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FMアンテナの垂直スタックについて
FMアンテナを4本用意して約90度方角が違うラジオ局に2本ずつ向けてスタックする場合、上から順に ・A方面アンテナ1 90cm離す ・B方面アンテナ1 90cm離す ・A方面アンテナ2 90cm離す ・B方面アンテナ2 こんな感じに同じ方向向いてるアンテナの間隔は180cmですが、このようにスタックするのは電波的に大丈夫なのでしょうか?
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 何をもって「大丈夫」と判断するか、というのが重要でしょう。 中間に入れ子とする事で、相互に「ジャマな物」が存在し、効率は悪くなる。というのが正解です。 スタックによるメリットが全て残る訳では無い、(一部減ってしまう。)という事です。 理想的には、それぞれ3.6m以上離れた位置に設置ですが、現実的にはなかなか難しい。 そもそも、両方向ともスタックを組む必用が、本当に有るのか?という実用面の不安も存在しますねぇ。 昔、近所の人が12素子のFMアンテナをスタックし、方向転回出来る鉄塔(アマチュア無線等では当時よく見掛けた設備)に取り付けて、北東北の田舎なのに東京のFMを聴こう、という意欲的な人が居ました。 まぁ、結果は、、、(少なくとも、私が中学生の頃に2~3回オーディオルームにおジャマさせて頂きましたが、その時に受信出来た事は無かった。。。) 90°というのがキーポイントで、この状態が相互影響として、悪影響が最も少なく出来る。という配置関係に成ります。 しかし、素子数はワカリマセンが、FMアンテナを4本支える、という構造は土台等にかなり負担に成りますので、頑丈な大型設備を前提としておきませんと、台風等の強風、降雪地域ですと着雪による部分とか、いろいろ安全面への配慮が必用だろう、と思います。 一応「電波的に」は、多少のデメリットは有るが、最小限のデメリットとなるので、充分スタックのメリットも得られるだろう。と考えられます。 (90°という事が重要です、180°なら、メリットよりデメリットの方が遥かに上回ると考えられます。) 八木式アンテナは受信用として今では世界的に広く利用されていますが、元々は送信用のアンテナとして研究した結果で、太平洋戦争では旧日本軍が有用性を無視し(判らんかった??)、アメリカ側は技術論文を深く読み解き、日本の秘密無線通信を傍受するのに大活躍したアンテナだったとも言われます。 送信アンテナだった名残が、前の方の少し短い素子を「導波」、後ろの少し長い素子を「反射」という表現なのです。中心部から出た電波を前に導く、後ろに出さない。という事ですね。 これが、方向をちゃんと合わせると、受信にもとても高性能に働く、と言う事からFMアンテナ、旧テレビのVHFやUHF、今の地デジはUHFをそのまま利用ですが、UHF帯より波長が短く有って来ますと、八木式以外のアンテナ方式にもメリットが出て来るので、実用的にはFM帯の波長(アンテナの大きさ)として実用的範囲の限度とも考えられます。 (まぁ、古くからのアマチュア無線愛好家であれば、もっと波長が長くアンテナサイズがデカイ、という物も利用されている人が世界中にまだまだ存在しますけれどねぇ。) あとは、それぞれのアンテナ受信線、どのように扱うか。。コッチの損失が気になって来たります。
- ebisu2002
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単体のアンテナの形式が不明ですが ブームの長さによっては直行した他のアンテナに干渉することがあります 影響を無くすには反射器後方で突き出すように支持することが必要かもしれません http://www.bekkoame.ne.jp/~tume/ant_pic/tachikawa_2_2.jpg
- mdmp2
- ベストアンサー率55% (438/787)
スタックアンテナはアンテナの間隔が小さいと利得の上昇は小さいです。極端な場合として、間隔がゼロ(物理的にはあり得ませんが)のときは1台のアンテナと同じです。 アンテナ間隔を大きくしていくと次第に利得が大きくなり、指向性が鋭くなります。アンテナの元々の利得が大きいときはスタックの効果が大きく、小さいとスタックの効果が得られません。 資料がありましたので参照してください。 http://www.natec-j.com/accessories/distribution_ex.htm FM 帯は波長が3m と大きいので、多少のスタックの効果が現れる、0.5λ間隔を開けるとすると、1.5m になります。 1.8m 開けるならば、それより多少大きな効果が期待できます。 およそ90°ずれた方向を向けたアンテナがスタックの中間に入り込みますが、90°なら指向性に与える影響は少ないと思います。 つぎにマスプロの資料で、アンテナ利得を比較することができます。 http://www.maspro.co.jp/pdfview/manual_pdf/2984.pdf 5素子のアンテナを2段スタックするより10素子のアンテナの方が利得が高いようです。 アンテナの大きさについては、同じくマスプロの資料をごらんください。 http://www.maspro.co.jp/pdfview/external_pdf/KA-1375.pdf
補足
大変参考になります。ありがとうございます。 因みにFM補完の(90.1MHz~95.0MHz)の受信も視野に入れますので88MHz以上の感度が苦手なFM10は考えておらず、FM8を設置します。