本当に生活苦でどうにもならない人が無残に亡くなっていく、ということは正直いって我が国ではほとんどないと思いますよ。意外とこの国のセーフティーネットっていろいろあって、どこかで助けを求めれば、なんとかしてくれることがあります。例えば年越し派遣村が話題になったとき、再就職をしたくても後見人がいないので仕事が決まらない人に対して後見人になることを申し出た自治体とかがありましたよね。
本当に本気で社会復帰しようという人に対しては、案外に救済措置があるんですよ。
時々報道されるケースなんかは大別すると2つに別れる気がします。ひとつは、そういう制度そのものを知らなかったケース。それについては自治体の告知不足というのもあるとは思いますが、そういう人たちが「知ろうとしなかった」という面も大いにあると思います。そういう人たちは社会から孤立していることがほとんどですが、孤立「させられた」のかというと、どちらかというと「自ら社会との関わりを拒否した」といったほうが正しいと思います。寝込んで困っていたら自治体が察知して駆けつけてくれるというのを期待するのは、私は甘えだと思うな。生き残りたいならそこはもっと自ら必死にならないとね。
そしてもうひとつのケースは、本当に自分でどうにかするつもりがあったのか、というものですね。どこだったかで餓死した女性のケースがあって、それまでは親の遺産で生きていたけど親の遺産が尽きたとき、その人が「働く」という選択肢は本人の中ではありえなかっただったのだろうってのがありましたよね。一度自治体に相談に来たことがあったけど、無条件で生活保護がもらえるものではないと知ったら帰っていってそのままだったってね。
でも、「なんとか社会復帰したいんです。ちゃんと働きたいし働ける能力もある。屋根のあるところで生活したい。でも、元手がまったくないのです」という人に対しては、民間の福祉団体も含めて手を差し伸べてくれるところは必ずどこかにありますよ。私は失業したことがありますが、自治体もハローワークも、結構優しいなというのが私のイメージです。職員さんも片目くらいはつむってくれるんですよね。
でもそういう状況に陥っている人のほとんどが「放蕩の挙句」ってのは事実なんですよ。お金を渡すと全部酒代になる、ギャンブルで使っちゃう。そういう人たちばかりだから、行き先を失ってしまうんですよね。
補足
今の国の方針自体国力の低下を招いてますが。 批判するのを辞めて困ってる人がいたら助けるくらいでないと 国として機能しないと思います。もちろん永遠ではなく仕事の求人を見つけたら教えてあげたり し合えばいいかと。今は公共機関も機能してないし。 助けられたから収入が上がったら税金を納めつつ困ってる人がいたら手を差し伸べる。 これが福祉の根幹かと思います。そういう状態になったときに詐欺を行う輩には刑罰を厳しくして やればいい。 今の日本は心が荒んできているからね。