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単元株と株式併合の効果の違いについて

単元株も株式併合も 議決権が少なくなる点など効果が同じようにみえるのですが 会社側としてそれぞれどういった場合に使うのでしょうか。 株券がなくなっているなか、事務面など点は同じような気がするのですが。 どういった場合に たとえば10株を一単元にしたり どういった場合に 株式10株を一株にするのでしょうか。わかりやすく説明していただけると幸いです。

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  • find-out
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回答No.2

東京証券取引所は株の単元数を100株に統一する予定です。今現在は1000株も認めていますが、それまで1株や10株などで売買できた銘柄は、すべて100株に変更されています。 1株や10株なら株式分割すれば済みますが、1000株を100株に変更すると、株主数が単純に10倍になってしまいます。こうなると企業の株主管理コストが膨れ上がったり、1株当たりの配当が少なくなり支払いのためのコストの上昇します。 たとえば1株1円の配当だとすると、1000株持っていれば1000円でしたが、100株になれば100株の株主に100円払うと言う事態になります。 このような現実的でない対応を避けるため、単元を10分の一に変更した時に、株式を併合するのです。 10株を1株に併合すれば、1000株の時と同じ株主数ですし、配当は10倍の10円にすれば100株になってしまった株主でも、1000株の時と同じ1000円を受け取れます。 東証の単元株統一の方針により、1000株から100株に変更した企業は、このように株式併合を同時に行うようになりました。

harada08
質問者

お礼

有難うございました。よくわかりました。

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その他の回答 (1)

  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.1

 単元株というのは、もともと単位株という制度で、単位株という制度は、辞典類には書いてないのですが、私の記憶によると「総会屋」対策だったと思います。  1株だけ持って株主総会に乗り込み、経営陣をたたいて裏でカネを取る。あるいは経営陣の味方をして裏でカネを取る。  取られる側はたまったものではないので、売買を例えば1,000株単位にして高額にし、そうそうアチコチの会社の株を持てない(アチコチの株主総会に出られない)ように画策したのだったと思います。  官僚は、制度改正にはえらそうな理屈をつけていますが、実態はそれ。  (付録的に、株主の把握や株主名簿の調製、総会案内などの作業が減って費用が減るなどのメリットもあった)  で、単元株もその流れなので、同様に、めんどくさい零細株主を経営から排除するため(あわせて作業、費用の節約)の制度だと思っています。  他方、「株式併合」は、経営がうまくいっていないせいで株価が低迷している時に、そんなに危なくないというイメージを持たせたいときにやるようですね。  例えば、株価が1株20円とかになると、経験的に言うと倒産間際なわけです。  益々イメージが悪くなるので、10株を併合して、1株200円にすれば、なにか景気が良さそうに見えるよね、というわけです。  株数が増えるわけではないので、株主が持つ議決権の割合が減って会社経営に対する影響力が減るわけではありませんし、事情が分からない新規さんが「お、20円がいつのまにか200円になっているじゃないか、もっと上がるかも」と言って買いに来る場合もありますし。  素人が株を買う場合、株価は気にしますが、発行済み株式数というのはあまり見ませんからね。

harada08
質問者

お礼

一般には書いていないお話しで大変わかりやすく説得力があり 理解できました。 株式併合の 株価印象の面を理解できましたが、これは 同時に総会屋対策にもなりそうですね。  

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