休職の場合、毎日連絡をする義務はありません。
毎日あなたの生活を監視することになるので、プライバシー的にも問題があります。
そもそも、休職とは労働を免除するという意味もありますから、労働の一部である報告や連絡という「業務」を課すことは出来ません。つまり、毎日15時に課長に連絡を行うこと、とするのは業務にあたると判断されるためこれは不当な要求と判断される可能性があります。
例えば就業規則で「可能な限り、週に一度は病状を上司(あるいは総務の担当者)へ報告・連絡をすること」という規則があるなら、これには出来るだけ従うべきとされます。
現在のあなたの状態を把握するにはあなたやあなたの周囲(つまり家族)からの報告がなければ会社としても心配がることと、会社からあなたへ復帰したときのための会社の状況を伝える責務があるためです。
会社への病状説明という短い「報告」と会社からあなたへの「連絡」(例えば、あさってから○○課長は2週間大阪出張になるよ・・・など)は労働と言うよりも「あなたが復職したときに必要なもの」と見ることが出来るためです。
最終的にはあなたと会社との間でどのような内容で「報告責任」があるのかによります。
事前に病状として「電話での連絡が難しい」と説明しているなら、無理に連絡をする必要はありませんし、無理強いして病状を悪化させることのほうが会社としては損失が大きいのでその期間は報告について免除するのが良いとも考えられます。
行過ぎた報告の要請はパワーハラスメントととられても仕方ないでしょう。あまりに上司がこの件を突いてくるようであれば、その上の上司や人事へ相談するというのが次のステップになります。