
苦労をしたら人の痛みが解かる・・・というのはホントだろうか?
ちょっと疑問に感じた次第です。
ちなみに私は亡くなった母の介護を20年近く(内自宅療養10年)経験し、現在同居の義父の世話もしています。
お礼
どうもありがとうございました。