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「外人」は差別用語?
以前、海外生活の経験がある人(日本人です)の前で、外国人を「外人さん」と使ったことから、その人に『「外人」は差別用語だから使うな』と言われました。 確かに、「外の人」というかんじであまり聞こえが良くないのかなとも思ったりします。 (「外人さん」という使い方もおかしい?) でも辞書にも「外人」=「外国人」と記されていますし、「外国人」が正しい言葉で特に「外人」が差別的な意味はなく、どちらを使おうが決まりはないのか? それ以来、「外人」は極力避け、「外国人」と使うようにしています。 実際の所、どうなんでしょうか?
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こんにちは。 私は日本に韓国人、中国人、ユーゴスラビア人、フランス人の知り合いがいますが、彼らのいずれもが日本で生活していていちばん嫌な言葉、あるい言われて傷ついた言葉の中に必ずと言っていいほど「ガイジン」という言葉が出てきます。 「ガイジンだから…」、「ガイジンさんなのに…」などと言われてしまうと、相手が自分を何か得体の知れない特別なもの、危険なものと考えているように聞こえると言っていました。特に中国や韓国のように漢字文化圏から来た人達には、この「ガイジン」という言葉が一種の差別用語のように聞こえるようです。「外国人」という言葉は文字通り「外国の人」という意味ですが、「外人(ガイジン)」という言葉は取り方によっては、「自分たちの、つまり内側の人間ではない、外の人間」と排他的にも取れますし、韓国の人が言っていたのは「人間の外側のもの(つまり、人間ではない)」とも取れてしまうということでした。考え過ぎだと言ってしまえばそれまでですが。 「ガイジン」という言葉を意識せずに使っている我々日本人には、相手を差別するとか傷つけるつもりはなくても、聞いた人がいい気持ちがしないと言うのであれば、できる限り使わないように努力するべきではないでしょうか。例えそれが本来は差別用語ではないにしても、時代の流れと共に言葉の持つニュアンスや意味は変わってきます。某都知事が以前発言した「三国人問題」にしても、昔は日本人は差別用語だとは意識していませんでしたが、やはりその言葉を聞いて不快に思った人々がいたのです。相手を思いやって言葉を使いたいものです。
お礼
そうですね。 日本人は無意識に「外人」と使っているのがほとんどだと思うのですが、逆の立場で外国人から「外人」と言われたら多分、日本人はいい気はしないはずですよね。 相手はもちろんのこと、第三者も含め、考えて言葉は発するべきだと私も思いました。 無意識のうちに人を傷つけることこそ、残酷なものってないですものね。 自分もつねに意識していきたいと思います。 ありがとうございました。