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虫避けになるミントの種類
毎年蚊やらダニやらに刺されるので、何か虫避けになる植物を探しています。ゼラニウムやニームもいいなぁと思ったのですが、もしミントで虫避けになる種類のものがあれば…と思い質問させていただきました。(理由は管理が比較的簡単そう、虫避け以外にも葉を利用できそう)
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どうも誤解がある様ですが、虫を寄せ付けないと言われているハーブの多くには「生やしたままでの効果」はあまり期待ができない物が多いです・・・。それらは加工して成分が濃縮された製品が害虫に効果的に効くと言う事で生えている物の香りの程度では虫が葉に止まるくらい弱い物です。生きている物まで効くと思われているのは日本の花卉業者がこれらの植物を売らんが為に効果を過大に吹聴し宣伝しているにすぎません・・・。 特にニームは鉢植えではほとんど効果は望めませんし、「人体に害になる昆虫には効き目がありません」。あれは、成木から採取したエキスを濃縮させた時の成分が「植物を食べる昆虫に効き目がある」だけです。エキスを濃縮してあるニームオイルやニームケーキと言う製品が植物の害虫予防にのみ使えますが、日本で個人が栽培している程度の木からはエキスを採るにしても量が圧倒的に足りないですし、濃縮作業も出来ないです・・・。 ミントやゼラニウムにしても、採取した油分を蒸留して得られた精油であれば虫除けに使えますが、個人で栽培し生やしている程度の香りでは、葉の表面を強く刺激し細胞を傷つけた時に多く香り成分が放出されるので常に体にその葉を擦り続けるでもしないかぎりあまり多くの香りは立たず、空気中に蒸散する程度の量では、人の血液を吸う害虫への効果はほとんど望めません・・・。野菜の害虫になら効きますので、野菜の間に鉢植えを置くと(蔓延るので根を逃げさせない事)香りを感じた蝶などは止まれず上空をしばらくウロウロした後に諦めて飛んでいきますが・・・。 ミントの場合は生の葉を数枚指で潰し良く揉んで汁を絞って、それを肌や衣服に擦り付ける事でほんの10分程度なら防虫が出来ますが、其れだと葉の色が肌や衣服に付き、見た目が汚かったり衣服のシミになったりします・・・。 防虫目的で植物の香りを利用するのでしたら生きている物を使おうとせず、最初から精油などの加工し濃縮されている物を使った方が効果が抜群で確実です。 私は薄荷精油を愛用しています。ペパーミントのエッセンシャルオイルも同様に使えますが、ルームフレグランス用などの安価な物は人工的に作られた香りだったり害虫に効かない種類のミントを使っていることも多いので、必ずハーブ専門店などで扱っている天然材料から蒸留された物と確かめてお買いください。薄荷精油の方は薬局で「ハッカ油」としても購入できますが量が多いので個人では使い切るのが難しいでしょう。インターネットで調べると「ハッカスプレー」や小瓶に入れられた物がネット通販でも購入できます。 使用方法は、作業中に着る衣服(シミになっても平気な服装の、襟の首の後ろあたりや服の裾など手や顔から遠い所にスプレーだと2~3回、精油なら1滴で充分です。肌には直接つけないでください。また、首回りや袖などにつけると誤って顔に精油が付くことがあり、それが口・鼻・目の粘膜に着くと刺激が強すぎてひりついたり涙や鼻水が止まらなくなったりするのでご注意ください。 薄荷精油やペパーミントのエッセンシャルオイルは大量の材料からほんのちょっとしか採れません。大きな牧草ロールくらいの量からほんの数cc程度です。薄荷水なら工夫次第で個人でも作れますが含まれる香りはすぐに蒸散してしまうし水が腐りやすいので保存は難しいです。小型蒸留器というのも一応ありますが個人で買うにはとても高価なものです・・・。 和種薄荷かペパーミントを大量に栽培し、蕾が咲く直前に収穫し葉だけをアルコール(ウォッカや無水エタノールなど)に浸けてエキスを浸出させる方法もありますが、これは使う時に扱いが難しいです・・・。 出来上がると液体に色が出るので肌や衣服に使うと汚れますし、アルコールは蒸散が早く皮膚の油分も奪うので肌荒れなどの恐れがあり、今回の目的に使うにはあまりお勧めはできません・・・。部屋にスプレーするにしてもアルコールやエタノールのアルコール分を空気中にまくので、部屋の中にまけば人によってはすぐに酔っぱらってしまいます・・・。アルコールで作った製品は少量を水で薄めてルームフレグランス程度に使うべきですが、もちろん薄めてしまうと香りは感じても虫への効き目は望めなくなります。 ちなみに、ミントの中で血を吸う昆虫が嫌う種類はペパーミント・和種薄荷・オーデコロンミント・ペニーロイヤルですが、オーデコロンミントは精油の香りが本当に香水の様でしかも抽出したり蒸留した香りはあまりに強すぎて使うには不向き、ペニーロイヤルの使用は乾燥した葉の状態で犬の首輪に詰めての使用でノミ・ダニよけと、植えてアリ除けに使える程度です。それと、アレルギー体質の方だとミントアレルギーの方もいますので、ご本人や周りの方の気分が悪くなったり体調がすぐれなくなったらすぐに使用は止めて病院(もしあればアレルギー科)を受診して下さい。喘息持ちの方だと咳が止まらなくなったりする人もいます。 虫の嫌う香りのする植物は、他にユーカリやラベンダーなどがありこれらの精油も使えます。ただ、ラベンダーの精油は安物だと質が悪い種類を使ってあって気分が悪くなる人もいますから(市販品のラベンダーの香りはほとんどこちら)、必ず真正ラベンダーの香りの方と確かめてからお使いください。 結局、生きている植物の状態で効果が期待できるものはほぼ無いに等しいので、もし栽培しても食用に使ったり程度に留めておくのが良いです。 屋外で血を吸う昆虫の害を防ぐには、ブレスレット型の製品でユーカリ精油などを練り込んで染み込ませ、1~2か月効果が持続する製品がホームセンターなどでも売っています。それを手首に着けたり足首に嵌めたりでしっかりと予防できますので、そちらの方をお試しになってみてはいかがでしょうか。
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ドラッグストアに 売ってるハッカ油でも 大丈夫だと思いますよ。 濃厚なので水で薄めてスプレー すれば寒いくらいスースーします。 他にも、消臭や 暑いときにお風呂に何滴か垂らしたり、 一本あると便利です。 450円くらいでした。
お礼
回答ありがとうございます。 ハッカ油ですか( ´∀`) 試してみます!
お礼
たくさん教えてくださり、ありがとうございます。 そうでしたか…生きたままで忌避性能を発揮する植物はないのですね…。ずっと葉っぱいじくって香りを出すわけにもいかないので、別の回答者様もおすすめのハッカ油を試してみます。 ただ、他の野菜にとっての害虫にも頭に来てるので、お試しで据え置いてみようかと思っています。 本当にありがとうございました。